ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-10

[米ドル円]リスク回避による円高も限定的

(米ドル円日足)


前日に発表された為替報告書で中国が為替操作国として認定されなかったことやFOMC議事要旨でドル買いが進むなどドル円はしっかりとした動きで始まった。しかし、中国の李克強首相が強い景気下押し圧力を認めたことから上海総合指数が大きく下落したがドル円への影響は限定的となった。
しかし、欧州からNY市場にかけてユーロやポンドが下落。
NY市場では株式市場が三指数ともに下落幅を拡大するなどリスク回避の動きが強まるとドル円は112円を割り込みこの日の安値となる111円95銭まで下落した。
しかし、これだけ世界的な同時株安にも係わらずドル円の下げ幅は70銭程度で収まっている。それだけドル円の動きは鈍いということだ。
ボリンジャーバンドの上中下が横ばいに推移している。
下限となる111円ミドルから上限の位置する113円のレンジ相場が目先継続するとみる。

ドル円予想レンジ:112円70銭(38.2%)~111円70銭

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[ユーロ米ドル]イタリア懸念によるユーロ売りも限定的

(ユーロ米ドル日足)


EU首脳会議が閉幕。その中でドラギ総裁は名指しは避けたものの大規模な歳出と減税措置が盛り込まれたイタリア予算案に関して批判。EUは正式にイタリアに対して財政規律に違反するとして警告する方針を固めるなどイタリア懸念が強まった。
ユーロは1.15前半から下落が始まりNY市場で1.14ミドル付近まで下落。ほぼ安値圏での引けとなった。
イタリア予算案への懸念は強まる一方でドラギ総裁はユーロ圏見通しは前向きと発言。
イタリアに対する圧力をかけているものの市場は最終的に妥結するとの見方が根強い。
サウジの地政学的リスクや中国景気の減速などで市場は悪材料に反応しやすくなっている。
イタリア懸念によるユーロ売り圧力はそろそろ最終段階に近づいているとみる。
目先は10月9日に付けた安値1.1432を下抜きボリンジャーバンドの下限となる1.1390付近を試す展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.1510~ 1.1390(BB下限)

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[カナダドル円]上昇トレンド継続

(カナダドル円日足)

CAD_JPY_20181019_hiashi.jpg

原油価格の下落によるカナダドルの下落と同時にリスク回避の円高が重なりカナダドル円は86円ミドルから85円ミドルまで大きく下落した。
目先はまだ売り圧力は継続するとみるが長期の上昇トレンドの流れを変えるものではない。
原油価格は週間在庫の大幅積み増しが下落要因となったがこの動きも短期で終了するとみる。
ただ、目先は市場のリスク回避の動きが強まる中で悪材料に反応しやすくなっている。
今日のNY時間に発表されるカナダのCPIや小売売上などが予想を下回るようならカナダドル売りが一段強まる可能性が高い。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限となる85円10銭、フィボナッチ50%戻しの84円90銭付近が強いサポート。

カナダドル円予想レンジ:86円10銭~85円10銭(BB下限)

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[全般]同時株安でリスクオフ加速

米長期金利が上昇する中で中国景気減速懸念、ブレグジット懸念、イタリア不安、そして地政学的リスクの高まりなどで世界同時株安となり円が全面高となった。
昨日の東京市場では前日の米長期金利上昇や中国が為替操作国に認定されなかったことを好感。ドル円は底堅い動きで始まった。しかし、後場に入り上海総合指数が下落幅を拡大したことで上値が抑えられた。
欧州市場ではEU首脳会議が最終日となりブレグジットやイタリア予算案に対して期待感が広がりユーロやポンドは底堅い動きで始まった。しかし、その後ブレグジットに関して意見はまとまらず合意無き離脱への可能性が高まるとポンドは下落。
また、大規模な歳出と減税措置が盛り込まれたイタリア予算案に関してEUが圧力をかけるなどイタリア不安が拡大しユーロも下落。
更に、ムニューシン財務長官がサウジでの経済フォーラムへの出席を取りやめたことで地政学的リスクが高まった。
これらによりNY株式市場は三指数ともに急落。NYダウは一時470ドル余り下落したことで欧州株式市場も軒並み下落。結果的に世界同時株安が進む中でドル円クロス円ともに下落。円全面高となった。
ブレグジットに関しては期限ぎりぎりまで混迷が続くと思われ、イタリア問題もEUの圧力は続くだろう。サウジ問題も今後のトランプ大統領の対応に注目される。
これらの問題は最終的に落とし場所を見つけて解決される可能性が高いが、それまではリスク回避の動きが進みやすい地合いは続く。
神経質な展開が予想されるが週末ということもあり過度な動きに対してはその反動が予想される。
昨日のリスク回避のきっかけとなった中国株式市場だが今日発表の中国GDPの結果に伴う上海総合指数の動きには注意が必要だ。
リスクの後はチャンス、チャンスの後はリスクといった上下に振れやすい状況は暫く続きそうだ。

