ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-09

[全般]FOMC追加緩和を織り込む

欧州債務問題への不安はここにきて大きく後退してきた。
昨日行われたドイツ連邦憲法裁判所は恒久的救済基金であるESM設立の条約をドイツが批准することを条件付で認める判断を下した。これにより、ESMは10月8日に正式に活動を開始。スペインが支援を要請すればECBが国債購入をできることになりユーロ圏安定に一歩近づいたといえる。
また、この日はオランダ議会選挙が実施され出口調査では与党自由民主党が第一党の座を維持することはがほぼ決定。これでこれまでの緊縮策やギリシャ支援なども継続されることになりユーロの不安は後退した。ユーロは米国追加緩和期待からのドル売り圧力もあり1.29ドル台に乗せてきた。円もQE3が実施されるとの期待から欧州勢などのまとまった買いもありドルに対し上昇。今日のFOMCでは追加緩和に関してほぼ織り込んできたとみる。ただし、大規模な量的緩和を実施するようならユーロと円は更に買われることになる。少し織り込み過ぎたように見える。QE3の可能性は6割といわれるが、単なる時間軸の延長などで終わればドルの買い戻しが一気に入ることになる。

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[米ドル円]円高牽制発言も効かず

(米ドル円日足)



FOMC会合で追加緩和期待が高まったことで円高が進行。ドル円は欧州ファンド勢などのまとまった売りもあり77円台に突入した。この日は安住財務相が円高に対し断固たる措置をとるとの円高けん制発言を行った。しかし、じりじりと進む円高に対し市場は殆ど反応を見せなかった。急激な円高に対しては警戒感が高まるものの、ゆっくりとした動きではショートも溜まりにくい。本日のFOMCでもし大規模な量的緩和第3弾を行うとなれば77円付近を試す展開とみる。しかし、そのレベル近辺では介入実施の可能性が本格的に高まる。また、来週の日銀政策会合で追加緩和を実施するとの見方から下値は限られる。市場はかなり織り込んできていることから、QE3の実施がないときの反応の方がインパクトは大きくなる。QE3への期待が高まる前のレベルである79円付近までの戻しもありそうだ。

ドル円予想レンジ: 79円00銭(9月7日高値)~77円35銭(2月14日安値)

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[ユーロ米ドル]ユーロの天井に近づく

(ユーロ米ドル日足)



ドイツ連邦憲法裁判所はこの日ESMの設立条約をドイツが批准することを条件付きで認めた。これによりESMは10月8日正式に稼働を開始することになりユーロの安定に一歩近づいた。また、オランダ議会選挙では与党の自由民主党が第一党の座を何とか維持。これまでの財政緊縮策やギリシャへの支援も継続することになる。目先のリスクはこれで大きく後退したものの、欧州景気不安が解消されたわけではない。根本的な問題はこれからも長期にわたりユーロの足かせとなる。今回のユーロ上昇の主な要因は米国追加緩和期待だ。本日のFOMCでQE3 が実施されなかった場合にはユーロは反落することになる。
もしQE3を実施したとしても1.3の大台はかなり強い抵抗線になるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3000(76.4%)~1.2750

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[豪ドル米ドル/ユーロ豪ドル]金利差からのオージー買い

(豪ドル米ドル日足)


(ユーロ豪ドル日足)

EUR_AUD_20120913_hiashi.jpg


ドイツの憲法裁判所がESMの合憲性を認めたことや、オランダの議会選挙で与党が勝利したことで欧州不安が後退。リスクオンの動きがオージーの下支えとなる。しかし、昨日は米国QE3への期待からドル売りがオージー上昇の大きな要因となった。NYの午後には本日のFOMCを控えポジション調整の売りも見られたが買いの勢いはまだまだ強い。ユーロオージーの影響もここにきて一巡。高値圏でのもみ合いからそろそろ下落に転じる気配がみられる。ユーロが下落すれば豪ドルが上昇するパターンが再び始まるとみる。FOMCでQE3が実施されなければ一旦はオージー売りが強まることになるが、下値は1.04付近が強いサポートとみる。

オージードル予想レンジ:1.0610(8月9日高値)~1.0400(ボリンジャーバンド)

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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