ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-04

[全般]仏選挙と北朝鮮リスク

今週は週明け東京市場でフランス大統領選挙の結果が明らかとなり、その次の日には北朝鮮で人民軍創建85周年式典などもあり波乱含みのスタートになりそうだ。
欧米各国のイースター休暇が明けると、前週とは打って変わりリスクオンの動きが強まった。休暇中に北朝鮮による軍事衝突がなかったことで安心感が広がった。
また、トランプ大統領が大型減税を近く打ち出すとの期待もあり、過度な円高への修正の動きが強まった。ドル円は108円台を固めて109円台に上昇。クロス円も全般に底堅い動きが目立った。
また、先週は英国メイ首相が6月8日に総選挙を前倒しして実施することを発表。EUとの交渉が2年以内に終了するとの期待からポンドは大きく上昇。ユーロもつられて上昇。
一方で、フランス大統領選直前にパリでテロが起きるなど神経質な展開が見られた。
フランス大統領選第1回の結果で、もし反EUの候補が2人選出されるようならユーロは下落しリスク回避の円高にもつながることになる。反対に、親EU派が勝利すれば市場には安心感が広がり円安ユーロ高が進むことになるだろう。
また25日に行われる北朝鮮の人民軍創建85周年で何らかの挑発的な行為をするようなら再び地政学的リスクの高まりから円高に振れる可能性もあり要注意だ。
週前半は円高リスクがどこまで高まるかに注目が集まる。
一方、先週末にトランプ大統領が「大規模税制改革を発表する」と発言した事から、26日にトランプ政権への期待が再び高まるようなら円安ドル高の動きが強まることになる。
今週はドル円にとっては正念場という事になりそうだ。流れが見えてくるまでは短期取引に徹したい。

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[全般]リスクオンの円安進行

東京市場では引けにかけてポンド円の買いが優勢となりクロス円全般を押し上げた。特に材料はないものの、地政学的リスクへの過度な緊張が後退したことも円売りを促した模様。
NY市場に入るとリスクオンの動きが強まり、更に円安の動きが強まった。
この日発表された新規失業保険申請件数が予想を上回り、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を下回ったものの、市場の反応は見られなかった。それだけ市場にはリスクへの危機感が後退したことを示すものと見られた。
その後、米企業決算が好調な結果を示したことで下落が続いたNYダウが大幅高。また、ムニューチン財務長官が「大型の税制改革の推進が近づいている」と発言したことも株価を押し上げた。結果的に三指数ともに上昇しリスクオンの動きが強まると米長期金利も上昇に転じ、ドル高円安の動きが加速。ドル円はこの日の高値となる109円46銭を付けた。
また、G20でワシントンにいる黒田総裁が「緩和政策は為替操作に当たらないか」といった質問に対し「緩和政策は早期の物価目標達成を目指しているため」と発言したことも円売りに安心感を与えた。
地政学的リスクは燻ぶるものの、市場全般にリスクオンの動きが強まった。
今日も、これまで特に過度に上昇した円の売り戻しの動きが続くとみる。
ただ、週末という事から休み中に何が起きるか分からないので、ポジションをあまり一方向に偏らせない方がよさそうだ。

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[全般]過度なリスク後退

東京市場では前日NY市場でのダウ下落や米長期金利の低下を受けてドル円は108円前半まで下落して始まった。しかし、先週のような北朝鮮への過度なリスク回避の動きは後退し、比較的落ち着いた動きが続いた。
欧州市場にかけてムニューチン米財務長官が「トランプ大統領は自身の発言によってドルの押し下げを狙う事は絶対にない」と発言したことでドル円は上昇。また、米長期金利の上昇もドル円を押し上げた。
NY市場でも長期金利の上昇が継続し、ドル円はこの日の高値となる109円16銭の高値をつけた。しかし、NYダウはIBMなどの決算の結果から前日に引き続き大きく下落。また、原油価格もガソリン在庫の増加などで50ドル台に下落したことでリスク回避の円買いの動きが強まり、ドル円は再び108円台に押し戻されて引けている。
全体的にイースター連休明けあたりから先週のような過度なリスク回避の動きは見られず、市場は落ち着きを取り戻しているように見える。
本日から始まるG20財務相会談に先立ち麻生・ムニューチン会談が行われる。
昨日のムニューチン財務長官の発言を見ると、今回のG20財務相会談では為替へのけん制的な発言は控えられると予想される。そうなれば、一段の円安が進む可能性が高い。
昨日発表された米・ベージュブックは米景気拡大が続いていることが示されるなど、好調な米経済に変化は見られない。
NY株式市場の下げが止まるようなら、目先地政学的リスクの後退から円売りの動きが一段と強まるとみる。

