ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-12

[全般]流動性の低下で予想外の動きも

先週のFOMCでは量的緩和縮小を決定。リーマンショック後から5年間続いた異例の緩和政策にも一つの節目が来たことになる。懸念された株式や債券市場の大きな混乱はなく、寧ろ株式市場では緩和縮小が米国景気回復を示すものとして好感。大幅上昇となった。
一方、日銀の緩和政策継続が示され日米金融政策の違いが鮮明となり円安の流れが加速した。
今年最後のビッグイベントとなったFOMC会合が終了したことで、イベントリスクは後退し市場には安心感が広がり始めている。ただ、今週はクリスマス休暇がいよいよ本番に入ることから市場参加者が極端に低下する。その中で24日の米国市場では新築住宅販売件数や個人支出などの指標発表を控える。先週の7-9月期GDPが大きく上方修正された後だけに、今回も予想を上回るようであれば過剰な反応を示す可能性もある。普段であればそれ程大きな影響を与えないものの、休暇前の最後の円買いやドル買いなどのポジション調整が入れば予想以上の値動きになりやすい。特に、米景気にとってプラス材料となれば米長期金利が上昇し、寧ろ一時的に不安定な状態からNY株式市場やドルの下落にもつながりかねない。
ユーロやポンドなどが対ドルで下落が急速に進めばクロス円の下落に繋がりドル円も押し戻されることになる。突発的な下落などには注意しながらも日米金融政策の違いによる中長期の円安の流れに変化はなく、下げたところでは買いのチャンスとみることができそうだ。

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[米ドル円]クロス円の動向に注意

(米ドル円時間足)

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(米ドル円月足)

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先週はFOMCを控え週前半には上値の重い展開で始まったものの、会合で量的緩和縮小実施が決定したことで上昇。102円ミドルから104円ミドルまで安値から2円近い上昇となった。緩和縮小による米国株債券市場の下落が懸念されたが大きな混乱はなく寧ろ堅調な株価に安心感が広がりリスクオンの動きから円安が進んだ。しかし、週末のNY市場の後場では円がクロス円を中心に円の買い戻しの動きが強まった。米国GDP確定値が上方修正されたものの市場の反応は鈍く、調整色が目立った。
今週はその調整の動きが残る中でクリスマス前に新築住宅販売や個人消費支出が発表される。景気回復期待が強まり長期債利回りが3%台に乗せてくるようであれば市場の不安感を高めリスクオフによる円高に繋がりかねない。
反対に、もし調整の動きによる下押しがみられないようであれば月足61.8%戻しの105円ミドルまで上値を試す展開もある。
ただし、この薄商いの中でどちらに振れても一方向にはなり難く、往って来いになりやすい。

今週のドル円予想レンジ:105円60銭( 61.8%)~102円60銭

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[ユーロ米ドル]ドル高に上値を抑えられる

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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FOMCを前にしてもユーロの売りは殆ど見られず底堅さが目立っていた。1月から始まるECBによる銀行のストレステストを前にユーロの買戻しの動きがユーロの底を支えていた。その動きも一巡したとみられ調整の売りが入っている。過度な売買をみるオシレーター系代表のMACDでは0.005の高いレベルでシグナルとMACDがデッドクロスをしている。これだけをみるとまだ売りの勢いが残っている。ストキャスティクスでは%Kが%Dとデッドクロスするところで反落が終了するか微妙なレベルにいる。
米国の長期金利は3%に迫る勢いで上昇したものの、一旦は先週末に押し戻された。ただ、今週の米経済指標次第では再び長期金利が3%を試す展開が予想されることから、ドル上昇によるユーロ売りが強まりかねない。薄商いの中で38.2%戻しの1.3610付近を下抜けすれば50%戻しの1.3550が次のサポートとして意識される。
一方、上値は1.38ドル付近ではダブルトップが意識されることから当面は強いキャップになり抜けていくにはもう一つ材料が欲しい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3770~1.3550(50%)

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[豪ドル米ドル]クリスマスに雲の捻じれ

(豪ドル米ドル週足)


(豪ドル米ドル日足)

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下落一辺倒のオージーはFOMCを境にドル下げ止まった。米国長期債利回りが上昇しドル買いが強まっているにもかかわらず下げ止まったことで市場にはやや安心感が広がった。RBA総裁が豪ドル高に対し依然として不快感を露わにしたが、介入に対しては消極的な姿勢を示したことも買いに繋がった。ただ、必要なら再び利下げの姿勢を示すなど豪ドル高に対する強硬な姿勢は崩していない。先週末の上昇はあくまで調整の動きでありもう一段の上昇があったとしても本格的に買いを入れていく地合いではない。
今週の24日には一目の雲の捻じれが生じることから流れが再び下落に転じる可能性が高い。25日からはクリスマス休暇で一年を通して市場の商いが最も低くなる時だけに注意したい。ただ、0.8780はフィボナッチ76.4%戻しでもあり強いサポートになる。
前週にRBA総裁が0.85ドルという特定のレベルを示唆したことで寧ろ底を意識してその手前で買いを入れてくるところもありそうだ。

今週のオージードル予想レンジ:0.9040(23.6%)~0.8780

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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