ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-10

[全般]  ギリシャデフォルト懸念再燃

週明けのアジア市場はギリシャデフォルト懸念が燻ぶり中国など株式市場が軟調な地合いで始まった。これを受けリスク回避の動きからドルや円へ資金が流れ込みドル円も77円前半からじりじりと売りが強まり76円台に突入。欧米時間に入りギリシャ財務相が2011年赤字削減計画の目標を達成できないとの見通しを示した事や、ギリシャ首相が辞任を仄めかすなど再びギリシャデフォルトのリスクが高まった。欧米株価も軒並み下落した事で、アジア市場で比較的落ち着いた動きを見せていたユーロが再び下落に転じた。この日はユーロ圏財務相会合が開催されたが結果的に解決への具体的な糸口が示されなかった事もリスクを拡大させた。米9月ISM製造業景況指数や建設支出の結果は予想を上回ったものの、結局株価はリスク懸念の高まりからマイナスで終わった。四半期の始まりから下げ止まりが期待されたクロス円も再び下落に転じ株式市場も大幅安で始まった。今週はECB理事会や米雇用統計の発表も控えまだ相場がどちらに流れるか決まらない。

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[米ドル円]  クロス円の下落加速

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY20111004_jikanashi.jpg

先週末にはドル高の勢いが強まりドル円も77円台前半で終了。四半期末の売りをもこなし今週は底堅い動きが予想されたがギリシャ懸念が再び強まり円買いの動きが強まった。ギリシャ財務相は財政赤字削減目標を今年は達成できない事を明らかにした事で市場のムードは再びリスク回避の動きが強まった。また、この日はユーロ圏財務相会合が開かれたが債務危機への具体的な策が示されなかった事も失望感が高まった。結局ドル円は76円ミドル付近まで押し戻されて安値引けとなった。上昇への期待感が高まった後の下落だけに今度76円の底を再度試しに行く可能性が高まったとみる。パラボリックが上昇に転じたが76円10銭のSARを下抜けすると再度売りに転換する。

予想レンジ 米ドル円:76円85銭(ボリンジャー)、76円10銭(SAR)

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[豪ドル円]  RBA政策会合を控え

(豪ドル円週足)


本日のRBA会合では政策金利を現行の4.75%に据え置かれるとの予想。発表前には8月貿易収支や小売売上、AIG製造業指数が発表される事から市場の注目が集まりそうだ。9月に入り豪ドル円は4週連続の陰線となっている事からかなりの損切りが付いたとみてよいだろう。豪ドルにとってはアゲインストの風がここにきて吹き荒れている。欧州債務問題や米国景気減速、そして中国の景気減速が豪ドルの上値を更に押し下げる事となった。予想以上に豪州の利上げ時期は先遅れされる事になるとみられる。ただ、9月は半期末という事で機関投資家などの外貨売りが強まった事も豪ドルの下げを強めたとみられ、今月はそれ程売り玉がなくなったとみる。昨年5月に付けた安値71円85銭付近で下げ渋れば一旦買いを入れる。

予想レンジ 豪ドル円:73円60銭~72円00銭

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[ユーロ米ドル]  ユーロ圏財務相会合も空振り

(ユーロ米ドル日足)


ギリシャ財務相はこの日IMFなどとの合意した2011年赤字削減計画の目標を達成できないとの見通しを示した。また、ギリシャ首相がこの日何度か辞任を仄めかす発言をするなどギリシャデフォルトのリスクが再び強まりユーロは前週末から続落。この日はユーロ圏財務相会合が開かれたが期待されたEFSFレバレッジ活用などについて協議したものの迅速な対応措置が打ち出される事はなかった。ユーロは対円でも10年ぶりに100円台に突入するなど下落の勢いが止まらない。フィボナッチの76.4%レベルを下回った事で次は今年最安値の1.2875ドルを試す展開とみる。その前に大台の1.3ドル付近では買い戻しが並んでくるため今日はそのレベルでは一旦利食いを出す。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.3270~1.3050

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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