ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-12

[全般]FOMCを挟んだ神経質な展開

先週は米国量的緩和縮小の早期実施観測が高まりNY株式市場は下落、債券利回りは上昇したものの大きな混乱は見られず、リスクオンからの円売りとユーロ買いが強まった。
今週はそのFOMCが開催されることから、緩和縮小実施に向け市場では神経質な展開が予想される。

先週の主な動きとして、円関連ではGPIFの国内債比率の引き下げなど公的年金による外債投資拡大観測や黒田日銀総裁の緩和継続姿勢などが円安の後押しをした。来年の春には追加緩和期待もあり今後もドル円を下支えするものとなる。今週月曜日は日銀短観の発表や日銀会合が開かれる。会合では現状の緩和政策が維持されるとみられるが追加緩和期待を後退させるものではないが、その前後には円を買い戻す動きもある。ただし、中長期でみれば日米金融政策の違いがはっきりし、今後のドル円の上昇余地を示すものとなるだろう。

ドル関連では量的緩和縮小観測による米長期金利上昇に伴うドル買いはほとんど見られなかった。一方、株価の下落がリスクオフになるものの、円は寧ろ全面安となるなど今後の日米金融政策の違いが更に鮮明になった。今週のFOMCでは緩和縮小に着手するとの見方が強まるものの市場はある程度織り込み始めている。もし実施されずに持ち越した時の方が一時的な市場の混乱を煽る可能性が高い。いずれにしても、一時的な混乱はあっても既に緩和縮小への動きは織り込んでいるものの、クリスマス休暇や日本の連休を控え調整の円買いが予想以上に強まる可能性を頭に入れておきたい。ただ、円上昇の場面では中長期での円売りの動きを見据えた円売りを仕込むチャンスになる。

ユーロ関連では1月からスタートする欧州大手銀行査定を前にレパトリのユーロ買いが強まったものの、それも先週後半には一巡した可能性が高い。今週はこれまでの調整的なユーロ売りに注意する必要がある。もしFOMCで緩和縮小を実施するとなれば一時的なドル上昇によるユーロ売りが強まるリスクが高まる。

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[米ドル円]今年最高値を更新したものの

(米ドル円月足)

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(米ドル円時間足)

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今週は日銀短観で改善が示される可能性が高く、日経平均の上昇が円安要因となる。ただ、FOMCを控え戻しは調整の売りで抑えられるとみる。FOMCでは量的緩和縮小が実施される可能性が高まるものの依然1月以降という見方が根強い。しかし、市場は既に実施を織り込み始めていることから、寧ろ先送りする時には市場の混乱を招くことになりそうだ。どちらにしても、日銀会合と比較して日米金融政策の違いが明確になることからドル円の底値は限られる。先週は102円前半まで下落したことで底値を確認したことから、次にそのレベルに下落すれば買いが集中してくるとみる。不透明感が漂うドルの動きに対し、円安の動きは明確だ。

今週のドル円予想レンジ:105円50銭(月足61.8%)~102円20銭

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[ユーロ米ドル]ダブルトップ形成

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

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1月から始まるECBによる銀行査定を前に主要銀行は海外資産を売却する動きがユーロを押し上げていた。その動きも先週で一巡したとみられ今週のユーロは上値の重い展開が予想される。今週開かれるFOMCでは量的緩和縮小を実施すると米長期金利の上昇によるドル買いが強まる可能性が高い。また、月曜日にはドラギ総裁の議会証言が行われることから、追加緩和への言及があれば下押し要因となる。
テクニカル的にみると1.38前半でダブルトップを形成。パラボリックのSARが1.37割れに位置することから、このレベルを下回ると途転サインが灯る。半値戻しとなる1.3550付近が強いサポートとみられ、このレベルで下げ止まるようであれば反転の始まりとみて買いを仕込んでおきたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3790~1.3550(50%)

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[豪ドル米ドル]材料出尽くしからの反発も

(豪ドル米ドル日足)

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先週はRBAスティーブンス総裁が豪ドルは0.85ドル近づく必要があると発言。豪ドルを押し下げようとする口先介入により下落が加速した。これまでのユーロ買い豪ドル売り動きが活発化していたことも豪ドルを押し下げる要因となっていた。また、米国量的緩和縮小によるドル買いが強まるとの観測もオージー売りの材料として意識された。
今週はそのFOMC会合が開かれ、ドルの上昇がオージーを抑えるとの見方もあるが既にオージーは先取りしている。口先介入もやや市場は慣れてきたことから目先の売り材料に出尽くし感が高まる。
また、ユーロが一旦は天井を付けた可能性が高くユーロ売りオージー買いの動きも期待できる。
長期的なオージー売りは変わらないとみるが、今年最安値となる0.8845をバックに買いを入れてみるのはどうだろうか。

オージードル予想レンジ: 0.9230(38.2%)~0.8845(今年最安値)

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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