ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-07

[全般]ビッグイベントを控え

先週末は欧州債務危機克服に向け欧州各国の指導者やECBが動き出したことで市場の不安感は一先ず後退した。今週はその相場の流れを決定つけるのか重要なECB政策会合が開かれる。前回利下げを実施したECBだが今回はLTROなどが打ち出される可能性が高い。そうなれば更に市場の不安は後退しリスク選考の動きが強まるとみる。
一方で、世界的な追加刺激策が打ち出されるなか今週はFOMC政策会合が開かれる。多くのメディアが早ければ今回の会合で追加緩和を打ち出すとの見方が多い。しかし、最近の米経済指標は追加緩和を実施するほどの弱いものはみられない。今週は更に会合の後に米雇用統計の発表を控える。追加緩和を行うとすればこの結果を見てからということになり、今回は実施の可能性が低いとみる。ただし、市場の追加期待は燻ることから次回9月の会合に期待は持ち越されることになりドルの上昇は限られるだろう。
これだけのビッグイベントが開かれるものの、市場参加者の多くがサマーバケーションをとり始め、ロンドンオリンピックが開催される。市場の流動性が低下する中でこれだけのイベントが行われれば相場が動かないはずがない。デイトレーダーにとってこれだけのチャンスは逃してはならない。

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[米ドル円]円高の流れに変化

(米ドル円日足)


(米ドル円週足)

USD_JPY_20120730_shuashi.jpg


先週はドル安円高の動きが強まり一時的に78円の大台を割り込んだ。しかし、その勢いは続かず欧州危機後退の動きからクロス円の上昇にも支えられ上昇に転じて引けた。週足のローソク足では5週ぶりに陽線に転換。安値での十字線が現れたことで底打ちの兆しも見えてきた。今週開かれるFOMCで追加緩和が打ち出されるようであれば一時的にドル円の売りが強まるとみる。しかし、78円付近では介入警戒感もあり欧州危機後退の動きから寧ろリスク選考から円売りが強まることになる。
今週は底固さを確認後、日足の雲の下限でもありフィボナッチの50%戻しでもある79円30銭付近を目指す展開とみる。

今週のドル円予想レンジ:79円30銭~78円00銭

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[ユーロ円]ECBの追加刺激策への期待高まる

(ユーロ円日足)



スペインの金融と財政不安やギリシャの離脱懸念も再燃。ユーロ存続の危機に差し掛かった欧州はドイツやECBがその危機を乗り越えるべく動き出した。その、行動の第一弾がECBの政策会合となる。ここで、利下げや国債購入、LTROなどへの期待の高まりからユーロの買い戻しが強まった。ここにきてECBが実際に何も動かないということはありえない。ECBやドイツなどがユーロを守るためにあらゆる措置を講じると宣言していることから、何らかの動きが打ち出されれば更なるショートカバーが炙り出されることになるだろう。パラボリックは買いに転換していることから94円の底をバックに今週は更なる上値トライになるとみる。

今週のユーロ円予想レンジ:98円60銭(61.8%)~95円60銭

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[豪ドル円]リスク選考から買いサイン

(豪ドル円日足)



ドイツとフランスがユーロを守る決意を表明したことや、ECBが債券購入を含む新たな措置を導入するとの期待から市場の不安が後退。コモディティー価格の上昇や株価の上昇などからリスク選考の動きが強まり始めている。先週は82円付近を高値にリスク回避から下落した値幅以上の上昇となった。高値を超えてNYを引けたことで今週は一段の上昇が期待できる。FOMCで追加緩和が打ち出されれば対ドルでオージーは上昇。ドル円は一時的に売りが強まったとしても介入警戒感が強く下値は逆に買い場になるだろう。流動性が低下するため荒っぽい動きが予想されるが、金利や資源国の有利さからオージーへ資金が流れ込む動きは続く。

オージー円予想レンジ:84円70銭~81円70銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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