ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]日米金融緩和政策の継続

昨日は日米中銀総裁の発言に注目が集まった。
東京時間に行われた日銀会合では緩和政策継続を全員一致で決定。黒田総裁は2015年にかけ物価上昇は2%に達する可能性が高いとし、物価が今後1%を下回る可能性がないと発言。これまでの見通しを繰り返したことで市場の反応は限定的となった。
NY市場ではイエレンFRB議長の議会証言が行われた。6月の雇用統計が予想を大きく上回り失業率も低下したことを受け、労働市場に対する見通しに注目が集まった。しかし、議長は労働市場には著しい弛みが残るとし、高レベルの緩和政策は引き続き適切とするなどハト派的な内容を繰り返した。ただ、労働情勢がFOMCの予想よりも早く改善し続ければ、利上げも予想より早くなりペースも速くなると発言したことでドルは上昇。株式市場はネガティブに捉えて下落するとともに長期金利は上昇した。
全般にはこれまでの発言内容と殆ど変らないことから依然としてドルの方向感は掴みにくい。全般に市場のセンチメントは楽観的な見方が強いことから、株価の下落や長期金利も安定した動きが今後も継続するとみられる。
昨日はユーロポンドの動きが活発となった。
ロンドン時間に発表された英国CPIが予想を大きく上回ったことで利上時期が前倒しで実施されるとの憶測が高まりポンドが上昇。これに伴いユーロポンドの売りが強まるなど再びユーロの利下げ期待との政策ギャップに市場の注目が集まった。
当面はユーロやポンド、そしてアジア市場では豪ドルといった通貨に市場の注目は集まりやすい。
ただ、これらの通貨も決定的な方向感が出ているわけではないことから、値動きは日ごとに変わりやすく、ポジションの回転は速くした方がよさそうだ。

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[米ドル円]200日MAがレジスタンス

(米ドル円日足)



日銀政策会合後の黒田総裁記者会見では従来の主張の繰り返しということから市場への影響は限られた。
NY時間に発表されたNY連銀7月製造業景況指数が25.6と予想の17.0を大きく上回ったことを好感。同時に発表された米6月小売売上が0.2%と予想の0.6%を下回ったものの、5カ月連続でプラスを維持したことからドルは上昇。
しかし、その後イエレン議長の議会証言で労働市場に弛みが残るとした。緩和政策継続を維持するとした発言などからドル金利が低下しドル売りが強まった。ところが、労働情勢が予想より早く改善し続ければ利上げも早まるとした発言もあり、最終的に金利が上昇し株価が下落。ドル円も底堅い動きのままNY市場を引けてきた。
ドル円は101円前半の底堅さを確認したことでレンジの上限を試す展開が続いている。ただ、101円90銭には200日移動平均線が位置していることなどから上限に近づいているとみる。
底値や天井に近づくとブレーク期待がどうしても強くなるが、これまですべての期待が裏切られている。今回も素直に102円手前では売りを出しておきたい。


ドル円予想レンジ:101円80銭(61.8%、BB)~101円40銭

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[ポンド米ドル]早期利上げ期待高まる

(ポンド米ドル日足)



(ポンド米ドル時間足)

GBP_USD_20140716_jikanashi.jpg


ドル円のこう着状況が続くなかでポンドは激しい動きを見せた。
ロンドン市場が始まったところで6月の英国CPIが+1.9%と予想の1.6%を上回り、同時に発表されたRPIも0.2%と予想の0.0%を上回ったことでポンドは急上昇。年内の利上げ観測は既に織り込まれていたとみられたが、新たにポンド買いに火がついた格好だ。その後カーニーBOE総裁が「いつ利上げをするか経済データ次第で我々にもわからない」と発言したものの、市場の反応は限られた。日足チャートを見ると今年最高値となる天井でもみ合いが続き下落に転じるかと思われた時だけにカウンター的に反発。ボリンジャーバンドの中心線が位置する1.7050が強いサポートとなり、今年最高値となる1.7190まで買われた。
この発表でユーロポンド売りが強まり、これもポンドを大きく押し上げる要因となっている。
ただ、既に市場は年内の利上げを織り込んでいるだけに、今回の上昇の勢いは短時間で終了しやすい。
一先ず、1.72ドル台を試す展開が予想されるものの、もしその手前で押し戻されるようであれば調整の売りに注意したい。



ポンドドル予想レンジ:1.7190~1.7090(76.4%)
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[豪ドル円]豪ドル高けん制発言で上値限定

(豪ドル円日足)


昨日公開されたRBA議事録では利上げに関しての議論がされていなかったことで発表後豪ドル買いが進んだ。
その後エドワードRBA理事が豪ドルは過大評価されているとしたものの、FRBが利上げ実施するまで豪ドルの下落時期が遅れると発言。この発言直後は豪ドル売りが見られなかったものの、その後徐々に豪ドル売りが強まり、欧州時間には95円05銭まで下落した。
豪ドル円はこの数週間所々で買いが強まる場面も見られたが少しずつ上値が切り下がっている。対ドルではドルの長期金利が上昇していることや、ドル円も上限に近づいており対ドル対円でも売りが出やすい。
今日は一目の雲のねじれが生じることからもう一段の売りに注意したい。
今日の東京時間に発表される中国小売売上や鉱工業生産、そしてGDPの発表があり、予想を大きく下回った時には95円を割り込む場面も想定される。

豪ドル円予想レンジ:95円70銭(BB)~94円75瀬(50%、雲の上限)
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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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