ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-02

[全般] 金利差から円売り

先週の米国雇用統計の結果は強弱まちまちのものであったものの、市場はそれまで発表された米国経済指標が米景気回復を示すものが多かった事を好感。失業率の大幅改善も前向きに評価したこともドル買いに安心感を与えたようだ。NYダウが回復期待を背景に上昇し、米国長期金利の上昇も目立った。10年債利回りは一時3.7%近くまで上昇した事でドル円も底堅く推移。また、ユーロ金利もトリシェ総裁の発言で一時は利上げ期待が遠のいていたものの、昨日はメルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁が利上げの可能性を示唆。更に、10日発表のBOE政策決定会合では金利据え置きと予想されるものの、年内には3回利上げを行うとの観測が先行。結局その中で日本の円だけが利上げの可能性が低い事から円売りの動きが強まった。目先クロス円の買いは継続とみる。


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[米ドル円] 米長期金利上昇で底堅い動き

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY20110208_jikanashi.jpg

先週から米国の景気回復期待の強まりにより米長期金利の上昇スピードが高まっている。エジプト情勢も13日には証券取引所も再開することから一時期の混乱は収まりつつある。有事からの円買いの動きも後退し再び正常な市場に戻り始めたといえる。その中で、米国長期金利の上昇やユーロやポンドの利上げ期待が強まる中、日本の利上げだけが主要国のなかで最も遅れるとの観測から円は売られやすい状況になった。特にクロス円を中心に円売りが強まりドル円は82円15銭~45銭のレンジでもみ合いが続いている。82円50銭付近では実需の売りも並んでいるとの観測から簡単には抜けそうもないが、クロス円の買いが更に強まれば次の上値目標である82円70銭付近(76.4%戻し)を試す展開とみる。
一目の雲の中へ突入したものの、雲の厚さは薄い事から当面82円ミドルを挟み、雲に沿ったもみ合いが継続するとみる。

米ドル円予想レンジ:82円70銭(76.4%)~82円10銭


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[ユーロ米ドル] 再び利上げ期待が強まる

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20110208_jikanashi.jpg

アジア時間では底堅い動きを見せたユーロも欧州時間に入り再び下落。
この日欧州時間に発表されたドイツの鉱工業生産が予想を下回る弱い数字が発表された事でユーロは上値の重い展開で始まった。また、格付け機関フィッチがギリシャのRMBSが悪化の兆しを示している事から見通しはネガティブとの判断をした事もユーロ売りを誘った。
しかし、NY時間に入りメルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁が「インフレ圧力が明らかに高まっており、ECBは流動性支援措置解除をしなくても利上げ可能」とのコメントが広がり再びECBの利上げ期待が強まりユーロは上昇に転じた。先週は1.3860の高値付近から利上げ期待の後退を背景に下落に転じた。
利上げ期待が再び強まる中、1.35ドルの強いサポートを確認したことから今日も上値を試す展開とみる。
ただし、38.2%戻しの1.3640が上値の目途とみるが、ドルの長期金利も強含みである事から大きな上昇は見込めない。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3640~1.3540


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[豪ドル円] 悪材料を乗り越え上昇

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY20110208_jikanashi.jpg

豪ドルは大洪水や大型サイクロンといった逆風も振り切り上昇が続いている。
寧ろ復興需要からインフレが上昇し利上げの可能性が高まるとの見方もあり、豪ドルに資金が流れ込んでいるようだ。しかし、9日からは春節も終わり中国系の国などが再び動き出す事から豪ドルも一旦調整の売りが出るとみる。中国も春節明けから早期の利上げの可能性も高まる。昨日は昨年12月14日に付けた高値である83円66銭とほぼ同レベルの83円68銭まで上昇し押し戻された。
1月31日からほぼ一本調子で上昇した豪ドルもそろそろ調整が出る頃とみる。ドルの長期金利上昇により対ドルでの上値が重く、ドル円も82円ミドルは実需売りも並ぶ事から一旦下押しがありそうだ。
下値の目標は2月4日に付けた安値82円50銭。或いはその手前の38.2%戻しにあたる82円65銭や雲の上限でもある82円40銭付近では買いを入れるレベルとみる。

豪ドル円予想レンジ:83円50銭~82円50銭


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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