ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-01

[米ドル円]ウイルス感染とFOMC

(米ドル円日足)


俄かに広がった新型ウイルス感染によるリスクオフの動きが予想以上にドル円の下押し圧力となった。
感染拡大への懸念が広がる中で先週末ドル円は109円付近まで下落した。一方ユーロやポンド安がドルを押し上げたもののクロス円も全面安となったことでドル円は上値の重い展開が続く。
今週も感染の不安が燻る中でFOMC会合が開かれる。市場のセンチメントが悲観に傾いているだけにハト派的な内容となればドル円の一段の下押し圧力となりそうだ。
ただ、これまでSARSやMERSの時は最終的にドル円は上昇しており、買いのチャンスとみることもできる。

今週のドル円予想レンジ:110円20銭~108円70銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]BOE会合利下げ期待後退

(ポンド米ドル日足)


金融当局者による利下げ発言が相次いだことでBOE利下げ期待が高まっていた。
しかし、英国産業連盟が11月から1月の製造業の改善を報じ、先週末に発表された1月PMIが製造業、サービスともに予想を上回る好結果となったことで利下げ期待が後退。今週のBOE政策会合では現行の政策を維持すると予想されている。
市場では依然として利下げ期待が残る中で、もし据え置きとなればポンド買いに反応するとみる。
反対に利下げを実施するようなら一時的なポンド売りがあってもすぐに買い戻される可能性が高い。
ポンドドルは1.32ミドルを天井に1.29ドルの底値として三角保ち合いが収束している。どちらかに放れたとしても昨年末の1.35から1.29ドルのレンジから抜け出すにはエネルギー不足とみている。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3210~1.2910(BB下限、38.2%)

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[豪ドル米ドル]ウイルス感染による中国経済への悪影響

(豪ドル米ドル日足)

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中国国内での感染患者や死亡者数が拡大していることから政府が交通機関の封鎖や渡航制限を行っている。春節で個人消費が高まるときだけに経済への悪影響が懸念される。中国への依存度が高い豪ドルにとってもネガティブ材料となり先週は豪ドル売りが強まった。
今週も更に経済への悪化懸念が広がる可能性が高く豪ドルは一段の下値を試す展開が予想される。
ただ、この影響は限定的との見方が示されるようなら急速に買い戻しが入る可能性が高い。
いずれにしても目先は豪ドルの下値リスクは継続するとみる。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.6860~0.6760(76.4%)

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[全般]感染拡大でリスクオフ継続

中国でのコロナウイルスの感染患者数や死亡者が増え、米国内でも3人が確認された。中国経済への悪影響や世界的な拡大懸念が広がり円が全面高となった。今週もリスクオフの動きが引き続き懸念されるものの、市場は大分織り込み始めている。
先週末の東京市場では中国が春節で1週間休場となる中で香港ハンセン指数が落ち着いた動きを見せた。日経平均株価も小幅ながら反発したことでドル円クロス円ともに底堅い動きを見せた。
欧州市場ではユーロやポンドが下落してスタート。この日発表されたユーロ圏や英国の製造業PMIが予想を上回ったことで買われたもののすぐに売りに押されるなど、上値の重さが確認された格好だ。
NY市場では米国1月製造業PMIが予想を下回ったことでドルが下落。
また、中国でのコロナウイルス感染患者数が830人、死亡者が32人に増えるなど感染が拡大。春節での個人消費の落ち込みなど中国経済に悪影響を及ぼすとの懸念が広がった。
また、米国内でも3人目の感染者が確認されるなど依然として感染への不安がリスクオフの円高や株安を招いている。
今週も感染への不安が継続されるとみられるが、この種の不安はそれ程長くは続かない。既に大分織り込み始めていることからどこかで反転する可能性が高いとみている。
今週は注目のFOMC会合やBOE政策会合が開かれる。
FOMC会合ではこれまでの金融政策を維持すると予想されるが、ウイルス感染による経済への影響を考慮すればハト派的な内容となる。ただ、米中協議の第一弾合意が署名されたことから過度で悲観的な見方が後退。メンバーの中でタカ派的な意見が増える可能性もあり、そうなればドル買いの動きが強まりかねない。いずれにしてもウイルス感染の影響が一方で株価下押し圧力となり円高の動きが強まることからドル円は狭いレンジ内での動きになりそうだ。
コロナウイルス感染の影響を除けば市場はリスクオンの動きが広がっていた。
市場の悲観的なセンチメントはすぐには変わらないが、その兆しが見えてくる時が買い戻しのタイミングとみる。

