ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-02

[全般]欧州不安と米国景気期待

イタリア総選挙では上院で過半数を獲得できずにねじれ国会となったことでユーロ全体への懸念が高まりユーロは急落した。その混乱も一日経ったこの日は大分落ち着きを取り戻したが依然として不安感は漂う。イタリア国債利回りは上昇し他の南欧諸国などへも影響が表れている。ギリシャ危機が後退しユーロ圏は財政改革を打ち出したことで欧州不安が後退しユーロ上昇を後押したものの、今回のイタリア選挙結果では再び不安感を呼び起こしかねない。如何にユーロ問題が難しいかを示すものだ。この混乱が一旦は収まったとしてもしばらくは根深い不安感を抱いたままとなるだろう。
一方、米国では新築住宅販売件数やケースシラーなどが予想を上回る好結果となったことでユーロからドルへ資金が移動。また、バーナンキ議長の議会証言では資産購入プログラムを擁護する発言から株式市場で好感され前日の急落から一転して反発。欧州不安と米景気期待とが重なり昨日の混乱は後退。これまでの円中心の動きは後退し欧米中心の相場展開となった。今日はドラギECB総裁の講演であり、債券購入や欧州景気への言及に注目が集まる。また、米国経済指標への注目度が高まり始めており今日の耐久財受注や中古住宅販売など指標が予想を上回れば株高からのリスクオンの動きが強まるとみる。

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[米ドル円]円安の修正局面継続

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20130227_jikanashi.jpg


次期日銀総裁と副総裁人事が安倍首相の意向にあった人物が選ばれたことで市場はご祝儀的な円売りが進んだが、その後はイタリア選挙結果により一気にリスクオフの動きから円の買い戻しの動きが強まった。これは日本サイドの問題ではないもののこれまで進んだ大幅な円安の修正を引きずり出した。これまでは1-2円程度の修正が断続的に入っていたが、今回はこれまでとは違い4円近い下落となった。先週は円安を更に加速する手段の一つであった外債購入の可能性が後退した。ここにきて、材料出尽くし感もみられることから目先は円安の修正が継続しもみあいに入るとみる。もみ合いレンジ幅は月曜日の上昇と下落の幅が当面の目安となった。

ドル円予想レンジ:92円70銭~91円50銭

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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言に注目

(ユーロ米ドル日足)



イタリア総選挙でねじれ国会が生じたことで市場はイタリア国内だけではなくユーロ圏全体に悪影響を与えるとの懸念が広がった。今後、イタリアが再選挙を行えば政治空白が乗じることになり不安が高まる。かといって、理念の大きく異なる右派との連立を組むようであれば議会運営に支障をきたすことにもなりかねない。このリスクは当面継続することになるだろう。イタリア国債利回りも上昇するなど債券や株式市場でもリスクオフの動きが強まった。今日はドラギ総裁講演がありこれまで年前半には景気減速など下振れリスクを再度示すか、或いは、イタリア国債を下支えするような発言が出るか注目。
一目をみると雲の下限で下げ止まりがみられる。この下限レベルは今年1月でも跳ね返されていることからダブルボトムを形成することが出来れば上昇に繫がる。

ユーロドル予想レンジ:1.3160~1.3000

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[ポンド米ドル/ユーロポンド]マイナス金利も視野に

(ポンド米ドル時間足)


(ユーロポンド時間足)

EUR_GBP_20130227_jikanashi.jpg


キングBOE総裁はポンドの下落は英国のリバランスの必要性を示すものと発言。また、実質マイナス金利は持続可能な成長と矛盾するとした。前日に大幅下落となったポンドの買い戻しがこの日は徐々に入り堅調な動きとなった。しかし、その後BOE副総裁が議会で追加の資産購入を依然として排除しないと発言。また、BOEではマイナス金利も話し合われていたことも明らかとなりポンドは再び上値の重い展開となった。しかし、ポンドの悪材料もほぼ出尽くし感があり、ユーロポンドもここにきて下げ止まり感が出始めている。イタリア選挙後の混乱も徐々に収まり始めてくれば対ドル対ユーロ、そして対円でもポンドの巻き返しの動きが期待出る。1.50ミドルがサポートできるか注目。

ポンドドル予想レンジ:1.5250(50%)~1.5060

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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