ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-06

[米ドル円]世界的な株価下落でリスクオフの円高

(米ドル円日足)


東京市場で日経平均株価上昇によりリスクオンの円売りが強まる中でドル円は110円76銭まで上昇。しかし、今月15日に付けた高値110円90銭には届かずに失速。
欧州市場では日経平均先物や米長期金利の低下などから上値が抑えられた。
NY時間に発表された米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ったことからドルが全面安。ドル円は110円を割り込み109円84銭まで売り込まれた。
このレベルはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ38.2%戻しのレベルということもあり一先ず下げ止まった。
貿易摩擦が実体経済に影響を及ぼし始めているとの見方が広がる中でドル円は一段の下値を探る展開が予想される。
ただ、ドルも全般に買われやすい地合いでありドル高円高の綱引きとなるため下値も限定的とみる。

ドル円予想レンジ:110円60銭~109円50銭(50.0%)

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[ポンド米ドル]利上げ期待の高まりからポンド買い

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間に開かれたBOE政策会合で政策金利0.50%の据え置きが予想通り決定。しかし、利上げを支持するメンバーが3人で前回の2人から増えた。
また、前回までは「政策金利が2.0%まで保有資産を減少させない」としたのが、「政策金利が1.5%に達するまで保有資産を減少させない」と金利水準を引き下げたことで市場は利上げが近いとの見方が広がった。
これを受けポンドドルは1.31ドル付近から1.32ドル付近まで上昇。その後発表された米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が大きく予想を下回ったことからドルが全面安。
ポンドドルは一段の買いが入り1.3270ドルまで上昇しそのまま高値圏での引けとなった。
市場には利上げ期待は殆どなかったことや、ブレグジット懸念や英メイ首相の吸引力低下などから売られ過ぎたポンドの買い戻しが入りやすくなっている。
中期的な下落トレンドは変わらないとみるが、目先は一段の買い戻しが入るだろう。
ボリンジャーバンドの中心線の位置する1.3320ドルからフィボナッチ61.8%戻しの1.3330ドル付近が次の上値目途となる。

ポンドドル予想レンジ: 1.3330(61.8%)~1.3210

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[米ドルカナダドル]OPEC総会とカナダ経済指標

(米ドルカナダドル週足)


NAFTA再交渉が難航する中で原油価格も下落するなどカナダドルにとってはネガティブ材料が重なり売りが止まらない。
本日は注目のOPEC総会が開かれるが減産規模の縮小が見込まれておりWTI原油先物も65ドル台に低下するなど上値の重い展開が続いている。
昨日はサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が今年後半は160万から180万バレル不足が見込まれるとし日量100万バレル増産すべきと発言。
既に増産が見込まれておりOPEC総会で増産が決まったとしても既に織り込み済みから原油価格の下落は限定的とみる。
今日のNY時間に発表されるカナダの4月小売売上高や5月消費者物価指数は前月から改善が見込まれておりカナダドルの買い戻しのきっかけになるか注目される。
いずれにしてもカナダドルはここにきて売られ過ぎており、天井が確認されるようならドルカナダの売りを出してみたい。

ドルカナダドル予想レンジ:1.3370(50.0%)~1.3260

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[全般]貿易摩擦、実体経済への影響懸念

貿易摩擦の拡大が実体経済に影響を及ぼすとの懸念が高まり世界的な株価下落の勢いが強まりドルの上昇も抑えられた。
昨日の東京市場では日経平均株価が大きく上昇したことでドル円は底堅い動きが続き、110円後半まで上昇。しかし、欧州市場に入ると米長期金利や日経平均先物が下落して始まるとドル円も失速。
イタリアの上院財務委員長にユーロ懐疑派のアルベルト・バニャイ議員が指名されるとの報道でユーロが対ドル対円で下落に転じた。また、独自動車大手ダイムラー社が貿易摩擦を背景に業績見通しを引き下げたことから株価全般に売りが強まった。
一方、ロンドン時間に開かれたBOE政策会合では利上げに前向きな内容となったことからポンドが上昇。ポンド円が上昇したことでクロス円も全般に買いが進んだ。
その後発表された米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が19.9と予想の29.0を大きく下回ったことからそれまで堅調な地合いで進んだドルが一気に下落に転じた。
また、NYダウも8日続落となる中でナスダックやS&Pも下落に転じるなど世界的同時株安となった。
貿易摩擦が激化する中で実際に独自動車大手ダイムラー社の業績見通しの引き下げが懸念されると同時に米製造業景気指数の悪化が重なり実体経済への懸念が広がった。
昨日は中国商務省が「米国が新たな関税リストを公表するなら中国は質と量の手段で対応する」と発表するなど報復合戦が泥沼化するリスクが高まる。
この動きに歯止めがみられないようならリスクオフの動きからドル円やクロス円の上値も抑えられる。
ただ、NY株式市場では貿易摩擦により買われる銘柄も見られることから下落にもいずれ歯止めが掛かるとの見方もある。
今日は週末ということから株価やドルの買い戻しの動きが入りやすく、過度に悲観的な見方には注意したい。