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[米ドル円]新型ウイルス感染懸念再び拡大

(米ドル円日足)


一旦は収まるかと思われた新型肺炎感染だが感染者が各地に拡大しているとの報道で再び懸念が拡大。香港や上海、そして日本の株価が下落に転じるとドル円は109円ミドルまで売られた。
NY市場でも株価が下落して始まるとリスク回避の円買いが強まりドル円は109円27銭まで下落した。
しかし、その後WHOが緊急事態宣言は時期尚早との判断を下したことを好感。
109円ミドル付近まで押し戻されて引けている。
過度な警戒感が広がる一方でムニューシン財務長官は中間層への大規模減税の検討に入ったとの報道で株価も回復。
目先リスク回避の動きはまだ続くものの、市場は大分織り込み始めており最終的にドル円は110円台を回復するとみる。

ドル円予想レンジ:110円10銭~109円00銭(50%)

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[ユーロ米ドル]ECBハト派姿勢

(ユーロ米ドル日足)


昨日開かれたECB理事会では政策金利0%は予想通り据え置かれ、市場への影響は限定的となった。
その後ラガルド総裁の記者会見では「基調インフレに緩やかな上昇の兆しがある」との発言でユーロ買いに反応。しかしその後「成長見通しのリスクは依然として下向き」「非常に緩和的な政策が長期に渡り必要」との発言でユーロは下落に転じた。
インフレが回復せず今後はインフレ目標や政策の副作用などを検討し年内に結論を出すとした。
ユーロはこれを受け強いサポートとみられた1.10後半を下抜け1.1037まで下落。
しかし、年末まで結論が出ないということはそれまで政策を維持するということでありその間は寧ろ安定する可能性が高い。
ユーロの下げも最終段階に近づいたとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1070~ 1.1010(61.8%)

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[豪ドル米ドル]中国景気減速懸念と堅調な雇用

(豪ドル米ドル日足)


昨日東京時間に発表された豪州12月雇用統計では新規雇用者数が2.89万人と予想の1.5万人を上回った。また、失業率も5.1%と予想の5.2%を下回る好調な結果を示した。
これを受け豪ドルは0.6835から一気に0.6875まで上昇した。
しかし、中国発の新型ウイルス感染の拡大が中国景気減速を拡大するとの見方などから香港や中国株式市場は下落に転じた。NY市場でもウイルス感染が拡大していることからリスク回避の動きが先行。
原油価格など資源価格が下落幅を拡大したこともあり豪ドルは結局上昇前のレベルまで押し戻された。
市場は過剰に反応したものは必ずその反動がくるものであり、警戒感が後退すれば寧ろ豪ドルの買いチャンスとなる。
下値目途はフィボナッチ61.8%戻しとなる0.6810付近で、このレベルは12月12日の反発に転じる時の安値と重なる。

予想レンジ:0.6870~0.6810(61.8%)

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[全般]新型肺炎懸念再び拡大

新型肺炎の感染力が弱いとの報告で一旦は懸念が縮小したかと思えたが中国だけではなく他国での感染が拡大していることから再び懸念が高まった。
中国湖北省武漢市では交通機関を停止するなどの対策が打ち出されたものの感染者はほかの地域にも拡大。再び感染者が拡大するとの懸念が広がり香港ハンセン指数や上海総合指数も下落に転じた。ドル円も前日の安値を下回り109円ミドル付近まで下落した。
欧州市場ではECB理事会が開かれ予想通り政策金利は据え置かれたが市場への影響は限定的となった。
しかし、その後ラガルド総裁が「非常に緩和的な政策が長期に渡り必要」など、全般にハト派的な内容の発言を受けユーロが下落幅を拡大。
NY市場では新型肺炎が更に拡大していることを受け株価が下落して始まったこともありリスク回避からドル円クロス円全般に売りが強まった。
しかし、WHOが「緊急事態宣言」を見送ったことで一先ず安心感が広がるとドル円クロス円ともに買い戻しが入った。
感染の拡大で減速する中国経済がさらに悪化するとの見方や、春節による海外旅行者が抑えられることなども懸念されている。
しかし、過去、SARSやMERSの時は寧ろドル円は上昇する動きも見せている。その時の状況に違いはあるものの、短期間でリスクが収束するようなら寧ろ株や為替の反発が予想される。
感染の拡大がどこまで広がるのかを見極めるまでリスクオフの動きが燻るものの、買いのチャンスも近づいている。

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