ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-02

[全般]ドル安・円安の流れ加速

相場の流れが大きく変化した。ドルが全面安の中でドル円だけが大きく上昇しているのはドル以上に円が売られているという事だ。ドル円は昨日のNY市場で81円20銭まで上昇しユーロ円は一気に109円台に乗せてきている。特にこれといったニュースがあったわけではないということは逆に大きな流れの変化が始まったという事が言えるだろう。ユーロはこれまでギリシャ問題でユーロを売っていたところのショートが炙り出されている。超円高を期待したドル円のショートも80円ミドルを抜けたところで損切りを出してきたとみる。ドル円は輸入勢の買いやM&A絡みといった買いが強まり始めている事で更に円安の流れに拍車が今後も掛かりそうだ。ただ、ユーロに関しては積極的な買いを入れるというのは難しい。ショートが切れたところで寧ろ下押しもありそうだ。今回の動きはギリシャ追加支援の合意が大きく影響している事は間違いない。また、米国の好調な経済もリスクオンの動きを加速させている。今週は米国経済指標をみながら更に上値を試す展開と見みる。

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[米ドル円]週足の雲を上に抜ける

(米ドル円週足)



2月に入りドル円は5円近い上昇となった。米国雇用統計が予想以上に好調な結果となった事から世界的に株価も上昇しリスクオンの動きが強まり始めた。また、日本の貿易赤字が拡大し日銀の追加緩和が発表されると円が全面安の展開となった。更に、ギリシャへの支援が合意された事でドル円の上昇が加速してきた。月初はまだドル円の上昇に対しては半信半疑で、寧ろ上昇したところでは売り上がるところも多くみられた。それらのショートを踏み上げるような相場が続いていた。しかし、流石にこのレベルまで来るとドル円の流れが変わったと見るしかない。円高が続くとみた輸入業者が買い始めている事や、M&Aを仕掛けるところも今のうちに早めに動き始めるだろう。週足をみてもドル円の今のレベルはそれ程高くはない。週足の一目の雲の上限を上抜き50%戻しの80円ミドルを超えた事でショートは大分切れているとみる。61.8%戻しの81円80銭付近から82円を抜けてくると昨年の東北大震災後の高値85円を目指す事になりそうだが、今週は一時的な調整が入るとみる。

ドル円予想レンジ:81円80銭~80円80銭

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[ユーロ円]ECBの資金供給

(ユーロ円日足)



ギリシャへの第2次追加支援が決まった時点では高値が106円までとなり市場は依然としてユーロへの懸念が払しょくできずにいた。しかし、その後米国景気への期待感も強まりリスクオンの動きが強まり始めた事でユーロもじりじりと買いが強まった。市場はどこかでユーロが再び下落すると見るところが多いだけにショートが切りきれずにいたのだろう。上昇過程では断続的にそれらのショートが切らされている事から、ほとんど戻しのない上昇となっている。200日移動平均線を抜けた事や90日線を20日線が下から上に抜けた事で上昇トレンドに入ったとみてよいだろう。今週は29日にECBが12月に続き再び3年物資金供給を実施する。前回の実施により債務国の入札が堅調な結果となった事から、それを見込んだ買いが既に出ていると見る。110円という大台を前にして一旦は売りが並んできそうだが押し目は拾いたい。

ユーロ円予想レンジ:110円00銭~108円50銭

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[ユーロポンド]ポジションの巻き戻し始まる

(ユーロポンド日足)



ユーロ圏の中で英国は財政規律問題などで対立姿勢を見せていた事でユーロ下落の動きはポンドの底を支えていた。しかし、21日にギリシャへの追加支援が合意された事でポンドからユーロへの資金シフトが強まり0.84の上値抵抗線を抜けて0.85付近まで上昇していた。ユーロはその時点では対ドルでそれ程上昇がみられず、対ポンドだけの動きとなっていた。先週発表されたBOEの議事録では次回も追加緩和の可能性を示唆するものであった事や、GDPが前期比でマイナス0.2%となった事もポンド売りを強めていた。
ところが、ここにきてユーロが本格的な上昇見せた事で、これまでのポジションの巻き戻しが入りユーロからポンドへ資金が戻り始めている。これまでレジスタンスであった0.84を試す展開とみる。

ユーロポンド予想レンジ:0.8480~0.8400

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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