ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-09

[全般]米利上げと日銀引き下げ期待

連日乱高下を繰り返す株式市場だが、昨日の日経平均株価が大幅安となったもののリスクに対する警戒感は薄れ始めているようにみえる。
前日のNY市場で株価が大幅安となったことを受け日経平均株価も下落。一時800円余り下落する場面も見られた。しかし、為替市場ではリスク回避の動きは見られず、寧ろ円売りの動きが強まった。
東京の昼過ぎに安倍政権の経済ブレーンでもある山本衆議院議員が「追加緩和、日銀の10月30日会合がよい機会」と発言したことでドル円クロス円ともに一気に上昇した。
先週はECBが更なる追加緩和の可能性を示しており、市場は日銀も近く追加緩和に踏み切るのではといった観測が燻ぶっていただけに、大きく反応した。
米国の利上げが意識され中国やその他新興国景気減速懸念を払しょくさせようとするものだ。日欧中央銀行は米利上げの可能性が近いことを意識した動きとも取れる。
昨日はサマーズ元財務長官が物価や雇用、金融に対するリスクからみて9月に利上げをすべきではないと発言。穿った見方をすれば、米国内部では9月利上げの話が出ているとも受け取れる。
いずれにしても、株や為替市場での乱高下は9月利上げを意識した動きであり、いよいよその時が来週に迫る。
ところが、ドルに関してみるとそれ程上昇しているわけではなく、市場は資源国を除き、利上げを織り込んだとはいえない。
米利上げの足かせとなるのは米国物価と中国や新興国の景気減速懸念が大きい。
その一つ、中国は連日株価や景気に対する対策を立て続けに行っている。
ここにきて、中国株式市場の先進国への影響が徐々に薄れ始めている。昨日の上海総合指数は寧ろ日米の株価下落に引きずられて下げた感もある。
また、物価に関してFRBは「インフレ率が2%目標に戻るとする合理的な確信が持てた時が適切」としている。
今日発表の米8月卸売物価コア指数が予想通りの0.1%程度であれば利上げの可能性は高まるだろう。

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[米ドル円]日銀追加緩和期待高まる

(米ドル円2時間足)


昨日の昼過ぎに安倍政権の経済ブレーンでもある山本衆議院議員が「追加緩和、日銀の10月30日会合がよい機会」と発言。意図的に言ったという見方もあるが、絶妙のタイミングで発言したことでドル円は120円30銭から一気に1円上の121円30銭まで上昇した。
その後は120円ミドルまで押し戻されたものの、発言前のレベルには届かず再び欧州市場で同レベルの121円33銭まで上昇。市場は日銀の追加緩和が近いとの観測から買い遅れ感が広がった。
NY市場にかけては米利上げ時期への不透明感から利益確定の売りが入り120円ミドルへ再び押し戻されたものの、底堅さは残る。
米利上げ期待に対し、日銀の追加緩和という真逆の金融政策が再度意識され始めている。
来週のFOMCで利上げが実施されるようであれば、この動きは更に明確になりドル円の押し上げ要因となるだろう。
今日の米8月PPIが予想を下回らないようであれば再度高値を試しに行くとみている。ただ、週末という事もあり121円60銭付近では利食い売りを出しておきたい。

ドル円予想レンジ:121円80銭(61.8%)~120円30銭

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[ポンド円]ネックラインの底堅さを確認

(ポンド円日足)


BOE政策会合では一人のメンバーが0.25%の利上げに投票。全会一致で金利据え置きとみられていたが、再び利上げへの期待が高まりポンド買いが入った。
対円では日銀の追加緩和期待も加わりポンド円はこの日の高値となる187円35銭を付けた。NY市場では米利上げ時期の不透明感から利益確定の売りに押されたものの底堅い動きはキープ。
今日のNY終値ベースでネックラインの185円を上回るようであれば、ダブルトップフォーメーションは崩れ、底堅さが確認されたとみる。
反対に、ネックラインを下回って引けてくるようであれば再び弱気派が拡大し、来週は180円を試す展開も予想される。
ただ、全般に市場リスクが後退し始めていることや、いずれ利上げに向かうとみており下値はサポートされるとみる。

ポンド円予想レンジ:188円00銭(50%)~185円70銭

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[豪ドル米ドル]下降トレンドライン継続

(豪ドル米ドル日足)


中国の8月CPIは2.0%と予想の1.8%を上回ったものの、PPIが-5.9%と予想の-5.6%を下回った。市場は最初豪ドル売りに反応したがその直後に買いが入り上昇。
上海総合指数も比較的底堅い動きとなり一時節目の3200を上回ったことを豪ドルは好感。
NY市場でも株価が上昇に転じたことや、原油価格が上昇したことも豪ドルをサポート。
短期的には三角保ち合いが収束しており、一旦は上に放れるとみている。ただ、長期の下降トレンドが続いており、このラインを上抜けるには来週のFOMCを待つしかない。
一先ず38.2%戻しの0.7110ドル付近では売りが入るとみている。このレベルを上抜けるようであれば0.72ドルが次の上値目途となる。

豪ドルドル予想レンジ:0.7110(38.2%)~0.7040

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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