ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-09

[米ドル円]過度なリスク回避の反動

(米ドル円日足)



9日に北朝鮮の挑発行為がみられなかったことで、ドル円は先週末にかけて過度な円買いドル売りの反動が一気に現れた。東京市場でドル円は108円台に押し戻されて始まったものの、依然として北への警戒感が残る中で108円ミドル付近では売りを出す動きも見られた。大企業製造業想定レートを108円ミドルに設定しているということもあり、売りが並んだ模様。しかし、欧米市場では更に円売りの動きが強まると、目先のショートが断続的に炙り出された。NY市場では株式市場や長期金利が上昇しドル高も加わりドル円は109円ミドル付近まで押し戻された。このレベルはボリンジャーバンドの中心線も位置することから一旦は上値が抑えられた。ドル円のショートは依然として根強く残っており今日の国連安全保障理事会の採決次第では一時的な下押しがあったとしても再度買い戻しの動きが強まるとみている。
上値目途としては9月3日の北朝鮮核実験後の週明け東京市場で始まったレベルである110円付近。このレベルはフィボナッチ38.2%にも相当することから意識される。

ドル円予想レンジ:110円05銭(38.2%)~108円80銭

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[ユーロ米ドル]ドル高でダブルトップ意識

(ユーロ米ドル4時間足)



週明け東京市場では北朝鮮の脅威がいったん後退しドル買いが先行したことでユーロも上値の重い展開で始まった。ただ、1.2ドル台はかろうじてキープしたものの欧州市場に入ると米長期金利の上昇などからドル買い戻しの動きが強まりユーロの売り圧力が強まった。結局NYの引けにかけても売りは止まらず終値ベースで1.2ドルを割り込み1.19ミドルで引けている。
昨日はECBメルシュ専務理事が「物価上昇の伸び悩みは賃金の上昇圧力が不足」と発言。また、クーレ理事の「ECBの緩和政策は長期的に続く可能性がありユーロ高の負の影響は限定的」との発言などがユーロの上値を抑えた。
中長期的な上昇トレンドに変化はないとみるが、目先ドルの買い戻しが強まる中でユーロは対ドルだけではなく対カナダドルなどでも売りが続くとみる。
短期的に1.2ドル付近では戻り売りスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1990~1.1870(50.0%)

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[カナダドル円]リスクオフで上昇継続

(カナダドル円週足)



先週のBOC会合で予想外に利上げへ踏み切ったことからカナダドル買いが一気に進み89円71銭まで上昇。
ただ、先週末には北朝鮮の脅威により円買いの動きが強まったことで88円56銭まで下落して引けた。しかし、北朝鮮の挑発的行為は見られず東京市場では再び買いからスタート。欧米市場にかけては殆ど戻しもなく上昇が続き90円36銭の高値を付けて引けている。
一部ではユーロカナダの売りがカナダドル買いを更に押し上げたとの観測も見られる。
米国の年内利上げ観測が後退する中で、ユーロ高への牽制的な動きも見られカナダドルに市場の注目が集まりやすい。
北朝鮮や米国ハリケーンリスクが後退する中でカナダドルは今年最高値を更に更新する動きが続くとみる。上値目途としては2014年12月に付けた高値106円50銭から昨年11月に付けた安値74円80銭の半値戻しとなる90円70銭付近が意識される。

カナダ円予想レンジ:90円70銭(50.0%)~90円00銭

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[全般]北朝鮮の挑発見られず円全面安

9月9日の北朝鮮建国記念日は挑発的行動がみられなかったことから週明け東京市場ではこれまでの円高ドル安の反動からドル円は反発して始まった。
北朝鮮は毎年建国記念日に核実験やミサイル発射などの挑発的行為を実施したが、今回は既にそれらを実施していたこともあったのだろう。結果的に円や対ドルだけではなく他の主要通貨に対しても全面安となった。日経平均株価も大きく反発し欧州市場でも株価は全面高。これまで売られ過ぎたドルや株の買い戻しが一斉に強まった。
NY市場でも株式市場は三指数ともに大幅高となり米長期債利回りも急上昇。北朝鮮の影響が後退したことに加えハリケーン「イルマ」の被害が当初予想されたものを下回るとの見方が株価を押し上げた。また、原油価格も上昇するなどリスクオンの動きが円売りを促し、ドル円は109円ミドル付近まで買い戻された。
過度に悲観的な見方から一転して市場のセンチメントは楽観的な見方が広がり、安全資産からリスク資産へと資金が戻り始めている。
今日の東京時間には国連安全保障理事会による追加制裁決議の採決が行われる。これにより、北朝鮮が敵対的行為に出るのではといった警戒感が依然として燻る。しかし、核実験や大陸間弾道ミサイルを成功したとみられることもあり、核戦争という最悪の事態が生じる可能性もある。各国慎重な対応が予想されることから目先は寧ろ円売り戻しの動きが更に強まるとみている。
本日の国連採決後は更にドル高円安の動きが強まる可能性が高いとみて、流れに乗ってみる。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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