ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]50%戻しで一巡か

(米ドル円日足)



東京市場では米国が北朝鮮との対話での解決を模索していることが伝わると地政学的リスクが後退。円売りの動きが強まりドル円クロス円ともに上昇。
NY市場では米小売売上高が予想を大きく上回ったことで年内利上げ観測が再び浮上しドルは全面高。ドル円は110円85銭の高値を付けた。このレベルはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ38.2%戻しのレベルであり一先ず上値が抑えられた格好だ。
市場全般に楽観的なセンチメントが漂う中で過度なドル安円高の動きの反発が入っている。
まだ、ドルショートや円ロングポジションは解消されていないとみられ一段のカバーが入る可能性が高い。地政学的リスクと米利上げ期待の後退が今回のドル円下落の背景にある。その両方の要因が後退していることから、買い戻しの勢いはまだ続くとみる。
北朝鮮リスクや米物価動向への懸念が収まったわけではないが、夏休みモードにある今の市場では予想以上に大きな値幅で動きやすい。
次の上値目途としてはフィボナッチ50%戻しとなる111円60銭付近が意識される。

ドル円予想レンジ:111円60銭(50.0%)~110円30銭

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[ポンド米ドル]失業率で一段の下落も

(ポンド米ドル日足)



東京市場では北朝鮮リスクの後退によりドルは全般に強含みで推移。ポンドは少しずつ上値の重い展開が続いていた。
その後ロンドン時間に発表された英国7月CPIは-0.1%と予想の0.0%を下回った。また、同時に発表されたコアPPIも2.4%と予想の2.5%を下回ったことでポンドの下落幅が拡大。NY市場でもこの日発表された米小売売上高が予想を上回り、ドルが全面高となりポンドはこの日の安値となる1.2846まで下落した。しかし、このレベルは一目の雲の下限で、フィボナッチ61.8%戻しのレベルということもあり下げ止まりを見せた。
しかし、ここまで下げてもほとんど買い戻しの動きは見られず安値圏での引けとなったことから、まだ売り圧力は強いとみてよいだろう。
本日発表される英国7月失業率で予想を下回るようであれば一段下値を探る展開が予想される。
次の下値目途としては7月12日に付けた安値であり雲の下限でもある1.28付近が意識される。

ポンドドル予想レンジ:1.2900~1.2800(雲の下限、7月12日安値)

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[豪ドル米ドル]ドル高が豪ドルの重し

(豪ドル米ドル日足)



昨日公表されたRBA議事要旨の「最近のデータはGDP成長の増大を示唆」「対ドルを軸に豪ドルは上昇した」などの内容で豪ドルは上昇。しかし、その後は米ドルの上昇が強まると豪ドルは下落に転じた。結局、ここにきて豪ドルは豪ドル自体の下落というよりも米ドル主導の動きといえそうだ。
一先ずボリンジャーバンドの下限0.78の手前で下げ止まりを見せたものの、米長期金利が上昇しドル買いの動きがまだ継続。
まだ豪ドルロングポジションは残る中で0.78ドルを割り込むようならフィボナッチ61.8%戻しの0.7740付近が次のサポートになる。このレベルは今年2月と3月にダブルトップを形成したレベルでもあり強いサポートとして意識される。

豪ドルドル予想レンジ:0.7840~0.7740(61.8%)

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[全般]リスク回避の後退と米利上げ期待

北朝鮮との緊張が一部後退したことでリスク回避の後退から円売りが強まると同時に、米経済指標の改善で利上げ期待が高まる中、ドル円は110円後半に上昇。ドル安円高の流れがこれで終了したのか。
東京市場ではティラーソン国務長官やマティス国防長官が連名で北朝鮮との対話の可能性を示したことで過度な緊張感が後退。リスク回避の後退により円売りの動きが強まりドル円は反発。クロス円も全般に買い戻しの動きが入るなど円は全面安。
欧州市場に入り、英国経済指標の悪化からポンドなどに対して売りが強まるとドルは全般に買い戻しの動きが強まった。
NY市場では注目の米小売売上高が0.6%と予想の0.3%を上回った。また、前月分も-0.2%から0.3%に上方修正されるなど好調な結果となった。これを受け年内利上げ期待が再び高まり長期金利が上昇。ドルは全面高となりドル円も110円後半まで上昇。
一方、NY株式市場は利上げ観測への警戒感から軟調な地合いで始まるとリスク回避の円買いの動きが強まった。
先週から高まった北朝鮮リスクによる過度なドル売り円高の動きに対する巻き戻しとみてよいだろう。また、ドル下落のもう一つの要因である年内利上げ観測の後退も、今回の小売売上高で再び期待が高まった。
北朝鮮リスクはまだ終わったわけではなく、今後も緊張が続くものであり過度に反応し過ぎた調整とみる。また、米国小売売上高は改善されたものの物価動向は依然として低く、年内利上げに関しては不確実性が高い。
結果的に今の動きを見ると調整の域を脱していないことから、ポジション調整が一巡すれば再びドル売りの動きが強まりかねない。
しかし、地政学的な緊張感というものはそれ程長くは続くものではなく、実際に核戦争が始まるとの市場の見方はほとんど見られない。
市場の楽観的なセンチメントが依然として漂う中で好材料に対して反応しやすい状況は継続。今日のNY時間に公開されるFOMC議事要旨では利上げに慎重な姿勢が示されるとみられている。
それだけに、タカ派的な内容が少しでも示されるようなら一段のドル買いが進みやすい。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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