ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] アジア通貨全面高

アジア市場でアジア通貨が全面的に上昇した。朝方にシンガポール通貨庁がシンガポールドルの為替バンド(変動幅)の拡大した事が火を付けた。ドル円もこれにつれてじりじりと値を下げ欧州勢が入ると80円台に突入。ユーロも一時1.41ドル台に乗せるなどドルが全面安の展開となった。NY時間に発表された米国8×貿易収支も予想を上回る赤字額が増加。特に対中国では前月比で8%と過去最大になり更に人民元への圧力が増すことになる。また、日本に対しても赤字額が4700億円と前月比17.8%の上昇。これで日本が介入を出しにくくなるとの思惑から円高の流れは継続しそうだ。
米国は大胆な追加緩和を行う可能性が高まる中でアジア通貨だけではなくユーロやポンドが上昇。ドル安を金融政策で推し進めようとする米国の自国通貨安政策に世界が屈したことを認識しなければならないようだ。


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[米ドル円] 80円88銭

(米ドル円日足)



アジア時間に発表されたシンガポール通貨庁MASがシンガポールドルの変動幅を拡大する事を発表。事実上の自国通貨上昇を容認した事からアジア通貨全般に資金が流入。ドル円もこの流れを受け一時80円88銭まで下落。81円を割り込んでも介入らしき動きは特に見られなかった。しかし、市場は介入警戒感が依然として強い事から買い戻しを入れながらの売りを強めている。投機筋もここからはかなり慎重になるとみるが、80円割れを試しに行く動きは変わらない。ただ、新値を見るとなれば当局も大規模な介入をせざるを得ないだろう。一度の下押しでは簡単には80円をわらせないだろう。後は時間の問題という事だ。週末という事から一旦は自律反転もあるとみるが戻しは売っておきたい。

米ドル円予想レンジ:81円70銭~80円50銭


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[ユーロ米ドル] ユーロの上昇反転を確認

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル週足)

EURUSD20101015_syuashi.jpg


アジア時間早朝にシンガポール通貨庁MASがシンガポールドルの変動幅を拡大する事を発表した事でアジア通貨全般に買いが強まった。事実上の通貨切り上げという事からドルの通貨安を容認した形となった。これを受けユーロドルも強いレジスタンスと見られた1.4ドルを上に抜けて上伸。上昇への転換を示すパラボリックSARがこのレベルにあった事から上昇転換を確認。次の目標はフィボナッチの76.4%戻しにあたる1.44ドル付近までこれといったレジスタンスは見られない。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4250~1.4030


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[ポンド米ドル] ダブルトップの形を崩し上昇  

(ポンド米ドル日足)



ユーロと同様にアジア時間に発表されたシンガポールドルの事実上の切り上げによりドル安が加速。1.59ドル付近で上値を抑えられていたポンドも上昇に転じ、当面のレジスタンスと思われた1.6ドルを超えて1.6063ドルまで上昇。8月に1.6ドルを天井にして押し戻されてから、今月7日に再び1.6ドルで跳ね返された事からダブルトップを形成したかと思われた。
それが昨日の上昇でその形は崩されたことで上昇に転じた可能性が高い。終値ベースでも1.6010と辛うじて1.6ドル台で終わったことで次の上昇に含みを持たせた。パラボリックも下降を示すSARが二日で再び逆転している。ただ、完全に上昇転換と見極めるにはまだ不安定な動きであり、今日の終値で1.6ドルを下回れば週足でも1.6ドルを支えられなければもみ合いに入る事も考えられる。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6270~1.5960


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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