ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[米ドル円]日銀会合、緩和姿勢を再認識

(米ドル円日足)



先週はトランプ大統領の長男が選挙中にロシア人弁護士と対談したことが分かったことから政治リスクが高まる中でドル円のポジション調整の売りを誘った。その後イエレン議長のハト派的な議会証言でドルは全面安となった。議長は物価上昇の鈍化を懸念し今後数か月の物価動向を見極めるとした。そのため先週末に発表された米6月CPIが予想を下回ったことでドル円は112円25銭付近まで下落。東京が三連休の前ということもあり損切を巻き込んでの下落となった。
このレベルはボリンジャーバンドの中心線でありフィボナッチ38.2%でもあり下げ止まった。一先ず売りは一巡したとみるが、短期筋の仕掛け的な売りが入ればフィボナッチ61.8%戻しとなる111円70銭付近までの下押しも頭に入れておきたい。
ただ、日銀と各国中銀の政策の違いによる円安の動きはまだ始まったばかりであり、最終的にドル円はクロス円とともに上昇過程にあるとみている。
今日は東京市場が休場ということもあり円高への仕掛けが入りやすい。ただ、このような仕掛けは最終的に買い戻されることが多く、寧ろ押し目買いを狙いたい。

今週のドル円予想レンジ:114円00銭~111円70銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]QE縮小期待の買いも一服観

(ユーロ米ドル日足)



ECBの量的緩和縮小期待からのユーロ買いもここにきて一服感が出始めている。
今週はECB理事会があるが縮小のアナウンスは9月との見方が多く、今回はその発表を行うとの内容にとどまりそうだ。9月までは日にちがあることから先週からユーロ買いの調整が通貨ごとに見られる。
ECB理事会前にユーロ売りが進むようなら会合後には再びテーパリング期待からの買いが強まるとみる。
先週のイエレン議長議会証言により緩やかな利上げになるとの見方もありドルの上値も限定的となればユーロドルも緩やかな上昇が予想される。
中長期でのユーロ上昇の流れに変化はないものの、当面高値圏でのもみ合いが続くとみる。

今週のユーロドル予想レンジ: 1.1550(BB上限)~1.1350(38.2%)

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[豪ドル円]RBA議事要旨に注目

(豪ドル円週足)



先週はイエレン議長の議会証言を受けドルが下落する一方、豪ドルやカナダドルといった資源国通貨に買いが集中。カナダドルは政策金利が引き上げられたことで豪ドルもいずれ緩和政策から転換することが期待されたと思われる。また、原油価格やNY株式市場が上昇したことでリスクオンの円売りの動きも重なり豪ドル円は今年最高値となる88円18銭に迫る88円08銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けたことから今週も買いの勢いは続くとみてよいだろう。
今週はRBA議事要旨が公開されるが利上げに関する内容が示されないようであれば一時的に利食いのきっかけにされる可能性が高い。ただ、世界的な低金利政策の転換に近づいたことで投資マネーの動きが豪ドルに流れ始めている可能性が高い。
日本の機関投資家などの動きもまだ見られないことから今後更に豪ドルが上昇する余地は大きそうだ。
88円20銭を上抜くようなら81円台のダブルボトムを形成することになるが、やや買われ過ぎの観もいなめない。ボリンジャーバンドの上限付近では利食い売りが出やすいことから注意したい。
ただ、上昇トレンドは継続とみており、最終的に豪ドルロングポジションはキープしておきたい。

今週の豪ドル円予想レンジ: 88円80銭(BB上限)~87円20銭

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[全般]円売りとドル売りでクロス円上昇

先週はイエレン議長の議会証言を受けFRBの利上げペースが鈍化するとの見方が広がる中で消費者物価指数などの結果を受けドル全面安となった。
先週はトランプ大統領の長男が選挙中にロシア人弁護士と会談したことが伝わり政治リスクの高まりからドル円は下落に転じた。ドルへの懸念が高まるなかイエレン議長が議会証言でハト派的な発言をしたことでドルはさらに下落。
イエレン議長やその他のメンバーが軟調なインフレに対する懸念を示す中で週末に発表された米6月消費者物価指数や小売売上高が予想を下回ったことでドル売りの動きが加速。週初に114円ミドルまで上昇したドル円も112円前半に押し戻された。
一方、NYダウは連日最高値を更新。原油価格も週間在庫の減少などから堅調な地合いが続きリスクオンの動きが広がった。また、カナダが政策金利を米国に続いて引き上げるなど世界的な低金利時代の転換を示す先駆けとなった。この動きを受けクロス円全般に買いが進行。特に資源国通貨に対する円売りの動きが目立つ。
今週は日銀政策会合やECB理事会が開かれることからクロス円を中心とした円売りの動きがさらに高まる可能性が高いとみる。
日銀政策会合では今後も異次元緩和の継続が示されるとみられるなかで、ECB理事会ではQE縮小に向けたスケジュールを9月の理事会で検討するとの内容が示されそうだ。
他の各国中銀も緩和政策の転換に動き始めればドルが売られやすい地合いとなる一方、日銀だけが緩和政策の継続を示すことで円売りの動きも同時に強まる。
結果的にドル円の上値も限定的となることから、買いを入れるのであればクロス円の方がパフォーマンスは高くなる。
特に、ここにきて豪ドルやカナダドル、ランドなどの資源国通貨で対円での上昇が目立つと同時にポンドの買いも強まっている。
ただ、これらは急速な上昇に伴う調整の売りが強まる可能性もあり十分注意したい。
一旦下落が始まれば損切りを巻き込みながら予想外の下落幅となりやすい。
一旦ポジションを縮小して、売りが一巡したところで再度買いを入れておきたい。
今週のもう一つの注目材料としてはオバマケア修正法案の採決に注目が集まる。
過半数を得るのは難しいとされるが、もし可決されるようならトランプ政策への期待の高まりから再びドル上昇のきっかけになるので注目しておきたい。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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