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[米ドル円]円安継続111円意識

(米ドル円日足)


前日大幅下落となった日経平均株価がこの日は反発に転じたことでドル円は110円台を回復。NY市場でもNYダウは小幅下落したもののナスダックやS&Pが上昇に転じたことから貿易戦争への懸念は燻るものの市場の過度な動揺が後退。パウエルFRB議長が改めて利上げに前向きな姿勢を示したことで米長期金利も上昇しドル円の下支えとなっている。
フィボナッチ38.2%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置する109円80銭付近の底の堅さが確認された。
一先ず6月15日に付けた高値110円90銭からボリンジャーバンドの上限となる111円付近を試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:111円00銭(BB上限)~110円00銭

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[ポンド米ドル]BOE政策会合とEU離脱への不透明感

(ポンド米ドル日足)


下落が続いたポンドが昨日は本日開かれるBOE政策会合を控え下げ止まり感を示した。
英メイ首相が反対票を投じるように呼びかけていたEU離脱法案の修正案を英下院が否決したことでポンドはロンドン時間に反発。ポンドドルは1.31ドルミドル付近から1.3217ドルまで上昇。
日足チャートを見るとボリンジャーバンドの下限でサポートされ底値で寄り引き十字線が現れるなどそろそろ反発の兆しが見えてきた。
本日のBOE 政策会合で利上げに前向きな内容が示されるようなら一段の反発に繋がるとみる。
ただ、英メイ首相の求心力が低下する中でアイルランド国境問題などEU離脱を巡る不透明感が漂うだけに本格的な買いを入れるにはまだ不安感が残る。
目先はフィボナッチ38.2%戻しとなる1.3270ドル付近が意識される。
ただ、ボリンジャーバンドの中心線でもありフィボナッチ50.0%戻しの1.33ドル付近で上値が抑えられるようなら再度下値を探る展開が予想される。

ポンドドル予想レンジ: 1.3300(50.0%、BB中心線)~1.3150

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[豪ドル円]下げ止まりから反発の兆し

(豪ドル円日足)


豪ドル円は前日にレンジの下限となる80円63銭で下げ止まり、底値から徐々に買いが強まり始めている。
昨日はロウRBA総裁が「豪州企業は労働力不足について不満を示している」と発言。豪ドルは小幅ながら買いで反応。豪州雇用状況が改善していることを示すものだ。
世界的な貿易戦争への懸念の高まりから売りが続いた豪ドル円だがレンジの下限で下げ止まったことで再び上限となる84円台を目指す展開を予想する。
昨日の上海総合指数も前日の大幅下げから上昇に転じるなどリスク回避の動きが後退。
トレンドはなくレンジ相場が継続する中で目先フィボナッチ38.2%戻しとなる82円前半を試しに行くとみる。

豪ドル円予想レンジ:82円10銭(38.2%)~81円00銭

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[全般]各国要人発言でも影響は限定的

各国金融要人発言が相次ぐ中で通貨への一時的な影響は見られたものの膠着感は払しょくされなかった。貿易戦争への懸念を背景に動きにくい相場が当面継続するとみる。
昨日の東京市場では上海総合指数や日経平均株価が前日の大幅安から一転して大きく上昇。リスク回避の動きが後退したことでドル円も110円台での底堅い動きで推移。
欧州市場では前日から始まったECBフォーラムで各国中銀総裁などの発言が相次いだ。
ノボトニー・オーストラリア連銀総裁が「ユーロが対ドルで下落すると予想」との発言で一時ユーロが下落する場面も見られた。ECBのドラギ総裁や日銀の黒田総裁、そしてパウエルFRB議長の発言はこれまでの政策姿勢を改めて示すものとなった。特にパウエルFRB議長は段階的な利上げを継続すると明言したことで米長期金利が上昇。それに伴いNYダウは7日続落となったが小幅な下げにとどまった。一方ナスダックやS&Pは小幅上昇に転じるなど米中貿易摩擦への懸念は燻るものの徐々に落ち着きを取り戻し始めているようにもみえる。
一方、この日はEUが対米報復関税を22日に発動することを発表するなど、米中だけでなく世界的な貿易戦争への懸念が意識される。
米国を中心とした世界的な景気の強さは継続するものの、貿易戦争が景気を悪化させるとの見方もあることから市場は慎重な動きが目立つ。
相場の硬直状態が長く続くようなら緩和政策を続ける円が売られやすくなり、ドル円クロス円は底堅い動きが予想される。
ただ、暫く関税合戦の落としどころが見えてくるまではポジションを一方向に傾けにくいものの、最終的に金融政策の違いが相場の流れを作るとみる。

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登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
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