ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-04

[米ドル円]地政学的リスク後退で円安の流れ再び

(米ドル円日足)

USD_JPY_20180413_hiashi.jpg

過度なシリア情勢への懸念が後退したことやトランプ大統領がTPP復帰を検討し始めたことで市場全体に安心感が広がり日米欧株式市場の上昇が加速。リスクオンの動きから円が売られやすい状況が続いた。また、米長期金利も上昇幅を拡大したことでドル高の動きが重なりドル円はNY時間に107円43銭まで上昇。4月5日に付けた高値107円50銭が意識された格好だ。
前日のFOMC議事要旨では米中貿易摩擦への懸念がみられたものの数人が利上げペースはやや加速するのが適切との見方を示した。市場の落ち着きが戻る中で再びドル高の動きが強まるとみる。
円安とドル高双方が進む中でドル円はフィボナッチ38.2%戻しでありボリンジャーバンドの上限の位置する107円90銭付近を試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:107円90銭(BB上限、38.2%)~106円90銭

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[ユーロ米ドル]欧州経済指標とECB議事要旨でユーロ軟調

(ユーロ米ドル4時間足)


昨日の欧州時間に発表されたユーロ圏2月鉱工業生産(前年比)が2.9%と予想の3.5%を大きく下回ったことでユーロが下落。それまでユーロは底堅い動きが続いていただけに失望売りを誘った。また、その後公開されたECB議事要旨で「緩和バイアスの削除は誤解されるべきではない」「インフレが持続的だとの証拠は不十分だと幅広く合意」などの文言もユーロ売りを促した。
米長期金利も上昇幅を拡大する中で一段のユーロ売りが予想される。ただ、ユーロドルは1.23ドル割れに失敗したことから買い戻しの動きも見られた。
1.25ドルから1.22ドルのレンジを抜けるほどの勢いはなく、1.23ドル割れ近辺では買いを入れてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.2370~1.2280(61.8%)

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[カナダドル円]NAFTA交渉への期待

(カナダドル円日足)


欧州市場で84円70銭の安値を付けたカナダ円はその後シリアを巡る地政学的リスクの後退から円が下落したことで上昇に転じた。
NY株式市場が三指数ともに大幅上昇で始まるとカナダ円は損切りを巻き込みながらこの日の高値となる83円31銭まで上昇。
トランプ大統領が「NAFTA合意のタイムラインはない」としながら、「合意にかなり近づいている」と発言したこともカナダドル買いに安心感を与えた。
4月に入りカナダ円の底値は切り上がってきており一段の上昇が見込める。
ボリンジャーバンドの上限が位置する85円80銭付近からフィボナッチ50.0%戻しとなる86円付近が一先ず上値目途となることから一旦は売りを出しておきたい。

カナダ円予想レンジ:85円80銭(BB上限)~85円00銭

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[全般]シリア情勢懸念後退で円安進行

懸念されたシリア情勢も徐々に和らぎ、米国のTPP復帰期待などから市場全体にリスク回避の動きが後退。世界的に株式市場が上昇する中で円安ドル高の動きが進行している。
昨日の東京市場ではトランプ大統領がシリアへの軍事行動を示唆したことで地政学的リスクが高まり円高傾向が継続。一方、FRBの利上げペースが加速するとの見方もありドルは全般に底堅い動きがみられたことでドル円は106円ミドルで下げ止まった。
欧州市場ではユーロ圏経済指標の悪化を受けユーロが売られると全般にドル買いの動きが強まった。また、トランプ大統領が「シリア攻撃は間もなくかもしれないし、全くそうではないかもしれない」と発言。一時の過激な発言がみられなかったことや、ロシア報道官が「シリアを巡る偶発的な衝突を回避するために米国とのホットラインを双方が使用している」と発表したことから地政学的リスクが後退し欧米株式市場が大きく上昇。リスク回避の動きが後退しドル円クロス円ともに上昇。
また、就任当時TPP離脱を表明していたトランプ大統領は「クドローNEC委員長にTPP復帰の検討を指示した」との報道も好感。全般にリスクオンムードが広がる中で米長期金利も上昇。ドル高円安の動きが強まった。
依然としてシリア情勢への懸念は残る中、一時の緊迫した状況から脱したことで円は売られやすい状況が今日も継続するとみる。
市場が落ち着けば再び株や債券、そして為替との連動性が戻り、日米金融政策の違いによるドル高円安の動きが強まる。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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