ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-03

[米ドル円]ドル安政策への不安

(米ドル円日足)


米経済指標が好調な地合いを示したことやパウエルFRB議長発言でドル円は一時107円20銭まで上昇。このまま堅調な地合いが続くかと思われたドル円はトランプ大統領の保護主義的な発言で一気に下落に転じた。アルミや鉄鋼への追加課税を示したことで今後貿易赤字国の日本に対しても圧力がかけられるとの思惑が広がった。
トランプ大統領は先日の経済報告で為替の調整を示唆したこともあり、今後日本に対しても円高を促す姿勢が示されるとの見方がドル円の上値を抑える。
先月の安値105円55銭にはボリンジャーバンドの下限も位置するなど意識されている。もしこのレベルをクリアに下回るようなら一気に105円を割り込むリスクも燻る。
反対に105円台での買いの強さが確認されるようならダブルボトムとして当面の底になる可能性も高い。
今日のNY市場の動向を見極めるまではドル買いは控えておきたい。

ドル円予想レンジ:106円80銭~105円55銭(2月16日安値)

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[ユーロ米ドル]辛うじてネックラインから反発

(ユーロ米ドル日足)


ユーロドルはダブルトップのネックラインとなる1.2150ドル付近で辛うじて下げ止まりユーロは反発に転じた。
昨日のNY市場で発表された米経済指標が好調な結果を示したことでドル高が進む中、ユーロドルはネックラインとして意識された1.2155ドル付近に下落。しかし、トランプ大統領の追加課税を機に一気にドル安が進むとユーロは一転して上昇。1.2272ドルまで100ポイント余り上昇して高値引けとなった。
一先ず首の皮一枚でユーロは下げ止まったもののまだ予断を許さない。
3月4日にはイタリアの総選挙やドイツの連立が成立するかどうかを決めるSPD党員の投票結果が示される。
イベントリスクによるユーロ売り圧力が再び強まる可能性もあり上値も限定的とみる。
昨日のユーロ上昇は目先のショートカバーを誘発したものであり、戻り売りの動きには注意したい。

ユーロドル予想レンジ: 1.2350~1.2170(BB下限)

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[豪ドル円]底値に近づく

(豪ドル円週足)


東京市場では日経平均株価の下落もありリスク回避の豪ドル売り円買いが強まり豪ドル円は82円30銭まで下落。その後は買い戻しも入ったが上値の重い展開が続いた。
NY市場では好調な米経済指標の結果を受け株価上昇に伴い豪ドル円は83円18銭まで上昇。一先ず下落リスクは後退したとの見方も広がった。
しかし、その後トランプ大統領の保護主義政策が示されたことから株価が急落するとリスクオフが高まり豪ドル円は損切りを巻き込みながら82円13銭まで下落。上下に激しい動きとなった。
81円ミドルは昨年の豪ドル円の安値でもあり、半値戻しのレベルであって強いサポートとして意識される。
一先ず今回の下落も底値に近付いているとみることができ、そろそろ買いの準備をしておきたい。

豪ドル円予想レンジ:83円00銭~81円50銭(17年安値、50.0%)

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[全般]保護主義台頭で円高ドル安

好調な米経済指標に対してトランプ大統領が保護主義を前面に打ち出したことで株価が急落。米長期金利も急低下するなどリスクオフの円高とドル安でドル円は高値から1円近く下落した。
昨日の東京市場ではNY株価の下落に伴い日経平均株価も下落して始まったもののドル円への影響は見られず堅調な地合いが続いた。
欧州市場も落ち着いた動きで始まるとドルは小動きながらも底堅い動きが継続。
NY時間に発表された米1月PCEコア・デフレーターは予想通り0.3%と物価の上向き基調が確認された。また、米2月ISM製造業景況指数は予想の58.7を大きく上回る60.8となった。
また、パウエル新FRB議長が「決定的な賃金上昇を示す証拠は見当たらない」と発言したことからNY株式市場は堅調なスタートとなりドル円は一時107円20銭まで上昇。このまま株高ドル高円安の動きが継続するかと思われた。
しかし、その後トランプ大統領が「鉄鋼に25%、アルミに10%の追加課税を賦課する」と発言したことで株価が急落。米長期金利も2.8%を割り込む場面も見られドル安円高の動きが強まりドル円は106円前半に下落しそのまま安値引けとなった。
トランプ大統領が保護主義的な政策を打ち出したことで市場は貿易摩擦に対する警戒感が一気に強まった。中国や韓国だけではなく日本に対する圧力が高まるとの見方も広がった。
今後トランプ大統領はドル安容認姿勢を強めるとの見方もありドル円は上値の重い展開が予想される。
ただ、強い米経済を背景に株価の下落は一時的なものとみられるだけに今回の混乱も同様であろう。
2月初旬に起きた株価急落が回復しつつある病み上がりの状態の中での発言ということもあり過度に反応したとみる。
今後ドル安円高がさらに進むかは今日のNY市場のセンチメントを見極める必要がありそうだ。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
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