ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-11

[全般] 火付け役はドル円

東京市場でじりじりとドル売りが進行し欧州時間に入るとドル円が前回の安値88円を抜けて、その近辺にあったロスカットオーダーを巻き込んで一気に87円ミドルまで下落。ドルはその時点では対ユーロやポンドではクロス円の売りに押されてそれ程下落は見られなかったが、その後はドルが全面安の展開となった。感謝祭の前の薄い市場のなかで梯子が無理やり外された感じだ。前日のFOMC議事録で秩序だったドル安は容認するものと市場は受け止めたことで、ドル売りに対するリスク懸念が薄らいだためとみられる。米国新規失業保険申請件数が昨年9月以来の少ない数値となったことや、新築住宅販売件数も好結果となったこともドル売りに拍車をかけた。何を言ってもドル円が既に87円台に下落した時点で勝負がついていたと言えそうだ。この薄商いのなかで完全に梯子を外された格好となったことで休み明けまでは戻しは難しそうだ。

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[米ドル円] 堰を切った

(米ドル円月足)


(米ドル円週足)

USDJPY1126_syuashi.jpg

88円の第一次難関を突破し、第2次難関である87円を抜けるかがポイントだろう。既に下値サポートの心理的な壁も壊されておりもう一段の下落も止むなしといったところ。87円のサポートもそれ程大きな壁にはならない可能性が高い。抜ければ95年に付けた最安値が意識され始め87円75銭から50銭付近までの下落もあり得るが、反対に抜けずに戻されるようであれば88円20銭付近まで押し上げられても全く不自然ではない。ユーロドルなどの動きを見ながらの展開と見る。

米ドル円予想レンジ86円50銭〜88円25銭

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[ユーロ米ドル] 高値を更新したことで

(ユーロ米ドル週足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD1126_hiashi.jpg

11.5060ドルの今年の高値を難無く超えたことで、スイッチが入ったとみて良いだろう。感謝祭を前に鬼の居ぬ間に付けてしまった観もあるが、いずれにしてもこれで次の目標値まで行かないと収まりがつかないというところだ。その次のターゲットだが1、6ドルという大きな山を目指すというのは時期尚早とみるが、1.53ドル付近が一つの目安と見る。この薄商いの時は一方向に動きやすく、売りは利食いだけになるだろう。反対に売り材料が出ると売り一色にもなりかねないが、市場のセンチメントは上を見ているだけに売り材料を無視する可能性が高い。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.5300〜1.5080

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[豪ドル円] ドル円の下落が止まれば

(豪ドル円時間足)


ドル円の下落が豪ドル円の上値を抑えてしまったがドル円の下落スピードが上回れば上昇も始まるだろう。市場参加者が少ないこともありユーロやポンドに集中した動きが目立ち豪ドルまで目がいかないという状態に見えた。ドル円の動きが落ち着けばそろそろ出遅れ感のある豪ドルに買いが向かうとみている。時間足の上値抵抗線の81円70銭付近を抜ければ前回の高値82円50銭を目指すとみる。

予想レンジ:82円50銭〜81円00銭

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[全般] 強弱入り混ざる経済

米国第3四半期GDP改定値は2.8%増と速報値3.5%増よりも大きく下方修正されたものの、予想とほぼ変わらなかった。一方で2.9%(予想3.2%)の個人消費やGDP価格指数、コアPCEなどは予想を上回る下方修正幅となった。また、9月S&Pケースシラー住宅価格指数は前年同月比で9.36%低下したが予想は上回った。その後公開されたFOMCでは低金利政策の長期化を確認したことから、景気見通しが上方修正された。それぞれ重要な指標ではあるが、結果的に市場は指標そのもので動くというよりもポジション調整などが中心の動きが目立った。
NYダウは下落に転じたものの、為替市場では結果的に前日の値幅を修正した格好となり、感謝祭前の薄商いの中でのもみ合いの域を脱していない。今日は感謝祭前日ということで、新たなポジション作りはなさそうだが、短期の投機的な動きは所々で見られそうだ。

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[米ドル円] 88円50銭を下回ったものの

(米ドル円時間足)


米国第3四半期GDPが予想と同じく2.8%増となったものの、速報値を下方修正したことから88円50銭付近にあったロスカットを巻き込み88円38銭まで下落した。ただ、予想よりも下値が浅かったという印象が強い。このレベルは10月9日に付けた安値88円37銭とほぼ同じということから買いが並んでいたと思われる。明日は感謝祭ということであまり突っ込んではいけなかったとみられるが、結局このマーケットの薄い時に下値を抜けきれないとそろそろ流れが変わるのか休み明けが重要な場面になりそうだ。
今日はさすがに動きが鈍くなりそうだが、逆に大きく仕掛けるには都合が良いとみる所がでるのか。

米ドル円予想レンジ89円05銭〜88円40銭

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[ポンド米ドル] 値動きが収束

(ポンド米ドル30分足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD1125_hiashi.jpg

BOEキング総裁は英議会で「我々は回復が間もなく本格化する兆候に勇気付けられている。」と英国経済がリセッションから景気回復しつつあるとの認識を示したことで、堅調な地合いとなったものの、その後は徐々に値動きは収束し始めた。日足でみると1.7ドルを上限に徐々に上値が重くなり始めており、50%戻しの1.63ドル付近までの戻しも視野に入るが、今日は動き難い展開と見る。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6650〜1.6500

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[カナダドル円] 原油価格の下落で

(カナダドル円時間足)


(カナダドル円日足)

CADJPY1125_hiashi.jpg

昨日の世界的な株価下落から原油価格も76ドル付近まで下落し、カナダ円の売りが強まっている。ただ、大きな流れの中では依然として資源国通貨のカナダは買い意欲が強いと見る。日足では波動の山が徐々に高値を下げてきているものの上昇トレンドラインに乗っているのが見える。今日は休み前ということで昨日のレンジ内での動きを予想する。

カナダ円予想レンジ:84円〜83円40銭

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