ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] 中国の利上げとドル高

東京市場の早朝にガイトナー財務長官が米国は強いドルに対する信認を保持し、通貨の切り下げには携わらないだろうと発言。これによりアジア市場でドルは全面的に買い戻しの動きが強まった。その後欧州市場に発表されたユーロ圏ZEWが予想以上の好調な数字が発表された事でドル売りが強まったが、それも一時的に終わった。NY時間の始まる時間帯には中国が預金貸出金利を0.25%引き上げる事を発表。これまで中国は今年の利上げはないとしていた事からサプライズとなりドルは再び上昇した。G20を前に通貨安戦争の矛先を米国に向かわせないための布石なのか、ガイトナー長官の発言。更に、中国人民元への圧力を避けたい中国の思惑がここにきて出て来た。一部では来月のFOMCで追加緩和策が実施されないという話も広がってきた。少なくともG20までは目先のドル安に歯止めがかかったとみる。


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[米ドル円] ドルの買い戻しで82円付近へ上昇

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY20101020_jikanashi.jpg


ガイトナー財務長官が米国は強いドルに対する信認を保持し、通貨の切り下げには携わらないだろうと発言。この発言によりドル円は81円前半からミドルまで買い戻しの動きが強まった。更に、NY市場が始まる直前に中国が0.25%の利上げを発表。年内には利上げ行わないとしていたために市場ではサプライズとなった。ドルはガイトナー長官の発言で底堅い動きをしていた矢先であり、ドルの買い戻しは更に強まった。ただ、81円後半には本邦からの実需売りが断続的に見られドル円は結局82円までは届かなかった。結局81円90銭を付けてからは徐々に押し戻されたが、ユーロやポンドの下げ幅は大きくドルの買い戻しの動きは週末のG20までは続くとみて良いだろう。時間足では三角持ち合いが収束し上に放れており82円方向への動きは継続。日足をみるとパラボリックが82円を抜け出たところに位置しており、これを抜けるか注目。その上にはボリンジャーバンドの中心線が83円40銭付近にあり、最初の介入が入ったレベルが上昇の目安とみる。

米ドル円予想レンジ:82円30銭~81円35銭


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[ユーロ米ドル] ドル買い戻しが活発

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル週足)

EURUSD20101020_syuashi.jpg


ウエーバードイツ連銀総裁の国債購入停止の申し入れをトリシェ総裁が拒否した事で1.4ドルを天井に押し戻されていたユーロドルはガイトナー財務長官のドル高発言でアジア市場ではその下げ幅を拡大。欧州時間に入りユーロ圏の10月ZEWが予想を上回った事で買い戻しの動きも見られた。しかし、その後中国の利上げが発表されるとドルが全面安の展開からユーロは前日の安値1.3830ドルを下抜けし1.37前半まで下落した。調整の押し戻しとして再び1.4ドルを試す展開とみられていたところが、その下げ幅はユーロのロングを振り落としにかかった。この下押しはドル買い戻しの動きを中心にG20前後まで継続するとみて良いだろう。週足での一目の雲の下限を下回って終わったことでベア派の勢いが強まっている。フィボナッチの38.2%戻しにあたる1.3580ドルを目指す展開とみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3820~1.3640(10月12日の安値)


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[豪ドル円] RBA議事録の公表

(豪ドル円日足1)


(豪ドル円日足2)

AUDJPY20101020_hiashi(2).jpg


アジア時間に公表されたRBA議事録では利上げと据え置きの意見が拮抗した状態であった事が明らかになった。また、最近の豪ドルの上昇がインフレ緩和を支援する可能性があるとして利上げを見送った事が一因とされ、インフレ目標は目先レンジに止まるとの見方が示された。ガイトナーのドル高発言もあり豪ドルの上値は重い展開となった。その後中国が0.25%の利上げを発表したことでドル全面安の展開となり、その中でも中国の影響が最も高い豪ドルの売りが加速した。ひと月以上続いたレンジ相場から放れた事で市場のエネルギーは高そうだ。対ドルでも1.0のパリティーを付けて達成感もあり調整としてもその下落幅は大きくなりそうだ。今回の安値78円76銭はフィボナッチの38.2%戻しとほぼ同レベルであった。このレベルを下抜ければ次の下値目標は9月15日の安値77円90銭から50%戻しの77円70銭とみる。

豪ドル円予想レンジ:79円30銭~77円90銭


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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