ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-10

[全般]米株価の下落は調整の範囲

昨日発表された米国9月CPIは予想を上回りドル買いが先行したものの、カナダのテロ事件やユーロ圏ストレステストへの思惑などもあり株価が下落。直近で500ドル近く上昇した反動の動きであり調整の範囲内とみてよい。先週のパニック状態に戻ることはないものの、神経質な展開はもう暫く続きそうだ。
欧州市場に入り一部の報道機関がストレステストでユーロ圏大手行11行が不合格になるとの見通しだと伝えられたことでユーロが下落。その後ECBが否定したことで買い戻しが入ったものの上値の重い展開となった。
NY市場では米国9月のCPIが0.1%、コアも1.7%と予想を上回ったことでドル買いの動きが強まり株価も上昇して始まった。しかし、カナダの議事堂前で兵士が銃撃され死亡したことでテロへの警戒感が高まり市場全体に不安感が広がった。CPIも2カ月ぶりのプラスとなったものの、NY株式市場は三指数ともに下落に転じた。
この日はカナダ中銀の政策金利が発表され現状維持を決定したものの、発表前に売り込まれた反動から急騰。その後銃撃事件で押し戻されるなど投機筋を中心とした荒っぽい動きが目立った。一方、先週の市場の混乱が収まり始めたことからユーロやポンドは対ドルで再び下落。欧州や中国の景気減速見通しから米国経済への懸念が高まり世界同時株安が起きただけに、市場の注目はユーロに向き始めている。
今日は欧州時間にドイツやフランス、そしてユーロ圏製造業PMIが発表される。これまでの緩和政策の効果がみられないようであれば更なる追加緩和への期待からユーロ売りが強まるとドル高に拍車がかかることになる。
その結果を受けた米株式と債券市場への影響を見極める必要がある。相場に安定感が広がるようであればリスクオンからの円安が期待できそうだ。

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[米ドル円]底値切り上がり三角保ち合い収束

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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アジア市場では日経平均株価が上昇して始まったものの、ドル円は107円付近でのもみ合いが続き一時106円79銭まで下落。106円台の底値固めの様相となった。
NY時間に発表された米9月CPIが予想を上回ったことでドルは全面高となりドル円も107円34銭まで上昇。その後も何度か上値を試したものの、NY株式市場の下落に伴い徐々に上値を抑えられた。先週の株価下落前のレベルとなる107円50銭付近を意識しており、その手前で利食い売りが並んでいるようだ。時間足でみると底値が切り上がりながら107円ミドルで頭を抑えられる三角保ち合いがそろそろ収束に近づいている。
昨日のNY株式市場が下落したものの、ドル円の下落幅が限定的となったことで、どちらかに放れるとすれば上方向が今のところ可能性が高いとみる。それには今日のNY株式市場が一つのカギとなりそうだ。
ただ、107円65銭には一目の基準線や50%戻しのレベルでもあり一旦は上値を抑えられるだろう。

ドル円予想レンジ:107円65銭(転換線&50%)~106円90銭

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[ユーロ米ドル]欧州PMIの結果に注目

(ユーロ米ドル日足)

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米国株価の下落と米金利低下がユーロを押し上げていたが、その動きも後退し再びユーロ売りが強まり始めている。
昨日の欧州時間にスペインの一部報道機関がユーロ圏大手銀行130行のストレステストで少なくとも11行が不合格になる見通しであると伝えた。これを受けユーロは下落に転じた。
その後ECBがこの報道を否定したことで買い戻しも入ったが、NY時間に発表の米CPIが予想を上回ったことからドル高が進みユーロは再び押し戻された。
今日はフランスやドイツ、そしてユーロ圏の10月製造業PMIが発表され、これまでの緩和政策の効果がみられるか注目される。もし、予想を下回るようであれば先日から囁かれている社債購入などの追加緩和期待が高まりユーロ売りに繋がるだろう。
元々、ユーロ圏経済成長減速懸念が株価波乱の原因だけに再びユーロに対し警戒感が高まりかねない。経済を立て直すにはユーロ安が手っ取り早い手段であり、米国もユーロ安に対する批判を出しにくい。
一先ず、10月15日の上昇前のレベル1.2640付近まで下落したことから下げ止まり観はあるものの、安値圏でNY市場は引けるなど依然として売り圧力が続いている。

ユーロドル予想レンジ:1.2760~1.2590(76.4%)

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[カナダドル円]上昇チャネル継続

(カナダドル円日足)


(カナダドル円時間足)

CAD_JPY_20141023_jikanashi.jpg

BOC政策会合前に発表されたカナダ8月小売売上が-0.3%と予想の0.0%を下回り、カナダドルは下落。BOC会合では政策金利を現状の1.0%に据え置き決定。声明ではリスクのバランスは現在の金融政策スタンスの範囲内とした。一部で早期金融緩和解除への期待もありカナダドルは上昇。カナダショートポジションを炙り出すなど投機的な動きが目立った。しかし、その直後カナダ議事堂前で兵士が銃撃され死亡。テロへの警戒感が広がりカナダドルは再び押し戻されるなど荒っぽい動きとなった。
テロかどうかは明らかではないが、この様なニュースは一時的なものであり長くは続かない。時間足の上昇チャネルの下限で押し返されていることから次はチャネルの上限を試す展開が予想される。フィボナッチ50%戻しとなる96円30銭が次のレジスタンスになるものの、その手前の雲の下限である96円60銭から昨日の高値96円85銭付近で一旦は上値を抑えられそうだ。

カナダ円予想レンジ:96円30銭(50%)~95円00銭

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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