ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-05

[全般] 全ての市場で不透明感

週明けのアジア市場ではIMF専務理事の逮捕という信じ難いニュースで始まった。これによりギリシャ問題解決に何らかの支障が生じるといった懸念からユーロは軟調な地合いで始まった。しかし、為替相場には影響は及ぼさないとの認識が広がると徐々に買い戻しの動きが強まった。この日はユーロ圏財務相会合が開かれる事からギリシャ債務再編に何らかの結論が出るのではといった思惑もあったがNY市場の始まる直前にユーロ圏財務相会合ではポルトガルへの780億ユーロの支援が合意したとのニュースが流れるとユーロは上昇に転じた。また、NY連銀製造業景気指数やNAHB住宅市場指数など米国経済指標の悪化もドル軟調な地合いとなりユーロは更に上昇。ここにきてNYも含め世界的な株価の下落や原油や金も不安定な動きが続くなどあらゆる市場で不透明感が高まっている。結果的にみるとこれまでのポジションの巻き戻しとみる方が正しいだろう。原油価格の下落がNY株式市場の低下を引き起こすとか、リスクの高まりから円が買われるというような意見も後講釈に聞こえる。原油の下落は米国経済にとってはプラスとなり、原発などのリスクは円売りに繋がるものだ。市場の不透明感が晴れてくるまでは不自然な動きが続きそうだ。


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[米ドル円] こう着状態継続

(米ドル円日足)


ドル円は先週に引き続きこう着状態が続いている。ユーロが上昇に転じた事や低迷する米国経済指標の結果を受けドル売りが強まった。その一方で、クロス円の上昇から円売りが強まる事でドル円は80円後半を中心に一進一退の動きとなった。福島原発やテロのリスク高まりから円買いに繋がるという見方もおかしな話だ。日本国内のレパトリもそろそろ一巡し、ヘッジファンドの決算前のポジションの巻き戻しもほぼ終了に近いとみられる。不安定な動きが終盤に近く、ドル円の下落もそろそろ終わりに近いとみる。大きな上昇は見込めないが80円前半は一旦買いを入れてみたい。

米ドル円予想レンジ:81円30銭~80円40銭


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[ユーロ米ドル] ポルトガル支援決定とギリシャ問題の先送り

(ユーロ米ドル日足)


この日は開かれたユーロ圏財務相会合ではポルトガルに対する780億ユーロの支援やアイルランドへの22億ユーロの融資を実行する事を決定。週明けからIMF専務理事のストロスカーンの逮捕のニュースで年長な地合いで始まったユーロだがこれらのニュースで上昇に転じた。また、ギリシャ債務の再編の話が出るとの思惑は空振りに終わった事や、米国経済指標の悪化を受けユーロは1.42ミドル付近まで上昇した。このレベルは下落の時のサポートレベルでもあった事から強い抵抗線に変っている事から簡単には上に抜けないとみる。一目の雲の上限を一時は抜け出したものの結局雲の中で引けた。フィボナッチの23.6%戻しも1.42ミドルに位置する事から今日もこのレベルを超えられないと再び売りが強まるとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4250~1.4100


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[カナダドル円] カナダ上昇はリスク

(カナダドル円日足)


先週に引き続き原油や金などのコモディティー価格の下落がこの日も目立った。世界的なリスクの高まりが要因とされるが、ポジション調整の巻き戻しとみる方がすっきりしそうだ。原油などの下落はこの程度で終わるとも思わない。ただし、原油価格の下落は世界経済を押し上げる事にも繋がる事からいずれは株式などにとってはプラス材料とされるだろう。もう暫くはポジションの巻き戻しが続くとみれば上値の重い展開が続くとみる。昨日はカナダ中銀BOCカーニー総裁が「強いカナダドルは国内のインフレに於いて主要なダウンサイドリスクになる」と発言。一時カナダ売りが強まる場面も見られたがその勢いも徐々に収まってきている。5月5日に付けた安値82円27銭付近は強いサポートになるとみる。

カナダドル円予想レンジ:83円30銭~82円30銭


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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