ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-12

[全般]実質新年度入りの為替相場

先週は欧米市場を中心にクリスマス休暇となったことで流動性の低下したものの、中長期的な円安基調に変化はなくドル円も底堅い動きが続いた。また、先週発表された米国経済指標は底堅い景気回復基調を示すものとなり株価は上昇し長期債利回りは一時3%台に乗せるなど、ドル高の動きが強まった。一方、ユーロやポンドも金利上昇により対円で高値を更新するなど円全面安の動きは継続。
クリスマスとボクシングデーが終わったことで欧米市場は実質新年度入りとなる。一方、日本の主な企業は既に正月休暇に突入することから欧米中心の相場展開が始まる。
円からドル主導相場の色が濃くなるとみるが、先週末に安倍首相が靖国神社参拝に対する海外の動き次第では円への注目度が高まる可能性もあり予断は許せない。今のところ為替への影響は限定的とみられるものの、日経株式市場で波乱含みとなれば円高リスクに繋がることになる。一方、日本が有事の当事者になるだけにネガティブな円売り材料として捉えられる可能性もある。
今週は年末にケースシラー住宅価格、年明けにはISM製造業景況指数など今後の米国経済の底堅さを再確認されればドル高が更に強まるとみられる。また、金曜日には複数のFRB連銀総裁や理事の講演が控える。特に、バーナンキ議長の講演もあり改めて米景気回復基調の底堅さを示すようであれば株高金利上昇によるドル高円安が進むことになりそうだ。

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[米ドル円]円安からドル高へ

(米ドル円日足)

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(米ドル円月足)

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先週は東京以外の主な市場が休場となる中でドル円はポジション調整の売りも103円75銭程度にとどまるなど底堅い動きが印象的となった。それだけドルロングポジションの偏りが少ないという事を示すものだ。クリスマス休暇明けの欧米市場でもクロス円の買いも手伝いドル円は底堅さをキープ。米長期債利回りが3%台に乗せてきたことでドル高の動きも目立ち始めている。今週は円安も一休みするなかで金利上昇と堅調な株価動向に伴うドル高の動きが先行するとみている。日足の上昇チャネルをみても円安ドル高トレンドに変化はない。
米経済指標の発表やバーナンキ議長講演の内容次第では一時的に下振れするようであればラストチャンスとみて買いを入れていきたい。
上値目途は月足でみた61.8%戻しの105円60銭と長期下降トレンドの位置する107円台ミドル付近が意識される。下値目途はクリスマス休暇直前のNY終値となる104円前半。

今週のドル円予想レンジ:107円50銭(月足下降トレンド)~104円30銭

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[ユーロ米ドル]長い上髭で上値重く

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル月足)

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クリスマス休暇明けとなった欧州市場ではユーロが対ドルで損切を巻き込みながら1.39手前まで急速に値を伸ばした。東京市場早朝の安値1.3690付近から高値まで200ポイント余りの上昇となった。バイトマンドイツ中銀総裁が低金利は政策や改革を危険にさらすと発言。薄商いの中で纏まったドル売りが入り1.3810付近にあった損切を付けて殆ど出合いもなく一気に上昇した。その後はNY市場で米長期金利が3%台を付けるなどドル堅調な地合いから再び下落し結果的に往って来い。薄商いという事もあるがローソク足をみると長い上髭を伸ばして目先の天井を付けた可能性が高い。
今週は米国株式の上昇と長期債利回りの上昇継続とみられることから、ドル高の動きが強まりユーロの下落リスクが高まるとみる。ただし、一目雲の上昇角度が示すように中期的な上昇のトレンドは継続しており、今回の下げもその調整的な動きとみた方がよい。

今週のユーロドル予想レンジ: 1.3900~1.3600(50%)

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[豪ドル米ドル]ドル上昇で底割れリスク

(豪ドル米ドル週足)

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(豪ドル米ドル時間足)

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アジア市場で堅調な推移を示していた豪ドルはNY市場に入ると一転。米国長期金利が3%台に乗せてきたことでドルは全般に買いが強まるなか豪ドルは下げ足を速めこの日の安値を更新した。
米国長期金利の上昇はそれ程急ピッチなものではないものの、上昇トレンドに入っており今週ももう一段の上昇が見込まれる。今週は中国PMIの発表もあるが市場は中国の短期金利の高止まりに注目が集まる。引き締めが更に強まるようであれば株価の下落と伴に豪ドル売りが強まる要因となる。
クリスマス明けで活気付く欧米勢はドル買いに合わせて豪ドル売りを強める可能性が高まる。フィボナッチ76.4%にあたる0.8780付近の底が割れるとRBAのスティーブンス総裁の示した0.85ドルが意識される。ただ、0.85ドルが底とみればその手前から投機筋を中心とした買戻しの動きが強まりそうだ。買いを入れるにしても、一先ずどこまで下げるかを見極めてからだ。

今週のオージードル予想レンジ:0.8930~0.8700

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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