ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-11

[全般] ユーロ不安払しょく出来ず

週明けのシドニー市場ではEUがアイルランドに850億ユーロの支援策を承認した事でユーロは上昇して始まった。ところがその後東京市場が始まるとファンド勢の売りなどで下落に転じた。しかし、東京時間の終わり近くには再び買いが強まりショートが炙り出されるなど投機的な動きが目立った。月末からのファンドのポジション調整と一時は見られたがただの投機筋の動きとみられ結局欧州時間に入るとユーロ売りドル買いが強まった。アイルランドの信用不安がスペインやポルトガルに波及する懸念が強まるとの観測が市場では根強く、簡単にユーロ下落は止まりそうにない。北朝鮮による地政学的なリスクはあるものの、市場の中心はユーロの下落がどこまで続くかという事に尽きる。リスクの高まりはクロス円の上値を重くするものだが、それにしてはドル円は底堅い。それだけ円絡みのクロス円のポジションは軽くなっているという事だろう。ドルの上昇は継続とみる。


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[米ドル円] 連続の陽線

(米ドル円日足)



北朝鮮がこの日曜日から始まった米韓合同訓練に対し反撃があるかと思われたが何も起きなかった。しかし、いついかなることが起こるかは分からず日本の地政学的リスクは依然くすぶり続けるだろう。また、アイルランドへの支援策が承認されたものの、信用不安がスペインやポルトガルに波及しつつある事からユーロへの不安も市場のリスク回避の動きを強めている。結局市場は最も信用力の高いドルを買う動きとなりドル円も上昇トレンドに変化はないとみてよい。これまでリスクが高まるとクロス円の下落がドル円を押し下げていたものの、ここにきては程大きな売りがみられない事もドル円は上に行きやすい。
4日連続で陽線が続き雲の上限に顔を出した事や、90日移動平均線を上抜けた事で買い安心感は強い。東京市場で一旦84円を割り込んで83円83銭まで下落した事でロングが振り落とされたのか寧ろ上昇力が強まったようだ。今日は84円60銭に抵抗線があるものの、今日は85円付近を試しに行くとみる。

米ドル円予想レンジ:84円80銭~84円00銭


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[豪ドル円] リスクと高金利で乱高下

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY20101130_jikanashi.jpg


週明けのシドニー市場では先週末のNY終わりから窓が空いて上昇で始まった。
アイルランドの信用不安が後退した事や北朝鮮の動きが今のところみられないという事でリスク志向からの買いと見られた。しかし、その後東京市場でユーロを中心にファンドなどの売りが強まった事で豪ドルも81円ミドルから80円ミドルまで1円近い下落となった。
しかし、その後は売られ過ぎからの買い戻しが入り朝方のレベル近くまで回復したが欧州時間で再び下落。NY株式も下落して始まりリスク懸念が高まったが、その後は急速に株価が戻ると豪ドルも攣られて上昇。まるでジェットコースターのような動きだ。これら一連の動きは実需や長期的な投資の動きではなく短期の投機筋が振り回しているとみてよい。
結局日足で見るとレンジ内の動きが続いているだけだ。一目の雲が日足の底をサポートしており時間足も三角持ち合いが収束してきている。今週は雇用統計までは80円ミドルから81円ミドルのレンジ内でのもみ合いとみる。

豪ドル円予想レンジ:81円50銭~80円50銭


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[ユーロ米ドル] ユーロ圏の信用不安

(ユーロ米ドル週足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD20101130_hiashi.jpg


EUがアイルランド支援策を承認した事で週明けからユーロは上昇して始まった。しかし、その直後ファンドなどの売りが出た事で下落すると、再びユーロへの懸念が広がった。市場はポルトガルやスペインへの波及を警戒していた事から売りが出るたびに恐怖感からユーロ売りに傾きやすい。結局、その不安があるという事はそれだけユーロへの信頼がなくなりつつあるという事だろう。不安がスペインなどの国債利回りの上昇を招き、それが更に財政負担を悪化させるといった負のスパイラルに陥っているとみる。ユーロ圏の今年のGDP見通しも財政赤字の削減により今年は1.7%11年が1.5%、12年が1.8%と紙経済成長率鈍化する見通しとなった事もユーロ売りに拍車をかけた。週足の雲の下限を下髭が割りこんできたが、辛うじて終値は雲の中で終わった。今週の終値が雲の中で終わるかどうかで来週も下落が続くか判断したい。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3170~1.3030


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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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