ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-09

[全般]米格付け引き下げ懸念とQE3期待

ドルはこの日全面安の展開となった。
ムーディーズ格付け会社は米国がGDPでの債務比率を縮小させなければAaaの格付けを引き下げと発表。明日のFOMCを控え市場では景気浮揚に向けた国債買入れを実施するのではといった観測が広がっていたことに加えこの話が伝わるとドルは全面安の展開となった。
また、本日のドイツ連邦憲法裁判所はESMの合憲を判断する予定を延期しないことを明らかにした。ドイツの議員が意見として裁判を延期することを主張していたことから、裁判所がESMを合憲と判断されるとの見通しが強まった。ユーロがドル安の勢いとともに更に上昇幅を伸ばすと他の主要通貨も一斉に上昇。ドル売りの勢いが強まった。結局、明日のFOMCを前に追加緩和策の中で最もインパクトのあるQE3を実施するとの期待を発表前から織り込み始めたことになる。ドイツ裁判所のESM合憲判断も同様に織り込み済みとなれば、合憲と判断された時点でポジションの巻き戻しが強まるとみる。

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[米ドル円]QE3期待で77円台突入

(米ドル円日足)



アジア市場では前日と同様に78円前半での小幅な動きが続いた。しかし、欧州市場が始まり明日のFOMCで国債の買い取りを実施するとの観測が高まりドル円は下落。78円を割り込んだ。その後もダラダラと下落が続き77円60銭まで売り込まれ6月1日以来の安値を付けた。パニック的な売りがみられないだけに下げ止まり感が出ていないことからドル円の下落リスクはまだ継続するとみる。明日のFOMCを控えまだ時間があるだけにもう一段の下値を探りに行くとみる。このレベルでは介入警戒感もありショートカバーの巻き戻しから78円台に戻すのも早そうだ。

ドル円予想レンジ: 78円30銭~77円35銭(2月14日安値)

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[ユーロ米ドル]ドイツ裁判での判断待ち

(ユーロ米ドル日足)



本日行われるドイツ連邦憲法裁判でのESM合憲への判断に対し原告側議員が延期を求めていた。しかし、この日裁判所は延期せずに判断を下すと発表したことで市場はESMを裁判所が合憲と判断されるとの思惑が高まりユーロは上昇。その後は利食いなどもあり押し戻されたもののNY時間には再び上昇。ムーディーズが米国格付け引き下げの可能性を示唆したことでドルが全面安。ユーロドルは4か月ぶりの高値である1.2870を付けて引けてきた。ドイツ裁判所の判断が合憲となる可能性は非常に高かっただけに、ややはしゃぎ過ぎのようにみえる。実際に合憲と判断した時点では寧ろセル・ザ・ファクト(事実で売れ)になるとみる。ただ、ドルの下落の流れとともにユーロの潜在的なショートがもう一段FOMCを前に炙り出されるとみる。大台の1.3ドルはフィボナッチの76.4%にあたる。

ユーロドル予想レンジ:1.3000(76.4%)~1.2820

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[豪ドル米ドル]金利差からのオージー買い

(豪ドル米ドル日足)



ドイツ連邦裁判所がESMに対し合憲と判断するとの観測が高まったことでユーロが上昇するとオージーも攣られて上昇。これまでのユーロオージーの動きは全く見られずオージー単体での買いが入った。NY市場に入りムーディーズが米国の格付け引き下げの可能性を示したことでドルは全面安。明日のFOMCでは国債の買い取りを実施して景気を浮揚するとの観測が高まった。また、中国の温家宝首相が中国経済成長に自信を示したこともオージー買いを促した。この数週間で最も売られていたオージーに買いが集まっている。ドルの追加緩和期待に対しオージーの金利の下げ止まり感が投資マネーを引き寄せ始めている。明日のFOMCを前に米国追加緩和への思惑はもう一段オージーを押し上げるとみる。

オージードル予想レンジ:1.0500(76.4%)~1.0390(雲の上限)

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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