ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-08

[全般]米中貿易問題改善期待とトルコリスク

先週は日米通商協議が無難に終わったもののトルコショックが広がりリスク回避の円買いが先行。ドル円はリスク回避の円高が進み一時110円前半まで下落した。
その後米中貿易交渉再開のニュースで円安に振れドル円は111円台を回復する場面も見られたもののトルコリスクが燻る中で110円ミドル付近に押し戻され引けている。ドル円はドル安と円安の綱引き状態が続くなか狭いレンジ内の動きとなった。
先週末のNY市場では米中通商協議が今週の22-23日に行われるとの報道で安心感が広がりNY株式市場は三指数ともに上昇。NYダウは半年ぶりの高値を更新。
一方、トルコ裁判所がブランソン牧師の開放を却下するなど今後の状況次第で地政学的リスクへの懸念が広がった。
ロシアやイランへの制裁に加えトルコとの軋轢が拡大するなど、今週も何が起きるか戦々恐々とした相場展開が続きそうだ。
特にトルコが21から24日まで犠牲祭により休場となる中でリラの下落が再び強まる可能性がある。そうなればユーロ安が強まる中でクロス円の下落を誘い円高が進行。ユーロやポンドの下落はドル高を促すもので、結果的にこれまでと同様にドル高円高の綱引き状態が継続。
今週は米中通商協議が再開され円安ドル高に振れる可能性が高い。
23日は米国が中国の輸入品160億ドル相当に対して25%の追加関税を課す実施日であり、22-23日の協議の結果次第では関税見直しの可能性もある。
先週末にハセット大統領経済諮問委員長が「中国との協議でポジティブなサインを発表する公算」といった発言もあり期待が高まる。
協議で何らかの進展がみられるようならリスクオンによりドル円クロス円の買い戻しの動きが強まることになる。
しかし、報復合戦で人民元安が進んだことからその前のレベルに戻すといった条件が入る可能性が高く、そうなればドル円にとっても下落圧力となりかねない。
ただ、先週のトランプ大統領は「投資家はドルに資金を注ぎ込んでいる」とツイッターで発言。ドル高を受け入れるような内容がみられるだけにドル高是正の言及はないとみる。

今週はトルコリスクと米中貿易問題改善期待とが絡み合う。
総合的に見るとトルコ問題の市場に与える影響よりも米中貿易問題の方がインパクトは大きい。
もし米中通商協議で何らかの合意がみられるようなら円安へ。
反対に、期待を裏切るような結果となれば一気に円高に進むリスクもあり神経質な展開が予想される。

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[全般]日替わりメニューも終盤

為替や株式市場はともに日替わりメニューのように日々上下を繰り返すなど方向感の定まらない展開が続いている。トルコや中国問題は燻るもののそろそろ夏休みモードも終盤に近づいており次の方向を見定める時に近づいているように見える。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の下落を受け日経平均株価も大きく下落して始まった。ドル円も110円ミドル付近まで売られるなどリスクオフの動きが広がった。
しかし、その後中国の王商務次官が8月終盤にマルパス米財務次官(国際問題担当)との貿易協議で米国を訪問するとの報道が伝わると一変。日経平均株価がプラスに転じるとドル円も110円後半に上昇。クロス円も全面高となった。
欧州市場でも各国株式市場が上昇する中でドル円クロス円ともに底堅さが継続。
NY時間に発表された米7月住宅関連指標や米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数などがやや弱めの結果となったことでドル円クロス円ともに押し戻される場面も見られた。
しかし、中国貿易摩擦への警戒感が和んだことなどからNY株式市場は三指数ともに上昇して始まると再びリスクオンの円売りが強まった。
ドル円は111円12銭まで上昇したものの、その後ムニューシン米財務長官が「牧師が釈放されなければ追加制裁を準備」との発言から円の買い戻しがみられた。
結局前日に下落したNY株式市場は大きく反発。NYダウは400ドル近い上昇となるなど米国経済の強さを示すものとなった。
トルコの警戒感は残るものの大幅下落したリラはほぼ半値まで回復するなど、一先ず最悪の波は収まったようにも見える。
参加者が徐々に戻る中で目先は米中貿易協議再開への期待もあり、ドル円クロス円ともに底堅い動きが継続するとみる。

