ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-10

[米ドル円]  米国雇用統計、予想以上の増加を受け

注目の米雇用統計発表を受けリスク選考の動きが強まった。
この日発表された米9月月非農業部門失業者数は10.3万人増と市場予想の5.5万人を大きく上回った。また、8月と7月の雇用者数が上方修正されたことで米国景気への過度な懸念がやや後退した。これを受けNYダウは一時100ドル余り上昇しリスク選考の動きが強まりクロス円が全般に強含みで推移。ドルも対円やスイスで上昇した。しかし、その後格付け会社フィッチがイタリアとスペインの格付けを引き下げた事で1.35ドル台に乗せるなど堅調な動きを示していたユーロが一転して下落。米国経済に対する期待が高まった一方で再び欧州ソブリンリスクへの懸念が強まるなど相変わらず綱引き状態が続く。月曜が米国コロンブスデーで祝日となるため連休前ということから引けにかけてポジションの調整の動きが強まった。ドル円やクロス円の売りが出たことでポジションはそれ程重くはない。今日は東京も体育の日で祝日となるため値動きは乏しくなりそうだ。今週は先週の動きを引き継ぎドルは対ユーロや円に対して上値をもう一段試す展開とみる。

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[米ドル円]  底堅さ目立つ

(米ドル円時間足)

USDJPY20111010_jikanashi.jpg

(米ドル円日足)

USDJPY20111010_hiashi.jpg

注目された米雇用統計は非農業部門雇用者数が10.3万人と予想を大きく上回った事から市場に安心感が広がった。これを受けリスク選考の動きからクロス円全般に買いが強まりドル円も一気に76円90銭まで上昇がこのレベルには利食い売りやショートメークの動きから押し戻された。しかし、これまでの過度な悲観的見方がこれによりやや後退しリスクをとる動きもみられ豪ドル円などクロス円の買いが強まった。ドル円も再び雇用統計発表後の高値付近まで戻したが引けにかけて下落。連休前のポジション調整の動きとみられる。徐々にドル円の底は切り上がってきた事でそろそろ上値をもう一段試してきそうな動きだ。欧州ソブリン問題は残るものの既に織り込んできた事でドル買いの動きが今週は強まるとみる。

予想レンジ 米ドル円:77円25銭(10月3日高値)~76円50銭

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[ポンド円]  最安値更新ならず

(ポンド円日足)

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前日BOEは追加量的緩和の拡大を決定した事でポンド売りが強まり116円97銭まで下落。先月116円82銭の市場最安値更新を試しに行ったものの失敗したことでポンド円の買い戻しが始まった。特に米国の連休前ということもありポジションの巻き戻しの動きがこの日は目立った。
フィッチがスペインやイタリアの格付けを引き下げた事でユーロ売りが進んだ事がポンドの上値を抑えたが買いの勢いはまだ残っている。
先週2度試した高値120円80銭付近を再度試しにいくとみるが、もし越えられなければ再び最安値を更新する事になりそうだ。天井を超えられるかどうか見届けるまでは片方にポジションを偏らせにくい。特にドル円が一段上値を試すようだと円キャリーの動きが短期的に始まるとみる。

予想レンジ ポンド円:120円70銭~118円70銭

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[ユーロ米ドル]  スペイン・イタリア格付け引き下げ

(ユーロ米ドル週足)


米国雇用統計の発表を控えアジアから欧州市場にかけてユーロは1.34ドル台の高値圏でもみ合いが続いた。注目の雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく上回ったことで市場には安心感が広がった。発表前には既にFRBが長期の緩和金融政策を発表していたことから良い数字がでたとしても影響は限定的という意見が多かった。しかし、結果はリスク回避の動きが後退しユーロは上昇。1.35ドル台に乗せるなど前日からの上昇が更に加速された。ところが、午後に入り格付け会社フィッチがイタリアとスペインの格付け引き下げを発表するとユーロは一転して下落。1.3360付近まで売られ、ほぼ安値圏での引けとなった。格付け引き下げはムーディーズが既にイタリアに対して3段階引き下げていることからそれ程影響はないとみる。連休前のポジションの投げとも考えてよいだろう。
週足の一目の雲の下限で辛うじて跳ね返されて陽線で引けた事で再び雲の上限を試す展開が予想される。今日は東京やNY市場が休場となり値動きは乏しくなるだろうがNYの連休明けには再びユーロ買いが強まるとみる。

予想レンジ:1.3430~1.3330

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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