ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-07

[全般]市場リスク大きく後退

EU首脳会議は欧州債務危機克服に大きく一歩前進したことで市場はリスク回避の動きが後退した。
東京市場の午後に入りこのニュースが飛び込んだ。ユーロ圏首脳がスペイン銀行向け緊急融資の条件に関し返済優先権を放棄することで合意。また、銀行監督をECBに一元化し成長や雇用促進で1200億ユーロ投入などが採択された。市場は今回の首脳会談では具体的な策は打ち出されないとの悲観的な見方が多かっただけにこの採決は市場に大きなインパクトを与えた。ユーロの上昇だけではなくオージーなどクロス円が大きく上昇した。ドイツの歩み寄りが予想外であり今後欧州危機回避への道が開かれた。ESMなどの資金の規模が不足していることやユーロ共同債導入までの道のりは遠いが、それでも市場のリスクが大きく後退した。欧州問題解決に向け前進したことで米国経済にも市場の関心は高まるとみる。今週はECB政策会合が開かれた後、最も注目度の高い米雇用統計が発表される。下半期が始まることから好材料が出れば更にクロス円の上昇に繋がる。

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[米ドル円]クロス円が押し上げる

(米ドル円日足)



東京時間に発表されたEU首脳会議の報道で円売りの動きが一気に加速した。発表後のドル円の反応はそれ程見られなかったのは同時にドル売りが強まったためだ。しかし、クロス円が全面的に上昇するとドル円の買いも動き出した。一旦欧州市場に入り押し戻される場面もあったが出遅れ感のあったドル円に買いが再び集中。80円手前の79円98銭まで上昇しほぼ高値で引けてきた。今回のEU首脳会議の採択は一時的な安心感ではなく、当面の欧州危機が大きく後退したものだ。クロス円の本格的な買いがドル円を更に押し上げることになる。一目の雲の下限で一旦は抑えられそうだが、雇用統計やECB会合などをきっかけに今週は底堅い動きになるとみる。

今週のドル円予想レンジ:80円80銭(50%)~79円10銭(基準線)

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[ユーロ円]ドイツの歩み寄り

(ユーロ円日足)



全く期待していなかったEUサミットで予想外に進展があったことでユーロの買い戻しが一気に高まった。しかし、欧州危機対策が一歩前進したものの、依然として資金の規模などには不安が残る。また、ドイツの歩み寄りを今回は見せたものの本気で支援に向かうまでにはまだ時間が必要だ。しかし、市場の不安感が大分後退したことも事実でここからは恐る恐るではあるが上値を試す展開とみる。
98円ミドルでのもみ合いから一気に3円近く上昇しほぼ高値圏での引けとなった。この上昇でパラボリックが売りから買いのサインに転換。先週の高値101円62銭付近まで行って来いで終わった。一先ずショートカバーの動きがほぼ一巡したとみる。ECBの利下げ期待が高まれば欧州の安心感が一層広がりユーロ買いに反応するとみる。

今週のユーロ円予想レンジ:103円50銭(50%)~99円70銭

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[豪ドル円]雲に突入し一気に上昇

(豪ドル円日足)



EU首脳会議でスペイン銀行に直接資本注入することで政府の負担に繋がらないことで合意。また、銀行監督を一元化するなど足元の不安を払しょくされる採決がなされた。市場に燻っていた不安感が一気に解消されオージーに買いが集まった。ユーロ以上にオージー人気は高くこの日最も大きく上昇。上昇が速く殆ど戻しもなかったことで買い遅れたところが多くいそうだ。雲の下限がレジスタンスとなっていたが一気に雲の中に突入。3日に行われるRBA政策会合ではキャッシュレートが3.5%で据え置きとなれば上昇に弾みがかかるだろう。雲の上限を超えてフィボナッチ61.8%戻しの83円前半を試す展開とみる。

今週のオージー円予想レンジ:83円20銭~80円70銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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