ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-12

[全般]財政の崖協議で楽観的見方

米国財政の崖問題でやや楽観的な見方が高まりドル安からドル高に昨日は転換。
NY時間にオバマ大統領は共和党が富裕層の増税で妥協すれば財政協議は1週間で解決することが可能と発言。また、ガイトナー財務相もこの日中間層向けの減税の延長を議会に促すなど交渉で進展がみられた。この日発表された米11月ADP雇用統計は11.8万人増と予想の12.5万人増を下回ったものの、財政の崖問題が浮上するなかで寧ろ市場は好感。ISM非製造業景況指数も54.7と予想の54.2を上回るなど米景気回復期待からNYダウは久しぶりに大幅上昇となった。崖問題協議への懸念によるドル売りの動きが上昇に転じた。
円はこの日日銀副総裁が20日の政策会合で追加緩和への含みを示唆したことで海外勢が円売りを強めクロス円も全般に上昇。円安の調整で円の買い戻しが目立つなかで再び円売りの動きが始まった。
しかし、財政の崖問題は依然として混迷する中で日替わりメニューのように市場の反応は変わりやすい。
明日の米雇用統計を控え今日も短期筋によるポジションの巻き戻しに入りやすく、NY時間にはドル売り円買いの動きが強まるとみる。

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[米ドル円]レンジ内での動き継続

(米ドル円時間足)



日銀の西村副総裁は講演で「リスクが高まれば適切かつ果断な対応を行う」と発言。これを受け20日の日銀会合で追加緩和の可能性が高いとの見方が高まり海外勢を中心に円売りの動きが活発となった。しかし、この時点で日銀のあらたな追加緩和措置は難しいとの見方もある。欧州市場では利食い売りも散見されたがNY株価の上昇に伴いリスクオンの動きからクロス円が全面高となったことでドル円も上昇。テクニカル的にみると短期的に81円70銭付近でダブルボトムを形成したことで買いを入れてきたとみる。しかし、明日の雇用統計や財政の崖問題の燻るなかで上値も限定される。雇用統計までは82円75銭~81円75銭のレンジ内での動きが継続するとみる。

ドル円予想レンジ:82円50銭(76.4%)~82円00銭

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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言に注目

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20121206_jikanashi.jpg


欧州時間に実施されたスペイン国債入札は目標上限額の45億ユーロに届かず42.5億ユーロにとどまった。スペインは自力で2013年度の資金を調達し始めたが入札が不調により10年債がこの日は下落。ギリシャ危機が後退したものの次はスペインの支援問題に対する不透明感が広がった。また、財政の崖問題を巡り楽観的な見方が広がったことでドルが上昇したこともユーロの上値を抑えた。9月と10月に1.31ミドル付近を天井に押し戻された。今回も同様に1.31ミドル手前で上値を抑えられたことでトリプルトップを形成する可能性が高い。一旦は利食い売りが出やすく、ここから上値を試すにしても下押ししてからとみる。上値を抜けるきっかけとしては本日ECB理事会後のドラギ総裁発言に注目。国債購入やユーロに対する強い姿勢をあらためて示す時とみる。或いは、財政の崖問題が再び高まりドル売りが強まる時か。いずれにしても、1.31台では一旦売りを出し、1.3150を抜けた時に再び買いを入れるようにする。

ユーロドル予想レンジ:1.3095~1.3000

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[豪ドル円]レンジの上限

(豪ドル円日足)



朝方発表された第3四半期GDPは0.5%と予想の0.6%を下回り前日の利下げを裏づけるものとなった。しかし、既に利下げが実施されていたことから影響は見られなかった。その後、日銀の追加緩和期待が高まるとオージー円は金利差拡大期待から上昇。結局利下げの影響は1日で終わり再びレンジの上限に近づいた。早朝にはニュージーランド中銀が政策金利を据え置きNZドルは上昇。オージーも攣られて底堅い動きとなった。本日発表の豪州11月雇用者数は前回の1.07万人から横ばいと予想される。豪州の雇用統計は毎回予想と異なることが多い。昨日のNY株式市場の上昇など市場の今のセンチメントはオージーにとって有利に働きやすく、予想を上回った時にはレンジの上限を超えてくるとみる。

オージー円予想レンジ:86円80銭~86円00銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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