ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-10

[全般]NY市場の混乱と米金融政策

混乱が続いていた米国株式市場も昨日は連銀総裁発言などから一先ず落ち着きを取り戻した。
東京市場は前日のNY株式市場が大幅下落となったことを受け日経平均が335円の大幅安となった。ドル円は既に織り込み済みということもあり106円付近で比較的落ち着いた動きが続いた。ただ、欧州市場に入り日経平均先物が大幅に低下したことを受けドル円は105円ミドルまで売り込まれた。また、ギリシャ国債利回りが大幅上昇したことを受けユーロが急落する場面もあった。
しかし、NY市場が始まり新規失業保険申請件数や鉱工業生産、そしてフィラデルフィア連銀製造業景気指数などが予想以上の好結果となったことを受け市場は好感。前日の予想を下回る指標悪化への懸念も払しょくされた格好だ。
また、ブラード・セントルイス連銀総裁が量的緩和終了の先送りを検討すべきと発言したことで大幅下落が続いていた株式市場は反転。NYダウは一時70ドルのプラスとなった。
しかし、実際に量的緩和を先延ばしする可能性は低く、実際に今月末のFOMCで量的緩和終了が決定すれば再び株価の下落を引き起こしかねない。一時的なカンフル剤を注入したに過ぎない。
ただ、株式や債券市場は明らかにパニックに陥ったことは確かで、これで落ち着きを取り戻すようであれば市場にとっては救世主となる。
株や債券市場の混乱がいかにFRBの金融政策に大きく影響するかを今回示した格好となる。今月末のFOMC会合までは不安定な相場展開が続くと思われるが、今日のNY市場次第では悲観的なセンチメントも後退する可能性が高い。
相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中に育つという格言もある。

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[米ドル円]105円台の底値を確認

(米ドル円時間足)

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欧州時間に日経先物が大幅下落したことを受けドル円は一時105円50銭まで下落。しかし、NY市場に入り前日パニック状態となった株式や債券市場が持ち直したことでドル円も反転。106円45銭まで上昇した。前日の105円20銭と昨日の105円50銭でダブルボトムを形成し、一先ず底値を固め始めたとみる。
前日と打って変わって米国経済指標は予想を上回る結果となった。また、ブラード・セントルイス連銀総裁が量的緩和終了の先送りを検討すべきという発言で市場は落ち着きを取り戻した。これが一時的なカンフル剤となれば再びドル円が下落に転じることもある。しかし、一先ずパニック的な状況は脱したとみられることから、106円付近では打診的な買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:106円60銭(61.8%)~105円90銭

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[ユーロ米ドル]ギリシャ不安も限定的

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル30分足)

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東京から欧州市場にかけてユーロは上値の重い展開が続くなか、ECBが資金供給担保として受け入れるギリシャへの適用する割引率を引き下げるとの報道を受けギリシャ国債利回りが上昇。ユーロは1.28から1.27ドルへ100ポイント下落した。しかし、NY市場が始まりNY株式市場が堅調な地合いに転じたことを受け、ユーロのショートカバーが入り上昇。損切を巻き込みながら1.2840付近まで買われた。ドル金利の上昇にもかかわらずユーロが上昇しているのは、それだけ買いの勢いが強いことを示すものだ。
長い下髭を伸ばして引けてきたことで今日はもう一段の上昇が期待できそうだ。

ユーロドル予想レンジ:1.2900(日足61.8%)~1.2770

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[豪ドル円]株式市場の下落が収まりリスクオフが後退

(豪ドル円時間足)


東京から欧州市場にかけて豪ドルは対ドル対円ともに売りが強まった。前日の豪ドル円安値92円18銭を下回ると損切を誘発し91円75銭まで売り込まれた。世界的な株価暴落によるリスク回避の動きからリスク通貨が売られやすい状況が続いた。しかし、NY市場が始まり株価は下落から上昇に転じたことで豪ドルは対ドル対円で買いが強まった。
株や債券市場のパニック的な動きは一先ず後退し安心感が広がっている。
しかし、まだ市場の不安定な地合いが完全に終わったわけではないが、本日の日経平均やアジア株が堅調な地合いを取り戻すようであれば、もう一段の豪ドル上昇が見込める。

豪ドル円予想レンジ:94円20銭~92円80銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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