ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-10

[全般]  ECB月報でユーロ売り

流石にユーロも買い疲れたのか昨日はクロス円など全般にこれまでの上昇の反動から上値の重い展開となった。
アジア時間に発表された中国貿易収支は予想を下回る黒字額となり新興国の景気減速が世界経済への懸念へと広がった。また、欧州時間にはECB月報でユーロ圏の国債について民間債権者に損失負担を強制すればユーロの信認低下に繋がる恐れがありえ域内の銀行に悪影響を及ぼすといった内容から株価が大きく下落。昨日までの楽観ムードは後退し再び欧州の銀行や経済に対する懸念が拡大しユーロ売りが強まった。特にこれといった材料ではないがこれまでの上昇への調整売りとみた方がよいだろう。今日からG20財務相会議が明日まで行われるため、その前のポジション調整とも考えられる。欧州債務問題への新たな対策が打ち出されれば市場への安心感を与えることから来週はクロス円全般に買いが強まる。逆に具体的な策が打ち出されないとしても既に織り込んでいるためそれ程大きな影響は与えないとみる。

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[米ドル円]  欧州市場で失速

(米ドル円時間足)

USDJPY20111014_jikanashi.jpg

昨日は前日の上昇を解消する下落となりほぼ行って来いとなった。中国の貿易収支が2カ月連続で減少したことやECB月報でユーロ圏国債に関するネガティブな内容から欧州市場の株価が軟調な地合いとなった事から再びリスク回避からの円買いドル買いの動きが強まった。一方でスロバキア議会がESFSの機能拡充案が可決されたが市場は既に織り込んでおりプラス材料とはならず結局前日の上昇の戻しが強まった。今日から始まるG20を前にイベントリスクとして売りが出たとみるが、底値は徐々に固まり始めていることから再度上値を試す展開とみる。

予想レンジ 米ドル円:77円20銭[61.8%]~76円60銭

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[豪ドル円]  失業率の改善を好感

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY20111014_jikanashi.jpg

アジア時間に発表された豪州9月の雇用者数は20.4万人に増加し予想された1万人を大きく上回る好結果となった。これを受け豪ドルは対ドル対円でも上昇した。しかしその後発表された中国の9月貿易黒字額が2カ月連続で減少した事を受け上値が重くなった。欧州市場に入るとECB月報でユーロ圏の国債について民間債権者の損失負担を強制した場合にはユーロの信認か低下するといったネガティブな内容のものとなった事から欧州金融株価が下落するとユーロ売りが強まった。これによりリスク回避の動きが強まり豪ドルも結局押し戻された。フィボナッチの61.8%戻しのレベルでもある79円手前は重く一旦は利食い売りが出やすい。米国経済指標はこのところ改善されたものが続いている事から本日の小売売上やミシガン大消費者信頼感指数などが予想を上回る事で株価が上昇すれば豪ドルも上値を試す展開とみる。時間足の上昇トレンドラインが底を支えている。

予想レンジ 豪ドル円:79円00銭~77円30銭(23.6%)

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[ユーロ円]  ECB月報で懸念拡大

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EURJPY20111014_jikanashi.jpg

アジア時間に発表された中国豪駅黒字額が2カ月連続で下落したため世界景気減速への懸念が拡大。また、欧州時間に入りECBが毎月発行する月報が「問題の国の銀行やその他の民間金融機関の支払いの右翼に大きな負担をもたらす事は確実で、ユーロ圏の他の諸国の銀行のバランスシートにも影響する」とした内容が明らかにした。これを受け欧州株式市場が軟調な地合いとなった事でそれまで堅調な動きを示していたユーロも下落に転じた。ただ、内容自体はそれ程サプライズではなく寧ろ、これを機に利食い売りがでたとみてよい。これまでの上昇幅が急激であったことへの調整の売りとみれば寧ろ買い場を与えてくれたようなものだ。下げ幅としては未だ小さく38.2%戻しの104円60銭付近まで下げてくれると買いやすいが難しそうだ。G20首脳会議を前にもう一段の売りがでるとみて105円付近で一旦買いを入れみたい。

予想レンジ ユーロ円:106円50銭~104円80銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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