ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-03

[米ドル円]売られ過ぎの反動に注目

(米ドル円日足)


先週のドル円はFOMC会合で金利見通しが一段高まるとの見方もあり底堅い動きで始まった。ただ、115円台に乗せると売りで押されるなど慎重な動きが目立った。そのFOMC会合では前回同様の金利見通しとなったことでドルは失望売りが強まり全面安。114円後半にあったドル円も113円前半まで下落。その他のイベントリスクと重なりドル円は112円台に突入。FOMC会合の結果を受けドル円は118円を目指すとの見方が強まった結果、その反動で売られ過ぎた感もある。
今回見通しが変わらないとしてもドットチャートでは利上げに前向きなメンバーが増えており、6月の会合で改めて4回の利上げが意識されるとみている。
しかし、それにはもう少し時間がかかりそうで、目先はドルの戻り売りで上値が抑えられそうだ。
多くのイベントが終了したことで今週はリスクオンの円売りの動きが強まるとみる。
ドル円はボリンジャーバンドの下限の位置する112円台の底値を固めてから再度114円台を試す展開が予想される。
112円ミドルから前半にかけて押し目買いを入れていきたい。

今週のドル円予想レンジ: 114円50銭~112円00銭

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[ユーロ米ドル]フランス選挙リスク依然燻ぶる

(ユーロ米ドル日足)


先週はFOMCで利上げ見通しが変わらずドルの失望売りが強まりユ―ロドルは上昇。
同日開かれたオランダ総選挙では極右政党の自由党が思うように議席を伸ばせなかったことから来月のフランス選挙への不安が後退。ユーロ買いに安心感が広がったことも上昇を促した。
更に、オーストリア連銀総裁がECBの利上げを示唆したことで下落の始まった2月2日の高値レベルに近づいている。

ボリンジャーバンドの上限を上抜きバンドウォークが始まっていることから今週も底堅い動きで始まるとみられる。
ただ、フランス選挙への不透明感がこれで払しょくされたわけではない。
先週末にはルペン氏優勢との調査結果を受けユーロドルが下落するなど、ちょっとしたことで振り落とされるリスクが燻ぶることから上値も限定的とみる。
一先ずフィボナッチ50.0%戻しでもあり2月2日の高値1.0820ドル付近で上値が抑えられるようなら売りで攻めてみたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0820(50.0%、2月2日高値)~1.0600(BB中心線)

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[豪ドル米ドル]0.77ミドル再度試す

(豪ドル米ドル日足)


FOMC会合で更なる利上げ見通しが示されなかったことでドルが全面安となったことから豪ドルの買いが一気に進んだ。
豪ドルドルは昨年末から続いた上昇もこれまでのレジスタンスとみられていた0.77ドルミドル付近に届かず下落に転じた。
その買い戻しが入る過程でFOMC会合が開かれた。その結果再び0.77ドル台に乗せるなど豪ドル買いの勢いが復活。先週終値ベースでも0.77ドル台をキープした。
今週は再び2月23日に付けた高値0.7740ドルを試す展開が予想される。
ただし、このレベルを上抜けしたとしても買いが続く可能性が低いとみる。
米国金融政策は依然として利上げの方向が続く中で、豪ドルの利上げ観測が出ない限り買い材料に乏しい。勢いがあれば昨年11月の高値0.7780ドル付近までの上昇も視野に入る。
ボリンジャーバンドの幅が縮小から拡大に移り始めている。これは値動きが激しくなるサインでもある。
0.77ドルミドルから後半にかけて戻り売りを出してみる。

豪ドルドル予想レンジ:0.7780(16年11月8日高値、BB上限)~0.7600(50.0%)

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[全般]ドル安の反動とクロス円

先週はFOMCを始めとして日銀会合、オランダ総選挙、BOE政策会合、米国予算方針、そして週末のG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれるなど、ビッグイベントが軒並み続いた。最も注目されたFOMC会合では予想通り政策金利を0.25%引き上げたが、既に織り込み済み。注目の金利見通しも前回と変わらず年3回となり市場では失望感が広がりドルは全面安。114円後半にいたドル円は113円前半まで下落した。一方、オランダ総選挙は極右政党である自由党の議席が伸び悩んだことでユーロ買いに安心感が広がり上昇。日銀は政策金利を据え置き、長期金利誘導幅も維持。緩和政策が維持されることが確認された。BOEも現行の政策金利と買取プログラム据え置きを決定。しかし、フォーブス委員だけが0.25%の利上げを主張するなど、今後利上げ期待が高まりポンドは上昇。
ユーロもオーストリア中銀総裁が「利上げは軌道上にある。」と発言したことでユーロは上昇を加速させた。予算方針は特に具体的なものは示されなかったが、5月の予算教書に持ち越されたことでドルへの売り圧力は限定的となった。
週末のG20では為替に関して「為替の急変は世界経済の安定に悪影響を与える」とした表現にとどまった。ただ、一週間を通してドルは主要通貨に対して全面安となった。
一方、原油価格は冴えない動きとなったことで市場に不安感が広がったものの、NY株式市場は更なる利上げ期待が後退したことで堅調な地合いとなった。結果的にリスクオフの円安は見られず、ドルの弱さだけが目立った。
先週は主なイベントが終了したことで市場に安心感が広がり始めるとみている。ただ、先週ドル売りが進んだことでドル買いは慎重にスタートしそうだ。
米雇用統計を始め最近発表される米経済指標は好調な米経済を現すものだ。大きなイベントは当面ない中で、今週は米経済指標の結果を改めて見直すようならドル買いや株価上昇のきっかけになる。
米長期金利は依然としてショートポジションが残る中で大きな上昇は見込めない一方で、リスクオンの円売りが強まる可能性が高い。
ユーロやポンド、そして資源国通貨を中心としたクロス円の買いに注目が集まりそうだ。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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