ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-09

[全般]ドル安円安継続

FOMCがQE3を実施したが市場の多くが予想していたことから発表直後の動きはそれ程大きな動きにはならなかった。MBSを毎月400億ドルオープンエンド型で購入することで住宅市場の底上げを狙うものだが規模が問題だ。QE2では6000億ドルの国債を購入。QE1では1.7兆ドル規模のMBSや国債を購入した。それに比べて、今回は短期間ではそれ程大きな規模ではないが、雇用の回復がみられるまで継続するとなれば膨大な供給量となる。ドルはそれまで長期間にわたり下落傾向が続くという事になる。QE3は米国景気回復の大きな下支えとなることからリスクオンの動きが今後は強まり、ドル売りと同時に円売りが進むとみる。今週は日銀政策決定会合が開かれるが追加緩和期待が市場に高まっている。しかし、FOMC後のドル円は円高が進んだもののその日のうちに下落前のレベル以上に円安が進んでいる。急速な円高が進行した場合に追加緩和を実施するのであれば今回は追加緩和を見送る可能性が高い。しかし、そうなればECBやFRBとの歩調についていけない日銀への市場の反発は高まることになる。政治的にも円高阻止に向けて今回は追加緩和を行うとみる。

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[米ドル円]円安進行

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USD_JPY_20120917_hiashi.jpg


QE3の実施でドル円は発表後77円10銭付近まで下落。発表前のレベル77円40銭から高々30銭しか下落していない。既に、QE3を織り込みながら売り込まれていたこともあるがそれにしても下げ幅が小さかった。介入警戒感や日銀の追加緩和といった要因もあるがそれにしてもドル円の底堅さには驚きもある。結果的に、ドル円のショートカバーが炙り出された事で78円10銭付近まで上昇しほぼ高値圏で引けてきた。週明けは日本が休場となりいつもであれば下値を試す展開が予想されるが、今回は少し違う。これだけの売り材料が出たにもかかわらずドル円が上昇するというのはそれだけドル下落の勢いがないという事だ。週初はもう一段のショートカバーが入るとみるが、そうなれば急激な円高ではなく日銀会合での追加緩和期待が後退することになる。下押しの場面もありそうだが追加緩和を実施すれば79円台乗せもあるとみる。

今週のドル円予想レンジ: 79円50銭(ボリンジャー上限)~77円60銭

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[ユーロ米ドル]ショートカバーはほぼ一巡

(ユーロ米ドル週足)



ドイツ憲法裁判所がESMを合憲と判断したことやオランダ議会選挙で与党が政権を維持したことがユーロに安心感を与えた。これらの材料はそれ程ユーロの押し上げにはつながらなかったが、QE3の実施によりドルが全面安となったことでユーロは大幅上昇となった。週間での上昇幅は400ポイント余りとなり前週の上昇を上回った。7月中旬のバーナンキ議長証言前の1.20ミドルから上昇に転じ1100ポイントの上昇となった。今回の下げは5月初旬の1.32ミドルから始まり、そろそろユーロショートの買い戻しが一巡する頃だ。一旦は利食いも含め上値が抑えられるとしても、ユーロのロングメークが始まるとみる。週末はG20が開かれ欧州問題解決に向けた動きに期待感が高まる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3280(5月2日高値)~1.3000

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[豪ドル円]一目の雲を上抜け

(豪ドル円日足)



欧州債務危機が後退するとともに米国がQE3実施を決定。世界的な景気てこ入れに繋がるとの観測からリスクオンの動きが強まった。今週はRBA議事録が発表されるが前回の声明では追加緩和の可能性は後退。内容がこの声明に沿ったものであればオージー買いは更に強まるとみる。一目の雲の上限を先週末に上抜けしたことで買いの勢いは今週も継続とみる。FOMCなどのイベントリスクを控え79円台に下落したことで目先のロングは振り落された後だけに上値の抵抗はそれ程強くないとみる。対ドルでは金利差拡大からの買いが強まり1.06のレジスタンスを超えた。また、ドル円もQE3で下落するとの見方が高まったが結果的に上昇。下押し場面では買い遅れたオージー円の買いが並ぶとみる。

今週のオージー円予想レンジ:84円50銭~81円70銭(基準線)

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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