ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-12

[全般]円安ドル高の動きに戻る

来週のFOMCを控え好調な米経済指標を受け量的緩和縮小実施への思惑が高まったことや、日本の公的年金運用の報道で円安とドル高が進行した。
アジア市場では日経平均や上海総合指数などが軒並み下落。欧州市場でも欧州各国株式市場が下落。リスクオフの動きが強まったものの円売りの動きが強まった。これまで注目されていたGPIF(公的積立金管理運用独立行政法人)の国内債権比率引き下げ要求に対し所管の厚生労働省幹部が受け入れ姿勢を示したことで、日経平均先物が大きく上昇。これに伴い円売りが再開した。
また、NY時間に発表された米11月小売売上高が+0.7%と予想の+0.6%を上回ったことから来週にも量的緩和縮小が実施されるとの思惑が広がり長期金利が上昇。株価は下落するといった通常のパターンがみられた。
結果的にドル高と円安が進んだことでドル円や主要通貨でのクロス円は再び高値圏に押し戻された。
来週、もし量的緩和縮小が実施されるとすれば一時的に長期金利が上昇し株価が下落することになるが、それを昨日は先取りした格好だ。結果的に、実施後再びドル高と円安が進むという見方を為替市場では先取りしたことになる。
やや先取りしすぎている観もあるが、今回の円買戻しの動きから下値を確認したことで円売りの流れは継続とみる。

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[米ドル円]GPIFの投資先見直し

(米ドル円時間足)

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(米ドル円日足)

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前日と同様にアジアや欧州、そしてNY市場など世界同時株安となったが、円は反対に全面安となった。公的年金を運用するGPIFは来年中にカナダ基金と提携することを発表した。また、国内債券比率を引き下げることを厚生労働省が受け入れ姿勢を示したとの報道もあり欧米時間に日経平均先物の価格が大幅に上昇。リスクオンが強まるとの見方から円は再び売りが強まった。また、NY市場で発表された米11月小売売上が予想を上回ったことから来週にも量的緩和縮小が実施されるとの見方が強まりドルが上昇。
102円前半まで下げたドル円は再び103円ミドルまで押し戻された。102円を割り込まずに反発したことで、底値の硬さを確認した。これで今年最高値となる103円73銭を再度試しに行く展開とみる。ただし、そこから上を買っていくには来週のFOMCを控え難しいだろう。週末という事もあり高値を超えたところでは利益確定の売りを出しておきたい。

ドル円予想レンジ:103円80銭~102円80銭

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[ユーロ米ドル]1.38ドルのクルーシャルポイント

(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20131213_jikanashi.jpg

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20131213_hiashi.jpg

これまでのユーロ買いに陰りが見えてきた。
今年最高値となる1.3830の上値を超えられなかったことから、テクニカル的にダブルトップを形成した可能性が高い。
昨日はNY市場で量的緩和縮小が早期に実施されるとの観測が高まり米長期金利は2.85%近くまで上昇。欧米の金利差拡大によるドル買いユーロ売りが強まった。また、この日はRBA総裁が豪ドル安を促す発言をしたことで豪ドルが急落したこともユーロ売りを促す要因となった。
ただ、円安が進んだことでユーロ円が底堅い動きをしていることから対ドルでの下落速度を抑えている。
日足のパラボリックの位置する1.37付近を下回らないようであれば再度上値を試す展開とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3790~1.3700(38.2%)

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[豪ドル米ドル]RBA総裁発言で0.85ドルを意識

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル月足)

AUD_USD_20131213_tsukiashi.jpg

0.9ドルを底に比較的底堅い動きが続いたオージーだったが、NY時間にRBAスティーブンス総裁が再び豪ドルのレベルに対し口先介入を行った。
総裁は「FRBが緩和縮小を開始することを望む」と発言。ドル高に向かえば豪ドルが強くなることを意識したものだ。また、「豪ドル安が経済を促進するために望ましい、通常の水準は現在のレートより低い」とした。更に「豪ドルは対ドルで0.8500に近づく必要がある」と具体的なレベルまで言及した。これにより、豪ドルは一気に0.90ミドルから0.89前半まで下落した。市場は今後0.85ドルを意識し売りを強めることになる。
0.85ドルというレベルは月足チャートでもわかるが、リーマンショック以降の安値0.6ドルからその後の最高値1.1080の50%戻しにあたる。
GMが豪州の生産から撤退を表明し、トヨタも今後撤退する可能性が高まるなど豪ドル高による経済への影響は大きい。これらから、RBAは徹底して豪ドルを押し下げるためには緩和政策も今後維持されるとみてよい。

オージードル予想レンジ: 0.8990~0.8845(今年最安値)

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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