ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-09

[全般]日銀追加緩和実施決定で出尽くし感

追加緩和を見送るか実施するか五分五分の状態で迎えた日銀政策会合では追加緩和実施決定に踏み切った。この報道を受けドル円は一気に78円ミドルから79円前半へ上昇。クロス円も全面高となった。しかし、欧州から米国市場にかけて円はじりじりと押し上げられて、結局追加緩和実施前よりも円高が進んだ。日銀は資産買入れ規模を70兆円から80兆円規模で拡大するものでECBやFOMCでの無制限の購入に対し見劣りがするものだ。今後の会合に追加余地を残すものだが、市場の反応は厳しかった。ただし、追加緩和の可能性を残しただけに円高の懸念は後退したとみる。日米欧の協調緩和により今後余剰マネーのだぶつきがリスク資産に向かう動きは継続するとみる。一旦は日米欧の追加緩和が実施されたことで出尽くし感からのポジション調整が入ったが、円売りの動きは今後も続くとみる。

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[米ドル円]日銀の追加緩和実施で押し戻される

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20120920_jikanashi.jpg


日銀はこの日資産買入れ規模を70兆円から80兆円規模に拡大すると発表。ECBやFOMCに次いで日銀も追加緩和に踏み切った。発表後ドル円は79円20銭付近まで上昇。実施のタイミング的にはサプライズとなった。しかし、その後は実需の売りやクロス円も利食い売りが高値で散見。結果的に発表前のレベルを下回る下落となった。今回の追加緩和は内容的には日銀らしいもので、小出しに近いやり方が目立つ。ECBやFOMCの無制限購入と比較すると目劣りするものだ。しかし、その分今後追加緩和余地を残したことにもなり、極端な円高リスクは後退したとみる。実需の売りがだぶつき暫く上値の重い展開が続くとみるが最終的にドル円の底を確認すれば戻すとみる。円安の動きに変化はない。

ドル円予想レンジ: 78円65銭~78円15銭(転換線)

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[ポンド円]BOE議事録

(ポンド円時間足)



日銀の追加緩和を受けポンド円は1円余り上昇。これまでドル主体で動いていたポンドは発表後ポンド円の買いが入りポンドドルも押し上げられた。結局ポンドドルやポンド円の利食いの場となり127円付近まで押し戻された。この日は9月5-6日に行われたBOEの金融政策委員会における議事録が公開された。9対0で現行の政策金利と資産買入れプログラムを現行水準に維持することを決定した。ECBやFOMC、そして日銀の追加緩和に対しBOEが据え置いたことを嫌気しポンド売りが強まった。しかし、ポジション的にはそれ程偏りはみられないことからそろそろ値ごろ感での買いが出る頃だ。下値は61.8%戻しの126円40銭付近とみる。

ポンド円予想レンジ:128円00銭~126円40銭(61.8%)

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[NZドル円]経常赤字拡大

(NZドル円時間足)



朝方発表されたNZの6月末までの1年間の経常赤字は3年ぶりの高水準に拡大。GDP比で4.9%と改定値の4.5%から拡大したことでNZドルの売りが強まった。日銀政策会合発表前という事もありロングポジションの調整売りも見られた。日銀が追加緩和を実施すると約4か月ぶりの高値65円68銭まで上昇。その後はドル円の下落とともに売りが強まり発表前のレベルを下回り安値圏で引けてきた。下落の勢いは未だ終わらず今日は更に下値を試す展開とみる。61.8%戻しとなる64円40銭付近がサポートレベル。ただし、対ドルではドルの下落が継続していることから下げも限定される。64円ミドルは中期的に見て買いのチャンスとみる。

NZドル円予想レンジ:65円25銭~64円40銭(61.8%)

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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