ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] ドル下落スピードに変化

ユーロやポンドなど主要通貨の対ドルでの陰線が二日続きドル下落トレンドに変化の兆しも見えて来た。これが調整の売りかどうかは別にしても、そろそろポジション的にも一旦ガス抜きが必要な頃のようだ。NY時間にはロックハート・アトランタ連銀総裁がFRBのデフレ阻止に向けて資産買い入れを支持すると発言するなど追加緩和の支持に傾いていることへの認識を示した。また、ドルの現在の下落は政策決定上で主要な要因ではないと発言。追加緩和がドル安への影響を認識していると言う事が明らかだ。ドル買い戻しの動きが目立つ段階での発言ではあったが市場の反応は殆ど見られなかった。
ただ、NY市場の終わり付近でガイトナー財務長官が「米国は強いドルに対する信認を保持していく」と発言したことで薄商いという事もあるがドルは全面高となった。久しぶりに米国からはっきりとドル高への発言が出た事になる。一方で、ユンケル・ユーログループ議長が為替の動向に対する懸念を再度示す発言をするなど、欧州サイドからもドル安に対する牽制発言が強まる。これらの動きがドル安トレンドに変化を及ぼし始めているように見えるがドル安のトレンドは根強く、なかなか反転となるまでには暫く時間がかかるだろう。


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[米ドル円] 80円台は介入警戒感

(米ドル円日足)



先週末に81円を割り込んで80円87銭をつけてからは、ドル円は81円前半でもみ合いが続いている。日足のローソク足が長い下髭を二日続けて出し、ボリンジャーバンドの下限から放れ始めている。ユーロやポンドでもこの数日対ドルで売りが目立つ事から、円の動きというよりもドルの買い戻しの動きがドル円の底を支えているとみて良いだろう。クロス円でも全般に下髭が昨日は目立つ事から、一旦ドル円の売り圧力も一服したとみる。
しかし、これらの動きは80円割れに対しては当局の介入が必死に入るとの思惑から、介入警戒感が大きく影響している事も確かだ。時間が経てば少しずつ下値を試す展開は再び始まるとみる。時間足では三角持ち合いから収束していることから、一旦上値を試す展開もありそうだ。

米ドル円予想レンジ:81円80銭~81円00銭


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[ユーロ米ドル] 1.4ドルに再び近づく不安定な動き

(ユーロ米ドル週足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD20101019_hiashi.jpg


先週ユーロドルは1.4ドルを再び下回った事で天井を付けた可能性が高まった。アジア市場でもこの流れから下落が続き1.3830まで下落。しかし、欧州市場に入りドイツ連銀がドイツ経済の成長が今年プラス3%になると発表。IMFの見通しを大きく上方修正した事でユーロは上昇。トリシェ総裁が既にウエーバードイツ連銀総裁の国債購入の停止要請を否定した事もあり、ユーロの買い戻しの動きが強まった。下髭の長い陰線が出た事で前日の天井サインも怪しくなってきた。週足でも雲の下限手前で跳ね返されており、この段階ではどちらともいえなくない。ユンカーユーロ議長が「財務相会合では為替について議論した。為替動向に対して適切に対応する」と発言した事で、1.4ドルというレベルが意識されている。1.4ドルを簡単に上抜けするようであれば、再び買いが強まるとみるが、まだ当面騙しの動きが続きそうだ。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3980~1.3880


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[豪ドル円] 横ばいから放れるか

(豪ドル円日足)


(豪ドル円週足)

AUDJPY20101019_syuashi.jpg



横這いの動きがひと月以上続いている。結局ドル円の下落と豪ドルの上昇スピードが均衡している事になる。アジア時間にスワン財務相が「為替介入は効果がない。豪ドルの価値を人為的に低くしようとするのは危険」とし、介入に対して否定的な見解とともに豪ドルの上昇を容認する姿勢を示した。豪ドルは1.0のパリティーをワンタッチしたことで達成感も出ている。ドル円が80円を再び試すとなれば、豪ドルの対ドルでの天井感も出始めている事からどちらかに放れるとすれば下落の可能性が高いとみる。ボリンジャーバンドが極端に狭い事からそろそろボラティリティーが高まりそうだ。

豪ドル円予想レンジ:80円80銭~79円80銭


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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