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[米ドル円]中国為替操作国回避でリスクオン

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は株価の上昇を受け112円42銭まで上昇。底堅い動きが続いた。その後ユーロやポンドなどのクロス円が下落して始まるとドル円も112円15銭まで押し戻された。
NY市場が始まり前日反発して引けたNYダウが下落して始まるとドル円は112円付近まで下落。ダウは一時310ドル超と大きく下落したがその後は急速に回復したことでドル円も反発。FOMC議事要旨で利上げに前向きな内容が示されたことからドルが全面高となりドル円も112円55銭まで上昇した。
NY市場の引けた後には為替報告書が発表され「主要貿易相手国に為替操作はなかった」との内容となった。
懸念された中国が為替操作国にあたらなかったことから円安の流れが今後強まるとみている。
フィボナッチ50%戻しの113円10銭が目先のレジスタンスだが株式市場が堅調な地合いとなれば61.8%戻しの113円40銭も視野に入る。

ドル円予想レンジ:113円10銭(50%)~112円30銭

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[ユーロ米ドル]イタリア予算案問題とドル高

(ユーロ米ドル日足)


東京市場で比較的落ち着いた動きが続いたユーロだが欧州市場に入り下落に転じた。
イタリア政府高官が「19年度イタリア予算案がEUに拒否され、格付け会社が同国の格付けを引き下げる可能性がある」との認識を示したことでイタリア不安が再燃。また、ブレグジット協議が難航していることも嫌気されユーロの下押し圧力となった。
また、この日公開されたFOMC議事要旨で数人のメンバーが長期的な水準を上回るまで利上げが必要と判断しドル金利が上昇。ドル高が進んだことでユーロは1.15ドル付近まで下落して引けている。
結局ボリンジャーバンドの上限となる1.16付近で上値が抑えられユーロ売りが再開。10月8日に付けた安値1.1432を再度試す展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.1550~ 1.1420(BB下限)

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[トルコリラ円]牧師解放で政治リスク後退

(トルコリラ円日足)


先日トルコに監禁されていた米国牧師が解放されリラは反発。8月に牧師解放を巡り米国との関係が悪化して始まったリラの下落だけに今回の開放で政治リスクが一気に後退。また、トルコのサウジ領事館で起きた殺害疑惑でもトルコと米国の関係改善が見込まれる。
トルコ円はボリンジャーバンドの上限に沿って上昇。バンドウォークの始まりとみる。
まだ、完全に不安感が払しょくされたわけではないものの売られ過ぎたリラの上昇余地は大きい。
上値目途としては61.8%戻しとなる20円90銭付近。

トルコリラ円予想レンジ:20円90銭~19円90銭

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[全般]FOMC議事要旨と為替報告書でドル円上昇

イタリア財政赤字問題、ブレグジットへの懸念など不安が高まりユーロやポンドが下落する一方で米国利上げ期待の高まりでドルが上昇。また、為替報告書では中国が操作国に指定されなかったことから円安の動きが高まるなどドル円は底堅い動きが続く。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が大きく反発した動きを継いで日経平均株価や上海総合指数も上昇。リスクオンの動きが広がりドル円も比較的底堅い動きが続いた。
ただ、欧州市場ではイタリア予算案がEUに拒否され格付けが引き下げられる可能性が示されユーロが下落。また、ブレグジット協議では合意無き離脱への懸念が広がりポンドも下落しドルは全般に上昇。一方、クロス円の売りも強まりドル円は綱引き状態となった。
NY市場では住宅着工や建設許可件数が予想を大きく下回ったがハリケーンの影響もあり市場への影響は限定的となった。
一方、前日上昇を見せた米国株価が三指数ともに大きく下落して始まるとドル円は一時112円付近まで押し戻された。
しかし、その後株価が急速に回復に向かったことでドル円も再び上昇するなど株式市場の動向に振られやすい状況が続いた。
その後FOMC議事要旨が公開されるとドルは一斉に上昇に転じた。「数人のメンバーが長期的な水準を上回るまで利上げが必要と判断」「経済活動の拡大が続けば追加利上げが適切になる」など、今後も利上げ継続との見方が広がったためだ。
これを受け動きが見られなかった米長期金利は再び上昇に転じるなどドル買いの動きを加速させた。
また、NY市場が引けた後に為替報告書で「中国を為替操作国と認定せず」「主要貿易国に為替操作はなかった」と発表され市場に安心感が広がっている。
NY市場が引けた後だけに市場の影響は今のところ限られている。
ただ、これまでドル円の上値を抑える要因でもあっただけにドル円クロス円全般に買い安心感が広がるだろう。
ブレグジットやイタリア問題などは燻るものの強い米国経済を背景としたドル高は今後も継続するとみる。

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登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
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