ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] 米雇用統計の悪化を受けドル全面安

週末のNY市場で発表された米国9月雇用統計は予想以上の悪化となった。非農業部門雇用者数は-9.5万人と市場予想の-0.5万人を大きくマイナス幅を拡大。民間部門でも6.4万人と予想の7.5万人をやや下回った。失業率は9.6%とこちらは予想された9.7%よりも良かったものの市場はこちらの数字には反応せず雇用者数に大きく反応。ただ、同時に発表された前月と前前月の雇用者数が上方修正されていたことで市場は一部混乱する動きも見られた。しかし、いずれにしても来月FOMCでの追加金融緩和策期待が高まりドルは全面安の様相となった。ドル円はこれを受け心理的なサポートレベルでもあった82円を割り込み81円75銭まで下落。ユーロドルも1.4ドル手前の1.3975ドルまで上昇した。その後ユンカーユーロ議長がユーロドルの1.4ドル到達は好ましくないと発言。欧州サイドから特定のユーロのレベルを指してユーロ高を牽制した事を受けユーロは押し戻される場面も見られたが、結局引けにかけて強含みで推移。BOEのボーゼン政策委員がEUと米国は通貨安に誘導すべきではないと発言したことがユーロ買いを再び強めた。市場の中心は依然として米国の金融政策にある事から、ドル売りの流れは暫く続きそうだ。
中国元の切り上げ問題は月末のG20に持ち越されたが、こちらも相場の波乱要因となりそうだ。


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[米ドル円] ドル円81円台に突入

(米ドル時間足)



米国雇用統計の結果を受けドルは全面安の展開となった。失業率が予想されたよりもよかった事もあり、また先月先先月の数字が上方修正されたことから一瞬上昇する場面も見られたが結局ドル円は受け下落。心理的な節目と見られた82円を割り込むとストップも巻き込み81円72銭と15年と5カ月ぶりに円高を記録。安値更新した事で週末という事もあり買い戻しも見られ82円台に戻されたが、結局引け間際に再び売りが強まり81円台で終了。ポジション的にそれ程ドルショートが見られない事からドル円の下落は継続とみる。史上最安値の79円75銭まであと2円しかなく、市場は当然このレベルを試す展開となるだろう。

米ドル円予想レンジ:82円30銭~81円50銭


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[ユーロ米ドル] 1.4ドルを意識

(ユーロ米ドル日足)



前日の米国連銀総裁の発言を受け追加緩和策への期待がやや後退したこと受け、ユーロは軟調な地合いがアジア時間で続いた。しかし、NY時間に入り米国9月の雇用統計が発表されると予想以上の悪化を受け再び追加緩和への期待が高まった。これを受けドルは全面安の展開になるとユーロも1.4ドルの手前の1.3985ドル付近へ上昇。しかし、その直後ユンカーユーロ議長が「ユーロドルの1.4ドル到達は好ましくない」と発言。前日トリシェ総裁が過度な値動きに対して懸念を示したが特にユーロ高には懸念を示さなかった事もあり、それ程ユーロのレベルには懸念がないとみられていた。しかし、このように欧州サイドから特定のユーロのレベルを指してユーロ高を牽制した事は初めてで、これを受けユーロは押し戻される場面も見られた。しかし、ドル売りの流れは強く、引けにかけて再びユーロの買いは強まった。来月のFOMCまではドル売りの続くとみられるが、今後は欧州サイドからのユーロ高懸念を示す発言は増える可能性もあり、一方向のユーロ高というのも難しく、当面1.4ドルを意識する事になりそうだ。日足では2日続けて十字線が現れており、天井を形成するとの見方も出て来たことから買いは慎重にしたい。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4000~1.3860


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[ポンド米ドル] ダブルトップを形成か

(ポンド米ドル日足)


(ポンド米ドル週足)

GBPUSD20101011_shuashi.jpg


9月米雇用統計の悪化を受けてドル売り優勢となりポンドは上昇。1.59ドル近辺のストップを巻き込み1.5963ドルとこの日の高値を付けた。この日対ドルでユーロが再び上昇した事を受けユンカーユーロ議長が「ユーロドルの1.4ドル到達は好ましくない」と発言するなど、自国通貨安を誘引する動きが見られた。それに対してBOEのボーゼン政策委員はEUと米国は通貨安に誘導すべきではないと発言。この発言で、市場の一部ではポンドが上昇しても英国は懸念発言をしないとの思惑もありポンド買いを強めた。しかし、前日に付けた1.6ドルの大台には届かなかった。今回1.6ドル付近を高値として押し戻されれば8月の高値と今回の高値がダブルトップを形成することになる。週足チャートを見ると雲の上限に上昇したものの、すぐ目の前には雲が待ち構えている。1.6ドルを超えて上昇出来るかどうか注目したい。
一方で、日足で見るとパラボリックが1.5815に位置し、この日は安値が1.5820まで下落するなど辛うじて下落転換を回避した。今日このレベルを下回るようであれば下降に転じる可能性もありこちらも注目したい。

ポンド米ドル予想レンジ:1.5980~1.5860


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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