ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-10

[全般]  EU,日銀、FRB

8時間の長い協議の末EU首脳会議はなんとか欧州債務危機克服に向けた包括戦略で合意したことを受けユーロの上昇が加速した。難航したのはギリシャ支援に向けた民間投資家の負担増だが最後は力ずくで押し切った形となった。EFSFの機能拡充も特別目的会社を作って損失を穴埋めする事で投資資金を集めることになった。いずれも合意したものの実際に行うとなればその実効性が今後問題化しそうなものだ。市場は一先ず合意した事で目先はユーロ買いに走ったが爆弾を抱えた状態は変わらない。
この日もドル円が三日連続で安値を更新した。日銀の追加緩和策は予想の範囲内ということやEU首脳会議が終了しても介入が入らなかったことから買い戻し後再びドル売りに転じた。いつものように安値を更新するたびに買い戻すパターンが続く。NY時間には米第3四半期GDPが発表され予想通り2.5%増加と前回よりも改善した。個人消費の伸びが背景にあるが市場は依然としてQE3への期待が強く残った。EU首脳会議の結果ユーロが上昇し、失望売りのドル円。そして追加緩和への期待からのドル売りがこの日も続いたことになるが、今日は週末ということもあり一旦はそれらの反動が入ると見る。

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[米ドル円]  三日連続の最安値

(米ドル円時間足)

USDJPY20111028_jikanashi.jpg

ドル円はこの日も75円65銭まで下落し3日連続で市場最安値を更新した。EU首脳会議を終えるまでは介入が実施されないとみていた市場は日銀の追加緩和策と同時に介入を実施すると見るところが多かった。しかし、日銀の追加緩和策は国債などの購入基金を5兆円増額するという予想通りの内容となりそれ以上のものが示されなかった。また、介入もこれだけ穏やかな円高スピードでは難しいと市場は判断したのだろう。この円高傾向は今後も続くとみるが、今日は週末ということもあり買い戻しが中心となるだろう。次に下値を試した後は短期的な買いで攻めていく。

予想レンジ 米ドル円:76円50銭~75円60銭

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[ユーロ米ドル]  EU首脳会議声明

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル30分足)

EURUSD20111028_30punashi.jpg

8時間の長いEU首脳会議でようやくソブリン危機を断ち切るための救済危機拡大とヘアカットでも合意した。これを受けこの日のユーロは400ポイント近く一日で上昇した。少しやり過ぎの様な観もあるがそれだけ悲観的な見方に偏り過ぎていたのだろう。1.40前半の抵抗線を簡単に抜けてきた事で勢いが更に増している事は確かだ。ただ、1.42ミドルも強いレジスタンスであり週末の今日は再度このレベルを超えられなければ利食い売りが出てくるとみる。欧州危機の問題はやっと入り口に立っただけでこれからが実際に進められるかが注目されることになる。今ら一時的に時間稼ぎをしているだけという見方が殆どなだけに下落が始まったら潔く手仕舞いをした方がよさそうだ。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4250~1.4020(50%)

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[NZドル円]  政策金利引き上げ観測

(NZドル円日足)


(NZドル円時間足)

NZDJPY20111028_jikanashi.jpg

アジア時間の早朝にRBNZは政策金利を現行の2.5%に据え置く事を決定した直後NZドルは大きく上昇に転じた。丁度この頃EU首脳会議での合意に達した報道などからリスク選好の動きが強まっていた事もある。更に、声明文では今の段階での金利据え置きは賢明、世界情勢が緩和する方向に進めば先先の物価上昇に備えるためにも将来的に引き締めが必要とした。欧州問題もひと段落すれば世界の景気に好影響を与える事からNZランドの利上げが近いとの観測が高まった事が上昇の背景にある。ただ、この動きも欧州の今後の成り行き次第ということもあるが投機の買いが中心とみられ一時的な上昇に終わるとみる。一目の雲に今日は突入する事から上下に振れやすいため一旦は利食いの押し戻しがありそうだ。時間足のフィボナッチ38.2%戻しの61円ミドルがサポートになるとみる。上値は9月21日高値の64円。

予想レンジ:NZドル円 64円00銭~61円50銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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