ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-03

[全般]中国経済の減速とドルへの影響

昨日は日本が祝日ということもありドル円だけではなくほぼ全通貨が同意の乏しい動きが続いたが、欧州市場に入りやっと市場は動き始めた。英豪系鉱山会社BHPビリトンが中国の鉄鋼生産の伸びが鈍化していることを指摘したことがきっかけとなりドルが上昇。豪ドルやユーロなどへの影響が大きくなるとの見方からドルへの需要が高まった。その後NY時間に発表された米2月住宅着工件数が前の月から1.1%減少し予想を下回った。特に一戸建てが落ち込んだことが響いた。しかし、1月の速報値は上方修正されたことで3年4か月ぶりの高水準になった。また、先行指標の住宅着工許可件数が5.1%増となったことを受け先行きの住宅環境は安定の兆しを示すものと捉えられる。ドルは一時方向感を失いどちらに動いてよいかわからない状況となった。結局、ユーロや豪ドルなどに対してはドル売りが進んだが対円では上昇するなど各通貨で個別の動きを見せた。米国への景気回復期待で上昇したドルの調整的な動きの一つとみる。今日は米中古住宅販売件数が発表されるが、今後の住宅市場の回復がはっきりしてくるような内容であればドル買いが再び強まるとみる。

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[米ドル円]円買いとドル買い

(米ドル円時間足)



アジア市場では日本が祝日ということもありドル円はほとんど値動きが見られなかった。欧州市場に入り中国経済の落ち込みが指摘され、資源国である豪ドルなどが売られる一方でドル需要が高まった。しかし、NY時間に発表された米住宅着工件数が予想を下回ったことやNYダウの軟調な動きなどを受けドル売りが強まりドル円は50銭近い下落となった。NYの午後に入ると再び中国の成長見通しに対する懸念からドル買いの動きが強まりドル円は83円後半まで押し戻されて引けた。結局この日は中国経済を中心とした動きに終始。クロス円などの下落で円買いが進むと同時にドル買いの動きが強まり結局ドル円は綱引きで終わった。昨日の83円台前半の底堅さを確認したことでドル円は再び上昇傾向に戻り始めるのは時間の問題とみる。

ドル円予想レンジ:84円20銭~83円30銭

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[ユーロ米ドル]1.33の天井を確認

(ユーロ米ドル日足)



この日はギリシャ国債大量償還がきた。民間債務交換がまとまり第2次支援などから無事この償還を乗り切った。第2次支援として第一弾の75億ユーロの6割が国司あの元本償還金に支払われた。これによりデフォルト懸念は一気に後退したが、今後財政健全化に向けて更なる削減策が必要との意見が多く依然として不安はくすぶる。ユーロドルは一時1.32ミドルまで上昇したものの買いの勢いは続かなかった。3月初旬に付けた1.3290と今回の高値1.3186で短期的にダブルトップを形成目先は1.33ドルを天井として下値を試す展開とみる。下値は一目の雲の上限である1.3170付近とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3250~1.3170

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[豪ドル米ドル]RBA議事録と中国景気

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20120321_jikanashi.jpg


アジア時間にRBA議事録が公開された。6日の金融政策決定会合で欧州危機が緩和したことや国内の鉱業部門の投資ブームから政策金利据え置きを決定。議事録では下振れリスクの舞台化する可能性が指摘され、インフレが抑制された状態から緩和余地が十分あるとの見解が示された。これを受け豪ドルは軟調な地合いで始まり欧州時間にさらにその下げ足を速めた。英豪系鉱山会社BHPビリトンが中国の鉄鋼生産の伸びが鈍化していることを指摘したことが影響。中国の豪州からの資源の輸入が今後減少するとの観測が豪ドル売りにつながった。雲の上限に沿った動きが予想されたが昨日は雲の中心となる1.45ミドル付近まで下落しもみあいが続いている。原油価格が下落するなど投機マネーの利食いが中心とみる。豪ドルの金利や資源への魅力は今後も変わらないことから下げたところでは買いが入りやすい状況は変わらないとみる。この調整後は再び豪ドル買いは強まるとみる。

オージードル予想レンジ:1.0550~1.0430

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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