ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-10

[全般]米国景気への不安拡大からドル全面安

欧州景気減速懸念やエボラ出血熱の拡大といった不安感が広がる中で独り勝ちとみられていた米国景気に陰りが出てきたとの見方から欧米株価が大幅急落。ドルが全面安となった。東京市場では日経平均株価が堅調な地合いとなったことでドル円も底堅く推移。NY株価も下げ止まり観が出たことで安心感もみられた。しかし、米国市場に入るとその雰囲気も一転。
この日発表された米小売売上やNY連銀製造業景気指数、そして卸売物価といった指標が軒並み予想を大きく下回ったことで市場の不安心理が再び拡大。NYダウは一時460ドル下落し、長期債利回りは1年4か月ぶりに1.9%台を割り込むなどパニック的な様相を呈した。引けにかけては株価も戻され、利回りも2.13%台まで反発して終了。しかし、欧州だけではなく、米国経済への懸念も加わり市場の不安心理は簡単には払しょくできないだろう。
米経済自体はベージュブックの内容をみても急速に悪化したわけではなく、市場全体に漠然とした不安感が漂う中で指標悪化がパニックを引き起こしたとみる。その背景にはテーパリング終了を直前に新たな政策の始まりに対する不安感がありそうだ。
今日のNY時間に発表される米鉱工業生産やフィラデルフィア連銀製造業景気指数などが前日に引き続き予想を下回るようであれば株価や債券市場の乱高下を招きかねない。
本来であればリスク回避はドル買いと円買いに反応するものだが、今回は米国経済自体への懸念からドル売りに反応しやすくなっている。しかし、相対的にみても米国の底力は強いことから、落ち着きを取り戻せばドル高方向へ再び戻ることになるだろう。

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[米ドル円]リスクオフからの円買い

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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米国小売売上や製造業景気指数などが軒並み予想を下回ったことでドルは全面安。長期金利も1.86%付近まで低下しNYダウも一時460ドル安となったことでドル安と同時にリスク回避からの円買いの動きが強まった。ドル円は断続的に損切を巻き込み、約ひと月ぶりに105円20銭まで売り込まれた。その後は株価や債券が急速に戻したことでドル円も106円40銭まで戻したものの、その後再び105円台に戻して引けた。
欧州景気減速懸念が米国景気の足枷となるとの見方が強まるものの、特に決定的な材料はない。ただ、市場の不安心理は依然として燻る中で今日のNY時間に発表される米経済指標が前日同様に予想を下回るようであれば再度105円前半を試す可能性もある。しかし、目先のロングポジションの投げはほぼ一巡したとみられることから、105円ミドルから105円にかけては再び買いを入れておきたい。105円を万が一割り込むようであれば103円付近までの下押しもあり、損切はしっかりと入れておきたい。

ドル円予想レンジ:106円40銭(50%)~105円50銭

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[ポンド米ドル]戻し売りスタンス

(ポンド米ドル日足)

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(ポンド米ドル時間足)

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米国景気への懸念からドルが全面安となったことでこれまで下落が続いていたポンドのショートカバーが炙り出された。ポンドは損切を巻き込みながら一時1.6068まで上昇した。その後ウィールMPC委員のインフレ率はポンド高や商品価格の下落で著しく低下しているとの発言を受け更に下落。東京市場で付けたこの日の安値1.5873と面合わせ。結局再び跳ね返されて1.60台で引けてきた。目先はダブルボトムを付けたことから再度NY市場で付けた高値を試す展開とみる。しかし、今回のポンド上昇はドル安主導ということから、パニックが収まれば再びポンド売りに戻るとみる。ボリンジャーバンドの下降トレンドは継続していることから戻し売りスタンスで臨みたい。

ポンドドル予想レンジ:1.6090(61.8%)1.5850(13年11月安値)

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]下値を再度確認の必要

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル日足)

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東京市場では日経平均株価が上昇したことで円売りが進み豪ドル円はこの日の高値となる94円まで上昇。中国の9月PPIとCPIが予想を下回ったことで一時豪ドル売りが強まったもののすぐに巻き返すなど底堅い動きが目立った。
NY時間に発表された米経済指標が軒並み予想を下回りドルが全面安となったが、ドル円の下落と豪ドルドルの上昇で相殺され豪ドル円は小幅な値動きとなった。しかし、ポンドが要人発言で下落すると豪ドルも攣られて下落。サポートとなる93円付近の損切を巻き込み92円18銭まで売り込まれた。引けにかけてNY株や債券が戻したことで豪ドル円のショートカバーが入り93円ミドルまで上昇して引けてきた。
市場全体に不安感が漂う中でリスク回避の円買いの動きは依然として強いものの、豪ドル売りは既に出尽くし感もあり反転を狙いたい。
92円台の底堅さを再度確認したところで買いを入れていきたい。

豪ドル円予想レンジ:94円00銭~92円80銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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