ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-09

[全般]注目のECB理事会や米雇用統計

先週のバーナンキ議長講演ではQE3への言及を避けたものの、雇用情勢如何では追加緩和の可能性を仄めかした。市場は依然として米国追加緩和期待が強く残る結果となった。
その雇用統計が今週発表され、その結果次第では今月のFOMCでQE3を実施するとの観測が高まりドル売りが加速することになる。10万人を下回るようであれば追加緩和を実施するとの見方が多い。市場の予想は非農業部門雇用者数が12万5000人と前回の16万3000人を下回るものの、QE3を実施するほどのものではない。市場の緩和期待が強いだけに予想を上回るようであればドル買いの勢いは大きいだろう。
今週は更にECB理事会が開かれる。前回見送られた追加利下げが今回は0.25%の引き下げが実施されるとの観測が高い。また、国債購入への言及があれば欧州債券の上昇に繫がりユーロ買いが強まる。ドラギ総裁は9月1日の講演や9月3日の議会公聴会もキャンセル。議長は理事会に向けて何らかの行動をとるとの見方が高い。一方、ECB内部での意見の相違からその調整に苦労しているとの観測もあり予断を許さない。今週はドルの行方と同時に欧州問題の今後の見通しを占う上でも重要な週となる。イベントを控えポジションを一方向に偏らせるのはリスクが高く、調整の動きが強まるとみる。

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[米ドル円]追加緩和期待で上値重く

(米ドル円週足)



バーナンキ議長の講演はこれまでの発言内容を踏襲するもので具体的な実施の言及がなかったことから最初はドル買いに反応。しかし経済情勢特に労働市場の改善が満足できる水準から程遠いと発言したことでドル円は乱高下。結果的に週を通して陰線で引けてきた。バーナンキ議長は今週の雇用統計の結果次第でQE3の可能性を示したことになる。結果が予想を下回った場合には5月に付けた77円60銭付近までの下落もある。反対に、予想を上回るようならショートを巻き込みながら80円台乗せもある。今週は雇用統計の結果次第でどちらか一方向に動きやすいものの下値は介入警戒感もあり限定的とみる。

今週ドル円予想レンジ: 80円00銭~77円60銭

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[ユーロ米ドル]ECB理事会を控え

(ユーロ米ドル日足)



先週はECBの国債購入期待の高まりからスペインやイタリア国債入札が堅調な結果となった。また、欧州委がECBによる欧州圏内全銀行を監督する案を検討していることが明らかとなった。値幅は170ポイントの狭いレンジ内でもみ合いが続いたが、これまでのような欧州危機への不安は後退。各国首脳の欧州危機対策への期待もあり底堅い動きが印象的だった。今週はECB理事会0.25%の追加利下げが予想されるがほぼ織り込み済みだ。注目はECBによる国債購入の具体的な動きがみられるかだが、これは9月12日に行われるドイツ連邦裁判で合憲と判断されるまで持ち越される。寧ろ、欧州問題よりも米雇用統計で米国QE3への期待が高まればユーロは対ドルでもう一段押し上げられるだろう。しかし、ギリシャの離脱問題などリスクは常に付き纏うことから戻しの上値も限定。

今週のユーロドル予想レンジ:1.2750(6月高値)~1.2430(雲の下限)

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[豪ドル円]イベントリスクで上値重い

(豪ドル円日足)



今週は今後のQE3実施を左右する重要なポイントとなる米国雇用統計が発表される。また、ECB理事会では追加利下げは大分織り込まれており、市場の注目は国債買い入れのための利回り幅に関する協議が進展するかに集まる。これらのイベントリスクがオージーの上値を抑えてくるだろう。また、明日のRBA政策会合で政策金利は3.5%に据え置かれると予想される。しかし、世界的な景気減速などから資源ブームのピークが過ぎたとの観測などから年内に3.0%まで利下げを行うとの予想もある。声明文で利下げの可能性を示唆するようであれば売りに反応。しかし、これらは既に織り込み始めていることやユーロオージーの買いも一巡したことでそろそろ底に近い。イベントが過ぎ去れば一目の雲の上限に沿って上昇に転じるとみる。

今週のオージー円予想レンジ:82円00銭~80円00銭(38.2%)

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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