ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]原油高とECB追加緩和示唆で市場のセンチメントに変化

昨日の東京市場では日経平均株価が前日に引き続き大幅安となりリスク回避の円買いが先行。また、中国株式市場が3%余り下落したことも市場の不安心理を拡大させた。
この日は柴山首相補佐官の「日銀の追加緩和、判断するにはまだ早い」との発言で追加緩和期待が後退したため株価の下落を加速させ、円買いにつながった。
しかし、欧州市場では欧州各国の株価が上昇して始まったことで過度なリスク回避の動きにも変化が見られた。この日はECB理事会が開かれ追加緩和期待が高まったためと思われる。
そのECB理事会では予想通り政策金利据え置きを決定。その後のドラギ総裁記者会見では3月の理事会で追加緩和の可能性を示唆したことでユーロが下落。市場の安定に繫がるとの見方から、前日大きく下落したNY株式市場も堅調な出足となった。
また、イスラム国がリビアの石油タンクを攻撃し、今後も続けるとの報道で下落が続いていた原油価格が上昇に転じた。一時26ドルまで下落した原油価格が30ドル台に回復したことで市場の過度な悲観論は後退。この原油価格の上昇もNY株式市場は好感し、リスク回避の動きが後退し円の売り戻しが強まった。
ECBの追加緩和示唆がある程度影響したというよりも、市場は何らかの好材料を期待していた感もある。
中国は短期金融市場に4000億元の資金を供給し、人民元の基準値を元高に設定。
ECBは中国発の世界株式市場の下落を警戒し、更なる追加緩和を示唆。徐々に市場のセンチメントが変わり始めているように見える。
日銀もこれらに追随して追加緩和姿勢を示すようであれば、市場に安心感が広がることになる。
今日は週末という事もあり、これまで売られ過ぎた株式や為替市場の反動が強まる可能性が高いとみる。

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[米ドル円]下げ止まらない日経平均株価

(米ドル円2時間足)

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前日大幅安となった日経平均株価は朝方から上昇して始まったことでドル円も底堅い動きで始まった。しかし、後場に入ると一転。前場で300円余り上昇した株価が今度は400円近く下落したことでドル円は高値から1円近く下落した。中国株価も前日から3%余り下落したこともリスク回避の動きを強めた。
しかし、欧州市場では各国株価が上昇して始まったことで市場に安心感が広がるとドル円の買い戻しが強まった。
ECB理事会では追加緩和が示唆されたことをNY株式市場は好感。また、NY原油価格も一時30ドル台に回復したこともあり、リスク回避の動きが後退。ドル円は117円後半まで上昇して引けている。
今日の日経平均株価が下げ止まり上昇に転じるようであれば、ドル円は118円を超えていく可能性が高い。
先日115円台を片足突っ込んだことで市場には短期的に達成感があり、次は上値の目途を試す展開が予想される。
半値戻しとなる118円20銭付近を超えるようであれば、次は61.8%戻しの118円後半が目途となる。

ドル円予想レンジ:118円80銭~117円20銭

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[ユーロ米ドル]追加緩和示唆でも下値限定

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20160122_hiashi.jpg

ECB理事会を前に、欧州各国の株式市場は何らかの追加緩和が示唆されるとの期待から上昇に転じた。
ECB理事会では予想通り現行の政策を維持することを決定し、その後のドラギ総裁の発言に注目が集まった。
ドラギ総裁は「ECBは3月の理事会で政策姿勢を再検討する可能性がある」「我々が行う手段に限界はない」とし、3月の追加緩和の可能性が示されたことでユーロドルは1.0920ドルから1.0780ドルまで一気に下落。しかし、その後はじりじりと買い戻しが入り、下落前のレベルである1.09ドル付近まで押し戻された。
追加緩和示唆の可能性は既に織り込まれていたという事や、3月までは何もできないという見方もユーロの買い戻しを促した。
当面は1.09ドル付近のボリンジャーバンドの中心線を挟んで大凡1.10ドルと1.08ドルのレンジ相場が継続。

ユーロドル予想レンジ:1.0920~1.0800

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[豪ドル円]下落の反動

(豪ドル円日足)


豪ドル円は年初から高値から9円余り下落し、その反動買いが始まっている。
前日に長い下ひげを伸ばして反発するかと思われたが、昨日の東京市場では日経平均株価が大幅下落となり、一旦は押し戻された。しかし、80円には届かずに反発したことで底値が切り上がった。
欧州時間にドラギ総裁が追加緩和の可能性を示唆したことを機にNY株式市場は上昇。
原油価格もリビア油田が攻撃されたことなどから上昇に転じ、資源国通貨である豪ドル買いが強まった。
結果的に、リスク回避の後退による円売りが重なり、豪ドル円は前日の高値81円60銭を上回ったことで目先の底値を確認。
ボリンジャーバンドの下限から反発したことで、中心線に向かって動き始めている。
まだ本格的な買いを入れるには時期尚早だが、急激に下落した反動は週末となる今日も続くとみる。

豪ドル円予想レンジ:83円70銭(50.0%)~80円50銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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