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[全般]リスクオフで円全面高

前日に上昇した世界的株高もトルコ報復制裁や人民元安の加速などからリスクオフの動きが進み円が全面高となった。
昨日の東京市場ではトルコが米国に対して報復関税を課すとの報道が広がりユーロが軟調な地合いでスタート。また、人民元安が加速する中で中国経済減速の懸念から上海総合指数が大幅安。日経平均株価も前日の上昇から下落に転じた。一方、ドル円は一時111円ミドル付近まで上昇するなど堅調な地合いで推移していた。
しかし、欧州市場が始まると一変。
トルコ裁判所が米国人牧師の釈放を拒否したとの報道が伝わるとリスクオフの円買いの動きが強まりクロス円が全面安となりドル円も111円を割り込んだ。
NY時間に発表された米7月小売売上高は予想を上回ったものの前月分が下方修正されたことで市場への影響は限定的となった。
その後始まったNY株式市場は中国経済への懸念やトルコショックなどから大きく下落。NYダウは一時300ドルを超える下落となったが、その後下げ幅を縮小。カタールがトルコに150億ドルの直接投資を行うとの報道がきっかけとなった。
前日にドルが全面高となったが昨日は円全面高になるなど日替わりメニューのような動きとなった。夏休み相場の典型でもあり市場のセンチメントは変わりやすい。
トルコショックや米中貿易摩擦、そしてイランやロシアへの米国による制裁措置など地政学的リスクが燻る中で円は買われやすい地合いには変わりない。
今日もちょっとした好材料がみられるとポジションの巻き戻しが一気に入るといったチョッピーな相場展開が続く。

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[全般]ドル独歩高

トルコリラの下げが一服したもののユーロやポンドの下落が一段と進む中で米国経済の強さを背景にドルは独歩高の様相を呈してきた。
昨日の東京市場では前日に大幅安となった日経平均株価が一転。500円近い上昇となったことでドル円はリスクオンの動きから111円台を回復。トルコリラが上昇に転じたことも市場に安心感を与えた。
欧州市場に入るとドイツ4-6月期GDP速報値やユーロ圏4-6月期四半期GDP改定値が予想を上回る好結果となったことで上昇する場面も見られた。
しかし、NY市場が始まり株式市場が三指数ともに上昇。リスクオンから米国長期債の金利も上昇。ドルはユーロやポンドに対して上昇幅を拡大するとドル円も111円32銭まで上昇。結局ドルの独歩高となった。
トルコリラの下落はひとまず収まり小反発となったが、依然としてトルコショックの余韻が残る中で不安感が燻る。
今週は夏休みモードで市場の流動性が低下する中で相場は一方向に動きやすい。
動きが一転すると一気に反対の方向に行きやすいだけにフットワークを軽くしておきたい。

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[全般]トルコショック織り込み始める

トルコリラ急落による市場へのショックは週明けから響いたものの最大の第一波は落ち着き始めている。
週明け東京市場では先週から続くトルコショックの波に押されドル円クロス円ともに大きく下落して始まった。日経平均もトルコ債権を多く持つ欧州金融機関への懸念から下落。ドル円はリスク回避の動きから110円11銭まで売り込まれた。
クロス円もユーロ円を中心とした売りが強まるなど円独歩高となった。
欧州時間に「米国人ブランソン牧師が8月15日までに釈放される」との噂が広がるとドル円クロス円の買い戻しが一気に入り上昇。その後駐トルコ米大使館が否定したものの買い戻しは継続。ドル円は111円手前まで買い戻された。
しかし、NY株式市場が三指数ともに下落すると再びリスク回避の円買いが強まりドル円は110円60銭付近に押し戻されたがそこまで。
クロス円も含め市場は大分織り込み始めており最大の波は一先ず過ぎ去った観もある。
市場参加者が少なくなっている中で上下に振られやすい状況はしばらく続くとみている。
トルコやイラン、そしてロシアや中国といったそれぞれ不安材料が燻るものの、悪材料は大分出尽くしている。
このような状況下ではちょっとした好材料が出ると反応しやすく、ドル円クロス円の買いにも反応しやすい。
ただ、どちらにも過度に動いた時には逆の反応も強まることから注意したい。

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[全般]トルコショックと日米通商協議

先週は日米通商協議を控え円高が進むなかでトルコリラが急落。欧州金融機関への懸念の高まりから円の上昇は止まらずドル円クロス円ともに全面安となった。今週は一先ず日米通商協議は来月に持ち越されたことで円買いの巻き戻しの動きが強まるか注目される。
先週末に始まった日米通商協議では自動車や農業で折り合わず来月に持ち越された。ただ、米国からは円安に対する言及がみられなかったことで為替市場では一先ず安心感が広がる。
一方、トルコ問題がクロス円の売りを促している。
米国のトルコへの制裁を巡りトルコリラの急落が止まらず、欧州金融機関の資産状況への懸念の高まりから円買いの動きが高まった。トルコは米国に対する強硬姿勢を崩す気配はみられない。
先週あたりから日本も含め市場自体が夏休みモードに入ることから流動性が低下し為替も一方向に値が進みやすくなっている。
そのような状況下で日米通商協議で通貨への言及がなかったことでドル円クロス円が反発する可能性が高い。
しかし、トルコやロシア問題、そして米中貿易摩擦問題など市場の火種は尽きないことから円高リスクは依然として燻る。
これまで一気に円高が進んだことからの反動には注意が必要だが、トルコショックによるリスク回避の円買いも根強い。ドル円クロス円の巻き戻しが入ったとしても積極的に上値を狙うのは難しい。
一方、米国経済の強さは株式市場にも現れている。今週発表される米国7月小売売上高やその他の指標が好調な結果を示すようならドル買いの動きを更に後押しすることになる。
薄商いの時には予想外に大きな動きになることがありポジションコントロールには注意したい。

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登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
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