ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-06

[全般]要人発言など神経質に反応

先週末の雇用統計の結果を受けいよいよ米利上げが本格的に動き出すとの見方からドルが全面高。その流れを継いでアジア市場でのドルも底堅い動きで始まった。
ただ、急速に強まったドル高への警戒感もありもう一段の上値を買うには慎重な動きがみられた。そんな神経質な状況の中、欧州市場が始まったところでドルが急落。フランス政府当局が「オバマ大統領は強いドルは問題と発言した」との報道で市場が反応。その後米当局者がこの報道を否定したことでドルの買い戻しが入った。しかし、買いが一巡したところでドルはじりじりと再び売りが強まり、ドル円やユーロドルなどは米雇用統計発表前のレベルまで押し戻された。急速なドル高が進行したことで市場は要人などのけん制発言に神経質に反応しやすい状況となっている。今回のオバマ大統領のドル高けん制発言も「火のないところに煙は立たず」ではないが、TPP絡みなど何らかの発言があった可能性が高い。
今後もこのような要人発言が出やすいものの、このような調整が繰り返されることでガス抜きがされ、いずれドル高に戻りやすくなる。
利上げ期待による不安定な動きは米国だけではなく欧州も含め多くの株式市場に不安感を与えている。下落が更に強まるようであれば、FRBの利上げ決定に歯止めをかけるものだ。ただ、これまでの株価動向をみると業績相場の色も徐々に強まるなかで大きな下落はないとみてよいだろう。
FOMCが利上げは米景気データ次第であると明言していることから、雇用統計の結果は大きな利上げに向けた一歩と考えてよい。今週木曜日発表の米小売売上なども好調な結果を示すようであれば、更に利上げに向けた動きが加速することになる。
今回のような下落は寧ろ押し目買いのチャンスでもあるが、市場のボラティリティーは高く、値幅はいつもよりも大きくなりやすいので注意したい。

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[米ドル円]一方的なドル高に対する懸念

(米ドル円4時間足)

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週明け東京市場は先週末のドル高の流れを継いでNYの高値125円86銭を再度試す動きが期待された。しかし、このレベルでは実需だけではなく利益確定の売りも散見。上値は抑えられた。
東京から欧州市場にかけてドルが急落。フランス当局者による「オバマ大統領のドル高けん制発言」の報道からドル円は一気に125円60銭から124円99銭まで下落。その後米当局者の否定報道で買い戻しが入ったものの、この報道で市場は要人発言に対し改めて警戒感が高まった。
その後のNY市場でもドルの巻き戻しは継続。
米雇用統計発表前のレベルである124円80銭付近を下回ると断続的にロスカットを巻き込み124円32銭まで下落した。

テクニカル的に124円20銭付近はフィボナッチの38.2%戻しレベルでもあり押し目買いが入りやすい。もし、このレベルを下回るようであれば50%戻しとなる123円70銭付近までの下落も視野に入る。
一先ず短期的には124円手前の底堅さを確認したところで買いを入れていきたい。

ドル円予想レンジ:125円20銭~124円20銭(38.2%)

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[ユーロ米ドル]乱高下から保ち合い相場へ

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20150608_hiashi_sannkaku.jpg

先週は欧州景気回復期待からのユーロショートカバーも一巡したところで、米雇用統計の結果を受けドル高がユーロを押し下げた。5月に付けた高値1.1467の手前の1.1380で押し戻されたことで保ち合いの上限が意識されている。ギリシャ問題も市場の反応は鈍くなっているものの、積極的にユーロを買うのも難しい状況だ。来週のFOMCまでは米国経済指標の結果を見極める必要があり、それまで保ち合い相場が継続するとみる。
三角保ち合いが収束したところではドル高への流れが継続するとみれば下離れの可能性が高い。一方、ユーロの潜在的なショートは依然として根深いことから米利上げの思惑が後退するようであれば、1.1467の上限を抜けて1.16ドルを目指す展開も想定しておきたい。
今日は1.13ドル台の重さを確認したところで売りから攻めてみたい。利食いレベルは米雇用統計発表前の1.12前半に置く。

ユーロドル予想レンジ:1.1380~1.1220(下落前のレベル)

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[豪ドル米ドル]0.76の底固め確認後の買い

(豪ドル米ドル2時間足)


RBAの追加緩和期待の高まりから下落が続いていた豪ドルは米雇用統計発表後のドル高で下落幅が拡大。当面の底値と見られた0.76を割り込むかと思われた。
しかし、週明けアジア市場では意外に0.76手前では買いが厚く下げ止まった。その後、オバマ大統領のドル高けん制発言のニュースからドルの調整売りが強まると豪ドルは上昇に転じた。雇用統計発表前のレベルである0.77ドル前半まで押し戻されたが、金融政策の違いからの前回の高値など、節目には戻し売りが並んでくる。
ただ、豪ドルロングの投げも大分一巡したと思われ、ここからの豪ドルショートは金利コストもあり長期保有は難しい。反転するところで買いを入れていきたい。
元々豪ドルは中国の景気に敏感な通貨だけに、米国経済指標と同時に中国経済指標にも敏感に反応しやすい。
今日の10時半に発表される中国5月のCPIとPPIに市場の注目が集まる。
豪ドルの下値0.76ドルの底堅さが改めて確認されるようであれば打診買いを入れておきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7740(38.2%)~0.7630

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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