ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-08

[米ドル/円] 経済指標に関心傾く


ドル/円は突っ込み買い。ユーロ圏景気がリセッション(景気後退)入り、アジア域にも景気減速傾向が強まっていることから「消去法的な買い」がドルを下支えている。反面、「米景気先行き見通し」には依然として不透明性が絡んでいることから、ファンド・投機筋による「ドル売り攻勢」が繰り返され、上下に振れる不安定な相場状況から抜け出せない。また、リスクを推し量る指標として注目されている株式市場でも、大手証券を含む投機筋が、投資家の不安を煽って「空売り」を仕掛けることも日常化、金融市場混乱に乗じた行為が横行している。ただ、市場参加者も「煽り行為」に惑わされる向きは減少、経済指標をベースとした基本的な対応に回帰しつつあり、以前に比較して指標動向に沿った動きとなる場面が増加している。米国時間に発表される米・経済指標では、週間新規失業保険申請件数が注目されるが、前週(45万件)から減少すると予想(中央値/44.3万件)されている。また、GSE(政府系住宅金融機関)「ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)・フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)」公的支援問題は「債務借り換え」が焦点であり、現時点では「借り換え」が可能と見ている。当面、「米景気先行き見通し」に絡む不透明性が払拭されることは期待できず、混乱に耐え得るポジション構築が必要。市場参加者の多くが「ドル上昇」に懐疑的な目を向けており、本格的なドル上昇には「経済指標」「株価」などが改善することが必須条件と言える。ファンド・投機筋による「調整買い」が押し上げる「ドル/円」を追随的に買い進むことはリスクを背負う可能性が高く、慎重に対応することが必要だ。「突っ込み買い方針」を維持、109円50銭以上は調整売りを優先、経済指標見極めを優先したい。

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[ユーロ/円] 景気減速を警戒


ユーロ/円は突っ込み買い。「インフレ高進」「景気減速」が同時進行するユーロ圏では、経済を牽引してきた独経済が急速に落ち込んでおり、リセッション回避が期待される「2008年第3四半期見通し」が揺らいでいる。「インフレ高進」に二次的影響も認められ、インフレ上昇要因とされる「商品相場高騰」が収束しても期待通りインフレ率が低下しない可能性が高まっている。高値追いは避け「突っ込み買い方針」を維持、161円台割れを買い、169円を超えれば調整売りを優先したい。

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[ユーロ/ドル] ドルが優勢を維持


ユーロ/ドルは逆張り。米国・ユーロ圏とも「景気先行き見通し」に不透明性が絡み、一方にポジションを傾け難い状況だが、ユーロ圏経済が急速に落ち込んでおり、現時点では下値見極めが優先される。ただ、アジア中銀が「ドル売り介入」を繰り返しながら「ユーロ買い」を継続していることが、下値抵抗となっている可能性があり、下値見極めには時間が掛かる見通しだ。「逆張り方針」を維持。下値は1.4400ドル割れ、上値は1.5900ドル近辺か。

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[英ポンド/円] BOE8月議事録


英ポンド/円は突っ込み買い。「金利据え置き」が決定されたBOE(イングランド銀行)8月MPC(金融政策委員会)議事録では、予想通り「据え置き(7名)」「利上げ(1名)」「利下げ(1名))」で「金利据え置き」が決定されたことが明らかとなり、市場では「ハト派的」と受け取り、英ポンド/円は上値の重い推移となっている。ただ、前月と同じ投票内容であり「中立的」と受け取ることが妥当であり「利下げ」を前提とした対応は勧められない。「突っ込み買い方針」を維持、205円以下を買い、209円以上はポジション調整を優先。

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[豪ドル/円] 商品相場は堅調


豪ドル/円は突っ込み買い。「商品相場」が堅調を維持したことが「豪ドル」を支えている。また、「大幅利下げ(0.50%)観測」が後退したことも下値抵抗となっている。「大幅利下げ観測」の背景には、RBA(オーストラリア準備銀行)が、上昇が続く「市中銀行貸出金利抑制」のため大幅利下げを決定するとの思惑があるが、市中銀行がRBAと同率の利下げを行うとしたことが「大幅利下げ観測」を後退させた。指標見極めを優先、「突っ込み買い方針」は維持。95円台割れは買いを優先。


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[トルコ・リラ/円] パイプライン操業再開へ


トルコ・リラ/円は突っ込み買い。火災事故により操業を停止していたパイプライン(アゼルバイジジャン-ジェイハン/約1770キロメートル)が、来週にも操業が開始される見通し。未だに「火災原因」は特定されたとの報せはないが、PKK(クルド労働党/武装組織)が火災直後に「犯行声明」を発表、「PKK犯行説」が最も可能性が高い。長期化すればトルコ経済に与える影響が懸念されたが、予定通り約3週間程度で操業が開始されれば、影響を警戒する必要はないと見ている。当面は「買い方針」は維持したい。高値追いは避け「突っ込み買い」方針を維持、89円台割れを下値目処とした方針で臨みたい。

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[国際原油] ガソリン在庫減少


NY原油期近9月限は114.98ドル(+0.45ドル)と続伸、ガソリン在庫減少を手掛かりにファンド・投機筋を中心とする買いが継続。また「グルジア紛争」に絡み、米国・ロシア関係悪化懸念が浮上したことも買い材料視された。地政学上のリスクに関しては、米国・ポーランドが「MD(米国ミサイル防衛)配備に関する協定」に調印したことに対し、ロシアが強く反発しており、軍事的な対抗措置も警戒されている。当面、「ドル動向」が不安定なら「地政学上のリスク」を背景とした「思惑買い」が続く可能性が高い。

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[株式] 先行き見通し不透明


日経平均は12752円21銭(-99円48銭)と続落、TOPIX(東証株価指数)も1224.53(-8.84ポイント)と続落。出来高は15億7554万株/売買代金は1兆6430億円。「景気先行き見通し」に絡む不透明性が嫌気され、「金融株」を中心に売りが先行したが、「商品相場」堅調を眺め「資源株」は総じて買われた。冴えないアジア株、ドル/円下落なども圧迫要因。ただ、心理的要因が大勢を占め、基本的には模様眺め傾向が強く「リスク回避」が背景と言え、方向性に欠ける展開。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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