ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]地政学的リスクに対する冷静な動き

昨日は東京市場が休場となり薄商いの中でマーケットは比較的冷静な動きを保持するなど、ボラティリティーは相変わらず低調に推移した。
週明けのアジア市場では週末のウクライナ情勢に進展が見られなかったことで円高が進んだ。欧米市場でも地政学的リスクへの高まりから株価の下落が目立ったものの、大幅下落にはつながらず、比較的冷静な動きを保っている。
ウクライナのマレーシア機の撃墜された現場では新ロシア派が調査の妨害を行っていることから、米国はロシアのプーチン大統領の責任に言及。プーチン大統領はウクライナが停戦を拒んだことを非難するなど責任のなすり合いが目立つ中で株価の下落につながった。
総合的にみるとロシアに対する国際的な非難が高まり始めており、ロシアは世界を敵に回すことを回避するとの見方が強いようだ。そうなれば、ウクライナ情勢は寧ろ沈静化に向かうことになりリスク回避の動きが後退する。しかし、それがいつになるかは誰も今の段階では分からない状況下で、イスラエルでも死者が増えるなどリスクオフの動きは暫く継続するとみる。
それでも、市場のボラティリティーは再び低下しており、こう着状態の中で短期の投機的な動きが強まるとみる。特に、ユーロクロスやポンドなどの動きに投機的な玉が入りやすくなっている。
今日のNY市場では米国6月CPIや中古住宅販売件数が発表されるが、指標自体の結果よりも、その前後で投機筋の動きに注意したい。大きくどちらかに振れたとしても元のレベルに戻る往って来いとなりそうだ。

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[米ドル円]底値の堅さを確認

(米ドル円時間足)

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マレーシア航空機が撃墜されたにも拘らずドル円は101円台を割り込まなかったことで市場はドル円の底堅さを再確認した格好となった。
週明けの東京市場では週末にイスラエルの死傷者が増加し、ウクライナ情勢を巡っては責任のなすり合いなどから情勢は悪化。ドル円は上値の重い展開で始まった。しかし、101円20銭付近には纏まった買いが並んでいたとの情報もありじりじりと値を戻した。
NY市場では株式市場が軟調な地合いで始まったものの、ドル円は底堅い動きとなった。
4-6月期の米国企業業績では好調な結果を示すものが多く、地政学的リスクの高まりがなければ寧ろリスクオンの動きが強まっていたとみることが出来る。地政学的リスクは一時的なものであり、いずれ沈静化するとみればドル円の安値は買い場とみることもできる。ただ、積極的な円売りを仕掛ける段階でもなく、レンジの上限でもある101円後半を試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:101円65銭(76.4%)~101円20銭

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[南アフリカランド円]金利差目当ての買い

(南アフリカランド円日足)

ZAR_JPY_20140722_hiashi.jpg

(南アフリカランド円時間足)

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先週行われた南ア中銀SARB政策会合で政策金利を5.5%から5.75%に引き上げたことで余った市場マネーがランドに流れ始めている。マーカス中銀総裁は「成長率はストライキの影響で悪化の可能性」を示したものの、5月の小売売上は予想を上回る結果となっている。先週はマレーシア航空機の墜落により一時大幅下落したものの、下値では買いが待ち構えていた。南アフリカは地政学的リスクに対する影響が少ないという見方もあり、投資マネーがランドに入ったようだ。明日発表される6月CPIも前月を上回ると予想されることから、更なる利上げ期待も燻る。市場の混迷が続く間は金利の高いランド円の買いは続くとみる。

南アランド円予想レンジ:9円638銭(38.2%)~9円515銭

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[ポンド円/ユーロポンド]ユーロポンド売りで底堅い動き

(ポンド円日足)


(ユーロポンド日足)

EUR_GBP_20140722_hiashi.jpg

ポンドは対ユーロで一時的な買い戻しが入っていることから上値の重い展開が続いている。
ただ、長期的なユーロポンドの下落に変化は見られず、いずれポンド買いが再開するとみる。
市場には地政学的リスクが燻ることから動きにくいものの、短期的には投機筋が活発な動きを続けている。特にポンドを取り扱うところが多くみられるだけに、今のポンド円はデイトレードに向いている。マレーシア航空機が撃墜されても172円ミドルを割り込まなかったことで一旦は下げ止まった感もある。本格的な上昇にはまだ時間が必要だが、目先はドル円の底堅い動きもあり、173円付近で下げ止まりを見せるようであれば買いを入れてみたい。

ポンド円予想レンジ:173円75銭(38.2%、BB)~173円00銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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