ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-11

[全般]量的緩和縮小への思惑進む

前日のFOMC声明文に政府機関閉鎖に関する懸念が触れられていなかったことから量的緩和縮小が予想以上に早まるとの見方が強まった。それを裏づけるように昨日の10月シカゴ購買部協会景気指数が65.9と予想の55.0を大きく上回りドルは上昇。政府機関の一部閉鎖の影響はなく、寧ろ好調な米経済を示したことで市場はこれまでとは一変して長期金利も上昇。この数字は今日発表されるISM製造業などの先行指標となることから、今日も予想を上回る可能性が高まる。ドルは金利の上昇と共にユーロに対してドルが大きく上昇した。一方、NY株価は金利上昇により下落傾向が続いておりリスクオフからのクロス円の下落が強まっている。
このように、市場が目先の動きに翻弄されやすくなっているのはそれだけまだフェッドの政策に対する不透明感が強いためといえそうだ。FOMCでは量的緩和縮小を実施するには更なる明確な根拠がもつべきと指摘しており、この程度で緩和縮小に踏み切るとは思えない。
また、昨日は日銀が展望リポートを発表し、2年後のインフレ目標2%達成のシナリオを維持するとした。しかし、民間調査とのギャップは大きくもし達成が難しいとなればドル円の下落が強まることになる。来年春には追加緩和を実施するとの観測もあるが、それだけ達成が難しいという事を市場が捉えてしまいかねない。
今日は日本の連休前という事から短期的なポジション調整のドル売りの動きが強まりそうだ。

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[米ドル円]米長期金利上昇でも上値重く

(米ドル円時間足)



日銀会合では2年で物価目標を2%程度に達成するとのシナリオを維持したものの、3人の委員は反対の意見を述べた。民間の調査とのギャップが大きいことからリスクシナリオに対し軽く見ているのかとの質問に対し、黒田総裁は否定した。市場の反応は冷ややかでじりじりとドル円は下落した。その後、新規失業保険申請件数が予想通りと減少したことや、米10月シカゴ購買部協会景気指数が予想を大きく上回り、長期金利が上昇するとドルが全面高となった。ドル円も98円40銭付近まで上昇したが本邦からのドル売りもみられ押し戻されるなど荒っぽい動きが目立った。下値の98円10銭付近は前日かなり長い間もみ合いが続いたレベルでもあり強いサポートになった。ドルは量的緩和縮小への期待が高まったことで底堅い動きとなっているが、今日のISM製造業指数が予想を下回るようであれば再び弱気のセンチメントに逆戻りしかねない。連休前という事もあり下押しリスクに注意したい。

ドル円予想レンジ:98円60銭~97円60銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]年内の利下げ観測浮上

(ユーロ米ドル日足)



前日のFOMCで緩和縮小時期が早まるとの観測が強まりドルが上昇に転じユーロ上値の重い展開でこの日は始まった。東京市場では欧州時間にユーロ圏CPIや失業率が発表されることから慎重な動きが続いた。結果は+0.7%と予想の+1.1%を下回り、失業率も12.2%とこちらも予想の12%を上回り過去最悪となった。これを受け、市場ではECBが年内にも追加利下げを実施するとの観測が浮上しユーロは下げ足を強めた。
また、オーストリア中銀のノボトニー総裁も長期資金供給オペ(LTRO)の終了に対する懸念を示したこともユーロ売りを加速させた。ドルの上昇と伴にユーロ売りの材料が出たことでこれまでのユーロロングの投げを誘った。
フィボナッチの23.6%戻しとなる1.3650は強いサポートとみられていただけに、このレベルを下抜けしたことで損切を誘発。
パラボリックのSARも昨日で買いから売りのサインに変わり、ボリンジャーバンドの中心線を下回った。
まだ完全に売り切れた観もなく、今日も上値の重い展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.3650~1.3515(10月17日安値)

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]豪州PPIと中国PMIに注目

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル日足)

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東京時間に発表された9月の豪州住宅許可件数は+14.4%と予想の+2.8%を大きく上回ったことでオージーは対ドル対円でも大きく上昇。これで再び上昇気流に乗るかと思われた。しかし、上昇後93円ミドル付近には利食い売りなどが並んでいたとみられ押し戻された。
米国の量的緩和縮小期待からの米ドル買いが強まったものの、ユーロなどに比べるとオージーの下げは小幅にとどまった。欧州市場ではユーロオージーの売りが強まりオージー円も再度93円ミドルに戻したものの、このレベルには依然として売りが重く押し戻されるなど、上値の重さだけが印象に残った。ただ、フィボナッチの61.8%戻しにあたる92円60銭で下げ止まっており、ボリンジャーバンドの93円付近に何とか戻されて引けてきた。
今日の9時半には豪州7-9月期PPI、その後の10時には中国PMIも発表される。
今の市場のセンチメントでは悪材料に反応しやすく、92円60銭を下回るようであれば50%戻しの92円付近までの下落も視野に入る。

オージー円予想レンジ:94円00銭~93円00銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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