ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-10

[全般]  EU首脳会議の開催日延長?

23日に行われるEU首脳会議の開催日が延長される可能性を排除しないといったドイツの報道を受け市場には不安が走った。それだけ今現在話し合われているEFSFに対する協議が難航している事を物語るものだ。結果的に会議は開催される運びとなったが26日にも追加開催されることになった。しかし、各国の足並みが不揃いな状況がこのまま続くようであれば市場の混乱は深まることになる。
この日発表されたフィラデルフィア連銀業況指数がプラス8.7と前月のマイナス17.5から大きく上昇した。市場はEU首脳会議延期の話が伝わっていた事から殆ど反応しなかったが最近の米景気指数は予想を上回るものが多くみられるようになってきた。欧州債務問題に具体策を出す事ができれば、これら米国経済指標は市場の安心感につながる可能性が高い。EU首脳会議への期待感が膨らんだり縮んだりと市場は期待感と失望感が混在していることから、寧ろEFSFの拡大が予想を下回ったとしてもそれ程影響はなくなったとみる。寧ろ少しでも前向きなものが出ることで来週はリスク志向が高まるとみる。

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[米ドル円]  景気見通し引き下げか

(米ドル円日足)

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NY市場に入りドル円は一時77円台に乗せた。一部大手シンクタンクは日銀が日本の経済成長見通しを引き下げるとしたレポートが背景にあるようだ。日本がこれにより新たな円高対策を講じるという観測が円売りを仕掛けるきっかけになったと考えられるが、結局76円台に押し戻されて終わった。一目の雲の下限が完全に上値を抑えてしまった格好だ。しかし、このひと月ほどの動きをみると76円割れを試そうとうする場面はほとんどみられず、寧ろ昨日のように上値を試す動きが多くみられるようになった。それだけ売りの圧力が減少してきているということだろう。EU首脳会議が26日にも開かれるとしても少なくもの来週中には何らかの対策が打ち出される可能性が高く、そうなればリスク選考からドル円も上昇の始まりになるかもしれない。

予想レンジ 米ドル円:77円05銭(雲の下限)~76円60銭

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[ポンド米ドル]  レンジを抜け出せるか

(ポンド米ドル日足)

GBPUSD20111021_hiashi.jpg

(ポンド米ドル2時間足)

GBPUSD20111021_2jikanashi.jpg

ポンドはレンジ内で激しい動きを繰り返している。エネルギーは十分ありそうだが、このレンジを抜け出すのはかなり難しそうだ。この日発表された英9月小売売上0は0.7%と予想の0.2%を大きく上回った。マイルズBOE政策委員が英国は深度のリセッションから立ち上がりつつあると発言。ポンドは欧州市場に入り100ポイント近く上昇。しかし、EU首脳会議が延長されるとの話からユーロの下落と共にNY時間には元のレベルまで下落した。その後、EU首脳会議が行われると同時に26日に追加会議も行う事が伝わると再び上昇しほぼ高値圏での引けとなった。結局この日は上下2往復するなど激しい動きが続く。ボリンジャーバンドをみると、角度がほぼ横這いに傾いており中心線に向かって一旦押し戻されるとみる。目先は1.58ミドルから1.55ミドルのレンジ内での動きが続く可能性が高い。

予想レンジ ポンド米ドル:1.5850~1.5650

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[ユーロ米ドル]  EU首脳会議への期待と不安

(ユーロ米ドル4時間足)


ドイツはEFSFの規模拡大に対してフランスなどのECBからの融資が出来るような仕組みが提案されているが反対の意向が強い。そのためか、ドイツは23日に開かれるEU首脳会議を延期する可能性を示唆したことからユーロ売りが強まった。最終的に23日の会議は開催されることになったが、結論が出なければ更に26日にも追加会議が行われることになった模様。市場は会議に対して期待と不安とが交錯し結局ユーロドルも乱高下の後は元のレベルに戻るなど行って来いとなった。ポジション的には大分ニュートラルに近い状態とみれば週末といってもポジション調整の動きは期待できない。今日もEFSFに対する進捗状況が市場の中心となりそうだ。来週は一つの方向を示すことになる重要な週になりそうだ。ユーロは1.39~1.36のバンド内の動きとみてレンジ取引に徹する。

予想レンジ:ユーロ米ドル 1.3875~1.3650

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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