ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-02

[米ドル円]米長期金利上昇とドル高

(米ドル円2時間足)


東京時間に行われたトランプ大統領の一般教書演説では大衆受けする内容となり市場の懸念は後退。円安の動きが強まり一時109円台に乗せる場面も見られたがすぐに押し戻されるなど上値の重さが確認された格好だ。日銀の買い入れオペは増額されたものの市場のテーパリングへの思惑が燻る中で市場の反応は限定的となった。
NY市場ではADP雇用統計が予想を上回った事やFOMC会合でタカ派的な内容が示されるとの見方から米長期金利が上昇。ドル全面高の中でドル円は東京時間に付けた高値109円09銭を上抜け109円43銭まで買われた。
FOMC会合で利上げが示唆されたことからドル円はこの日の高値となる109円45銭まで上昇したが既に市場で織り込まれていたことから利食い売りにより109円付近に押し戻された。
米長期金利とドルとの連動制がここにきて徐々に復活する兆しも見え始めている。108円の底堅さが確認された後だけにそろそろドル円も上値を試す展開を予想する。
イベントリスクも後退したことから108円台では押し目買いスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ:109円70銭(50%)~108円90銭

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[ユーロ米ドル]高値もみ合いから調整売り

(ユーロ米ドル2時間足)


昨日の欧州時間に発表されたユーロ圏1月消費者物価指数は1.3%と予想の1.2%を上回った。しかしユーロ買いは見られず寧ろ利食い売りが散見。その後は買いが強まり1.2475まで買われたもののFOMC会合を前に米長期金利の上昇が加速しドル全面高となりユーロは1.2387まで下落。FOMC会合後にやや買い戻しがみられたものの上値は限定的となった。
好調な欧州景気を背景に早期利上げ期待からのユーロ買いもそろそろ一服感が見え始めている。
高値圏でのもみ合いが長く続くようならこれまでの上昇への反発が出始めることになるだろう。
一先ず天井を付けたとみて昨日の高値近辺である1.2475の手前では戻り売りを狙っていきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.2450~ 1.2310(68.2%)

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[カナダドル円]円安の流れに乗る

(カナダドル円日足)


昨日のNY時間に発表されたカナダ11月GDPは0.4%と予想通りではあったが前月の0.0%から大きく上昇。同時に発表された鉱工業製品価格や原料価格指数も予想よりもよい結果を示すなど好調なカナダ経済が示されるものとなった。
NAFTA交渉は長期化する様相を呈しているものの既にカナダドルの売り材料としては織り込まれている。
円安の流れが今後継続するとみており上昇トレンドに乗って押し目買いスタンスで臨みたい。
フィボナッチ38.2%戻しの89円20銭付近にはボリンジャーバンドの中心線が位置しており、一先ずこのレベルでは利食い売りを出しておきたい。

カナダ円予想レンジ:89円20銭(38.2%、BB)~88円40銭

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[全般]イベント終了で円安

トランプ大統領の一般教書演説やFOMC会合はほぼ予想通りの内容となったことでイベントリスク終了による円安の動きが強まった。
昨日の東京時間に行われたトランプ大統領の一般教書演説ではこれまでの強硬な内容は抑えられ優等生的な穏やかなものとなった。懸念された貿易不均衡に対する中国などへの具体策は示されなかった。また、移民政策に関しても歩み寄りを見せるなど民主党への融和姿勢を打ち出したことで今後の予算案などへの懸念が低下することになりそうだ。
ほぼ予想通りの内容ではあったもののドル円は109円手前まで上昇した。
NY市場では1月ADP雇用統計が23.4万人と予想の18万人を大きく上回り4カ月連続で20万人を超える好調な結果となった。今週末の雇用統計への期待の高まりもありNY株式市場は上昇。
イエレン氏が議長最後となる注目のFOMC会合では「経済状況はFF金利の更なる緩やかな引き上げを正当化すると予想」「前年比ペースのインフレは今年上昇し中期的に2%付近で安定する」とし、前回の「短期的には2%を下回る」を削除したことで次回の会合で利上げの可能性が高まったことからドルは上昇。ドル円はこの日の高値となる109円45銭まで買われたがすぐに押し戻された。会合前からタカ派的な内容を先取りする形で米長期金利が上昇していたことから結果後は利食い売りに押された格好だ。
一方、利上げ期待が高まる中でNY株式市場は3指数ともに上昇するなど、金利との連動性は依然として低い。
長期金利の上昇によるドル買いの動きは依然として鈍いものの徐々に為替市場に反応し始めている。
今後長期金利の上昇がドル買いに動く中で懸念されるのは株価の下落から円高が進むというものだ。しかし、株価が上昇する中でも円高が進んだことから、今後株価が下落して寧ろ円安に反応する可能性もある。
一般教書演説には貿易不均衡による円高圧力は見られなかったこと。FOMC会合では予想通り年内に少なくとも3回の利上げが実施されるとの見方が確認されたことから円安に動きやすくなりそうだ。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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