ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]米経済回復期待と地政学的リスクの後退でリスクオン

昨日発表された米住宅着工件数が予想を大きく上回り、ウクライナ情勢の緊迫化が後退したことを受けドル円は102円後半まで上昇。世界的な株価上昇や米長期金利の上昇でドルも全面高の様相を呈した。
東京市場ではニュージーランドのPPIが予想を下回りNZドル売りが進んで始まった。その後公開されたRBA議事録では豪ドル高への強いけん制がみられず従来通りの内容となり豪ドルは上昇。ドル円も日経平均株価の上昇により底堅い動きとなった。
ロンドン時間に発表された英国CPIが予想を下回ったことでポンドが急落。ユーロもポンドに攣られて下落するなど、各通貨の動きはまちまちとなった。
しかし、NY時間に発表された米7月住宅着工件数や許可件数が予想を大きく上回る好結果となったことでドルが全面高となった。先日のフィッシャーFRB副総裁が住宅市場への悲観的な見方を示しており、利上げ時期が後退していた。前日発表されたNAHB住宅市場指数も改善していることから、住宅市場への懸念は払しょく。利上げ時期を遅らせる理由がこれで一つ消えたことになる。
今日公開されるFOMC議事録でゼロ金利解除に関する話し合いがされているようであれば、ドル買いが更に進む可能性が高まる。
金曜日のイエレン議長講演でゼロ金利解除に関する話が出なかったとしても、この流れからみると市場の期待は高まることになりそうだ。
また、昨日はロシアとウクライナ首脳会談が26日に行われるとの報道もあり、ウクライナ情勢進展への期待が高まったことでリスク回避の動きが後退。結果的に円売りとドル高の双方の動きがドル円を押し上げた。
市場参加者が戻り始めており流動性が高まる中でのドル高円安の動きは更に強まりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]103円の攻防

(米ドル円週足)

USD_JPY_20140820_shuashi.jpg

(米ドル円日足)

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週足の13週、26週、そして52週の移動平均線、更に一目の雲の上限を上回ったことでドル円の底堅さが確認された。日足のパラボリックSARも売りから買いのサインに転換。ボリンジャーバンドの角度も右肩上がりとなり、中心線に沿って上昇を示している。
昨日のNY時間に発表された米住宅着工件数が予想を上回り、CPIも緩やかな上昇を示したことで利上げ期待が高まった。米長期金利が2.4%台に上昇しドルが全面高。
また、ウクライナ情勢の緊張が後退したことで株価が上昇しリスクオンによる円売りを促した格好だ。ただ、103円付近というのは4月からのレンジ相場の上限に位置することから、利食いも含めかなりの売りが並んでくるとみる。一旦は103円台に乗せたとしても何度か押し戻される場面もありそうだ。上に抜け切れない場合には目先ダブルトップを形成することから一先ず103円付近では利食いを出しておく方がよさそうだ。
ただ、流れとしては上昇基調に変わりはなく、下押しは拾っておきたい。

ドル円予想レンジ:103円20銭(BB)~102円60銭

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[ポンド米ドル]MPC議事録の反対票に注目

(ポンド米ドル週足)

GBP_USD_20140820_shuashi.jpg

(ポンド米ドル時間足)

GBP_USD_20140820_jikanashi.jpg

昨日発表された英国7月CPIが-0.3%と予想の-0.2%を上回ったことでポンドは一気に下落に転じた。前日から買いが強まっていただけに目先のポンドロングの投げを誘ったようだ。NY時間に発表の米住宅着工件数や許可件数が予想以上に好調な結果となりドルが全面高になったものの、ポンドの上昇にはつながらなかった。それだけまだポンド売りのシコリが残っているとみることが出来る。
今日は前回のBOEにおける議事録要旨MPCが公開される。一部では現状の据え置きに反対の意見があったといわれ、そうであれば一時的に買い戻しが入る可能性がある。しかし、先週発表されたインフレレポートでは賃金見通しを大幅下方修正し、現在は利上げの時期ではないとした。また、ポンド高に対するけん制的な意見も強いだけにもう一段の下落リスクが燻る。

ポンドドル予想レンジ:1.6650(38.2%)~1.6490( 3月24日安値&BB下限)

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[豪ドル円]96円台上値はドル円次第

(豪ドル円日足)


昨日の東京時間に発表されたRBA議事録では成長見通しにかなりの不透明感があることが指摘されていた。また、豪ドルは高水準であり労働市場には顕著な余剰があり失業率が低下するにはかなり時間がかかるとした。従来の内容とあまり変わらないとの判断から発表後は買われたがその後欧州市場にかけて再び押し戻された。しかし、欧米の株価の上昇が強まるとリスクオンから円売りが強まりNY市場ではこの日の高値となる95円93銭まで上昇後再び下落に転じている。96円台は今年4月以降何度か試したものの悉く押し戻されている。ドル円の103円台を明確に乗せてくるようであれば今年の高値となる96円50銭を試しに行くだろう。

豪ドル円予想レンジ:96円10銭~95円50銭(雲の上限、23.6%)

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