ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-10

[全般]米金利低下とドル高

下落が続いた米国株式市場も一先ず一服感があるものの、市場の不安心理は依然として燻る中でドルの長期金利は低下している。
連休明けとなった東京市場は日経平均株価が364円安と大幅に低下した割にドル円は107円を挟んで落ち着いた動きとなった。しかし、欧州市場に入りドイツの10月ZEWが-3.6と予想の0.0を大きく下回ったことを受けユーロが下落。ユーロ円などクロス円が一斉に売られたことでドル円も106円80銭付近まで下落するなど上値の重い展開が続いた。
注目されたNY株式市場は前日の下げの反発もありNYダウは一時140ドル程上昇したものの、最終的にマイナス5ドルと三日連続の下落となった。ドイツの景気減速懸念が下落の主な要因とされるが、市場全体に不安感が漂うためとみられる。その不安感というのは今月で終了予定のテーパリングに対し、その後の米国経済への影響への不透明感が主な要因とみる。それが、ユーロ圏の景気減速やエボラ出血熱拡大懸念などと重なったことが不安感を増幅させたと思われる。結果的に安全資産の米国やドイツの債券や円に資金が流れ込んでいる。
米国長期債利回りは2.199%と昨年6月以来の低水準となったが、ドルは寧ろ上昇している。これは、株価が下落した資金が国債にシフトしているものもあるが、同時に海外からのドル買いが入ったことになる。結果的にドルが買われ円が買われたことからドル円は動きが取れない状況となった。
しかし、本来は金利差が為替を決定する最も大きな要因にも拘わらず、異なる動きが見えるのは一時的なものであり、それ程長く続くものではない。
テーパリングが終了し、すべての市場が落ち着きを取り戻す時までこの不安定な相場は継続することになりそうだ。

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[米ドル円]ドル高円高でこう着

(米ドル円日足)

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日経平均株価が下落したもののドル円は寧ろ底堅い動きとなったのは既にNY市場で織り込んでいたためだろう。欧州市場が始まりドイツの10月ZEWが予想を大きく下回りユーロが下落するとクロス円を中心に円高が進みドル円も下落。強いサポートであった106円80銭を下回り106円68銭まで下落。
前日急落したNY株式市場が反発して始まりドル円再び107円台まで押し上げられたものの、その後株価は下落。終わってみるとNYダウはマイナス5ドル、ナスダックは13ドルプラスとまちまちの結果となった。一方、米長期金利は2.2%を割り込み昨年6月ぶりの低水準となった。米金利の低下はドル円の売り材料となるものの、不安定な市場では安全資産としての円やドルに買いが集まる。結果的にみるとドル買いと円買いの動きが相殺し合ってドル円の値動きは抑えられている。ただ、ユーロやポンドがドルに対して下落していることからドル買いの動きが強まる中で、ドル円はどちらかといえば上昇傾向にある。
106円80銭を昨日は一時的に下回ったものの、結果的に押し戻されたことで目先の底を見た可能性が高い。

ドル円予想レンジ:107円65銭(先週NY終値)~106円85銭

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[ユーロ米ドル]ドイツの景気後退懸念

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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ドイツの10月ZEWが-3.6と予想の0.0を大きく下回ったことでユーロ売りが強まりこの日の安値となる1.2640まで下落。欧州経済センターは7-9月期にはマイナス成長の可能性を示すなど、ユーロへの懸念が高まった。これを受けドイツ国債に買いが集まり金利は低下し、米国債も攣られて低下。結果的にドル安の動きがユーロの下落速度を抑え込んでいる。今日はドラギ総裁が16時と27時の2回の公演があり、そこでユーロ圏の景気減速への懸念から追加緩和の可能性を示すと思われる。ただ、既にドラギ総裁は何度か同じ内容を繰り返しており市場へのインパクトは限定的とみる。
日足では1.27ミドルでボリンジャーバンドが上値を抑えているものの、今年安値となる1.25ドルはボリンジャーの下限もあり強いサポートとなっている。
時間足では1.26~1.2580のネックを下抜けるとダブルボトムを形成することになる。目先はユーロ売りとドル売りの動きが相殺し1.25から1.2750のレンジ相場に入ったとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2700~1.2580

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]底固めか底抜けか

(豪ドル円日足)

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(豪ドル米ドル時間足)

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東京市場が始まり豪ドル円は93円80銭付近の損切を巻き込み94円50銭まで上昇。特に材料があったわけではないが、これまでの下落に対する反発が期待された。しかし、高値を付けたところで利食い売りなどから下落に転じるなど依然として不安定な動きが続いている。対ドルではドルの金利低下に伴いNY市場では0.86ミドルの底手前で下げ止まり感も伺える。
日足の豪ドル円モメンタム(勢い)は既に最低のレベルまで低下しており、底固めが終われば、そろそろ反転する可能性が高いとみる。ただ、92円80銭を明確に下回るようであれば、一旦ロングを切っておきたい。

豪ドル円予想レンジ:94円20銭~92円80銭

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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