ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-03

[全般] ECB来月に利上げ

ECBはこの日政策金利を予想通り1.0%に据え置く事を発表。その後トリシェ総裁の記者会見ではインフレリスクが上向きにシフトした事で次回の会合で利上げをする可能性があると発言。ただし、大幅な金利変更は適切ではなく0.25%以上はないとした。利上げ期待は既に織り込み済みかと思われた市場はそれでも大きく反応。この発表によりクロス円が全般に上昇しドル円も82円ミドルまで買い上がった。この日はまた、原油価格の下落から欧米の株式市場も上昇し、NYダウは200ドル近く上昇。リスクの後退からスイスフランや円売りが進んだ。
この日発表された米新規失業保険申請件数は予想を下回る好結果であった事や、ISM非製造業景況指数も59.7と予想を上回る高い水準となり15カ月連続で50を上回ったことでも株価の上昇要因となった。本日は米雇用統計の発表を控えるが市場の期待は徐々に高まっており、中東情勢で何か出ない限りクロス円を中心に更に円売りが強まるとみる。


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[米ドル円] リスク回避後退で円売り強まる

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY20110304_jikanashi.jpg

アジア時間では81円台後半でのもみ合いが続いたが81円60銭のサポートまでは届かなかった。個人のドル買いやアジアの政府系ファンドが買いを入れていたとの話も聞かれた。欧州時間にトリシェ総裁が利上げを示唆した事でこの動きは一気に変わった。ユーロ円を中心にクロス円の買いが強まるとドル円も82円台に乗せた。その後は米国経済指標の好結果を受けNY株式市場が大きく上昇するとともに長期金利も上昇に転じた。これを受けドル買いが強まりドル円は82円50銭まで上昇。このレベルはフィボナッチの50%戻しでもあり、一目の雲の下限のレベルであった事で一旦は押し戻されている。市場は米国景気回復への期待が再び強まっており本日の雇用統計次第で更にドルが上昇するとみる。次の上値目標は73.6%戻し大台変りでもある83円付近とみる。

米ドル円予想レンジ:83円00銭~81円90銭


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[ユーロ米ドル] 次回のECB会合で利上げの可能性

(ユーロ米ドル日足)


この日行われたECB政策会合では政策金利を予想通り1.0%に据え置く事を発表。その後トリシェ総裁の記者会見ではインフレリスクが上向きにシフトした事で次回の会合で利上げをする可能性があると発言。ただし、大幅な金利変更は適切ではなく0.25%以上はないとした。何度も警戒という言葉を使ったこともあり来月の会合では少なくとも0.25%の利上げは間違いないとの思惑からユーロは一気に140ポイント上昇。その後はNYダウの上昇により米長期金利も上昇に転じた事でドル買いが全般に強まったが、ユーロの上昇圧力は衰える兆しが見えなかった。本日の雇用統計ではドル買いが更に強まる可能性が高く、ここからのユーロの上昇スピードは衰えるとみる。大台の変わる1.4ドルを超えても1.4080付近が天井とみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4080~1.3920


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[ポンド米ドル] 天井の兆し

(ポンド米ドル日足)


(ポンド米ドル時間足)

GBPUSD20110304_jikanashi.jpg

欧州時間に入り英国2月PMIサービス業が発表され52.6と予想の53.7を下回った事でポンドは下落。1.6330付近のもみ合いが長かった事もあり痺れを切らした売りとみられた。その後ECBが次回の理事会で利上げの可能性を示唆した事からユーロが上昇するとポンドも攣られて再び1.63台に乗せたが、結局売りに押され1.62後半でNYを引けた。
1.63ドル前半は昨年の11月にも跳ね返された強いレジスタンスでもあり、今回もこのレベルを抜けきれないと当面の天井になるとみる。本日の米雇用統計が予想通り非農業部門の雇用者数が20万人近ければドル買いが強まるとみてポンド売りが加速するとみる。
反対に失業率などが予想以上に悪化した場合に1.6325付近を完全に上回るようであれば1.65ドル台を目指す動きになるとみる。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6320~1.6150(61.8%)


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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