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[全般]英国総選挙前倒しでポンド上昇

東京市場は米長期金利上昇によりドル円は堅調な地合いで始まった。ただ、109円台では売りが並んだことで伸び悩んだ。この日始まった日米経済対話では一先ず為替問題には触れられなかったことで安心感は広がった。しかし、20日のG20を控え円売りの動きにまでは至らなかった。
イースター休暇明けの欧州市場が始まったところでポンド売りが進んだ。メイ首相が健康問題で辞任するとの噂が流れたためだ。しかし、その後メイ首相が総選挙を前倒しで6月8日に行う事を発表するとポンドは一気に上昇に転じた。
NY市場ではゴールドマンサックスやジョンソン&ジョンソンの予想を下回る決算を嫌気しNYダウが大きく下落して始まると、リスク回避の動きが広がった。
結局ドル円は前日の安値付近まで下落するなど往って来いとなった。
一方、市場は地政学的リスクに対して徐々に慣れ始めており、極端なリスク回避の動きは収まりつつある。実際に北朝鮮との軍事衝突が始まらない限り目先は落ち着いた動きになりそうだ。
昨日発表された米住宅着工件数が予想を下回った。先週発表されたCPIやNY連銀製造業景況指数などが予想を下回るなど、米経済の冴えない結果が続いている。
本日は未明にベージュブックが発表されることから、その内容が好調な米経済を示すものならドル買いに反応してくるとみる。
イースター休暇が明けたところで、まだ本格的な流れが見えていない。
次の流れが始まるまでは短期的な取引に徹したい。

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[全般]NY市場のリスクオンの流れ継続

週明け東京市場は先週末の流れを継いでドル円は上値の重い展開で始まった。
先週末に発表された米CPIが予想を下回ったことを受けたものだが、市場はイースター休暇で参加者は少ない。週明け月曜日も豪州や香港が休場となる中で一方向に行きやすい状況下ドル円は108円13銭まで下落。ドル安円高の動きが強まった。
欧州市場に入るとロンドンやユーロ圏などが休場という事もあり動意の乏しい動きとなった。
一方、NY市場はイースター休暇明けとなり大きな動きで始まった。
連休中に最も懸念された北朝鮮との軍事衝突が回避されたことを好感。NY株式市場は三指数ともに上昇。資金が債券市場から株式市場に流れ込んだことで長期金利が上昇しドル高円安の動きが強まりドル円は109円台に上昇。
また、引けにかけてムニューチン米財務長官が「強いドルは長期的に良い」と発言したこともドル高を促した。
今日の東京市場はこの流れを継いで株高円安の動きが強まると予想される。しかし、北朝鮮問題が解決されたわけではなく、依然として地政学的リスクは燻ぶる。
このような地政学的リスクによる緊張感は基本的に長期化するものではない。その反動が今回の相場に現れていると思われる。
今後北朝鮮との緊張が高まるようならリスクオフの動きからの円高が強まりかねない。
今日から東京とNY市場以外の市場がイースター休暇明けとなる。
昨日のNY市場の流れを継いで全般にリスクオンの動きで始まる可能性が高い。

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[全般]地政学的リスクとイベントリスク

先週は北朝鮮との軍事衝突への不安やアフガニスタンへの米軍による特殊爆弾投下で地政学的リスクが高まった。更に、トランプ大統領の「ドルは強すぎる」との発言でドル売り円買いの動きが強まりドル円は110円を割り込み108円台まで下落。週末はイースター休暇を控えポジション調整の動きも見られたが、リスク回避の円買いの動きはさらに進んだ。
今週は依然として燻ぶる地政学的リスクに加えG20財務相・中央銀行総裁会議や日米経済対話といった円高リスクが加わることになる。
先週末は東京以外の主だったマーケットが休場となり薄商いのなか円高が進んだ。NY時間に発表された米3月CPIが-0.3%と予想の0.0%を下回った。またCPIコアも-0.1%と予想の0.2%を下回りドルは全面安。グッドフライデーという事から参加者が少ない中という事もあり過度な反応を示した。
週明け月曜日のNY市場はイースター明けとなることからドルの買い戻しの動きが入りそうだが、調整後は再びドル売り円買いの動きが強まるとみる。
18日には日米経済対話が開かれ、対日貿易赤字への対応が迫られるとすれば円高に進む可能性が高まる。
20日から始まるG20財務相・中央銀行総裁会議ではドル高是正や保護主義への警戒感から円高リスクの高まりが懸念される。
一方で、中国が北朝鮮への経済制裁や話し合いによる説得といった対応が進むようなら過度の緊張緩和が後退し円売り戻しの可能性もある。
ただ、トランプ政権の力外交の動きは今後も続くとみられ、円高リスクは今週も継続するとみる。

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